2018年07月04日

新潮社の装丁展 新潮社記念文学館

昨日、春から行かねば、と思っていた角館の新潮記念文学館の「新潮社の装丁」展へ行ってきました。
DSC02965_blog.jpg

思い立ったらすぐ行けばいいものを、購入したばかりのワンピースを着て行きたい、などという余計な希望を付加したがために会期ぎりぎりのお出かけになりました。(注・実に風通しのよい布地のワンピースのため27℃以上で着用しないと寒い)。6月後半に気温が上がり始め、そろそろかとスケジュールと相談し始めると次々にやってくる仕事の波、用事の波、急激な高温、暑さ疲れ等々。結局、実行予定を3回見送って、暑いし初めていく場所だし角館遠いし、と日ごとに重くなる腰に、応援要請した友人に渇を入れて貰ってようやく出発!!

駐車場の入り口が分からなくて歩道の方に車の頭を入れてしまい、後続車をやり過ごしてからバック、バック〜。武家屋敷通りから少し外れた場所かつメインの道路から奥に入ったところにあるので閑静です。
DSC02969_blog.jpg

たぶん、撮影スポットと思われる「雪国」。
DSC02966_blog.jpg

建物の道路を挟んだ向かい側。しだれ桜の葉がふさふさで、枝が近い分、風が吹くと葉ずれの音が大きく聞こえます。日本人的涼の空間。
DSC02964_blog.jpg

ちなみにこのしだれ桜の枝の向こうには西宮家があります。武家屋敷の母屋や蔵を利用したレストランやショップがあるので、ついでにひょいとのぞきに行けます。
DSC02967_blog.jpg

さて、「装丁」展。もう会期も終わりに近いからか、ほとんど無人だったので、舐めるように2時間近く堪能してきました。展示品は大正時代頃の文豪・文士と呼ばれる方々のものがほとんど、昭和・平成のものがちょろっと。クロス張り、型押し、天金、書袋つきの本。布には字が印刷できないので型押しで、など作業過程の可不可の結果であったりもするようですが豪華!!サテン生地装丁の古い文庫など触ってみたくてくらくらしました。そういえば小学生の頃、家の押し入れから半分腐食した少年少女世界名作文学全集というのを発掘して喜んだ記憶があるのですが、あれもクロス貼り、そして新潮社でした。新潮社は翻訳文学に力を入れてきたとのことで納得しました。

装画が入った本になると、竹久夢二、岡本太郎、バーナード・リーチとこちらもそうそうたる面々。そして現代の本になると様々な紙質の差、製造終了と共に失われた紙、布。技術を駆使して専用に工夫された紙など、前の時代とはまた異なった側面を持つ装丁になってきたようです。ひととおり見終わったら、足を休めつつYonda?パンダのコマ撮りミニ映画を観賞。今はキュンタですがパンダの方が欲しいグッズ盛りだくさんだったなあ。

さて、こちらの文学館、総合情報センターという名前の建物に併設されているのですが同じ建物内に図書館が入っていました。昔、利用していた角館庁舎近くの図書館が今は更地になっていて、一体どこに行ってしまったものやらと思っていたら、こんなところに!!そして新潮社の本が充実しているのも垂涎ものでした。クレストブック専用の棚がある〜。いいな〜。でも借りたら返しにこなくちゃいけないからな〜。

涼しい館内にいるうちに気温はぐんぐん上って35℃になりました。負けずにちょっと出歩いて、気になっていた果物屋さんのパフェを偵察(という名のご褒美。重い腰を上げたから)。
KIMG0210.JPG

その後は文学館で書いた絵ハガキを出しに郵便局まで歩き、通りをぐるっと一周して道端の安藤醸造さんの仕込み水をいただいて帰宅することに。
DSC02970_blog.jpg

かなり久しぶりの角館でしたが、知っている以前の姿と比べると町民向け商売店がぐんと減って、観光客向けのお店や標識が随分増えた感じがしました。あちらこちらと歩きまわらなくても狭いエリアで散策できるような。町民の方から生活より観光に向けた比重が大きくなっていると耳にしたことはあるので、いいか悪いかが立場によって変わるのだとは思いますが、昨日は観光的立場が大きかったので充実したお休みになりました。

「新潮社の装丁展」は7月8日までです。興味ある方はお早めに。

余談ですが、私の角館のイメージはこんな感じです。家屋とうっそうとした木々に囲まれた隠れ家的な雰囲気。横手はとにかく広々としたイメージなので真逆だな〜。
DSC02968_blog.jpg





posted by UH.Komatsu at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | クマのお出かけレポート