2019年07月24日

蕎麦猪口と片口と

気温は高いけれど、湿度が低いからしんどさがない〜♪と喜んでいた日々も束の間、例年どおり高温多湿の日々が続くようになりました。空気が重い、体が重い、やる気が蒸発していく音が聞こえてくるようです。ゆるりとを信条に、でも踏ん張って頑張りたい日本の夏。

先日店頭に出たつけ麺鉢の相棒として、蕎麦猪口がわずかな数ですが並びました。
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ぐい呑みにぴったりだ(←?)と言われる通常の形のものに加え
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取っ手付きのものも。こちらは、「湯呑形のものが、よく、すとーんと手の中から落ちていく」というご年配の方々からの要望に応えたモノ。滑り止めを飛び越して取っ手をつけちゃいました。この形、マグカップとしても使えます。
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さらに、釉薬の色が定番ではないがため、完成まで数年待っていただいていた片口もようやく完成しました。検品のため並べてみるとなかなか壮観です。
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出撃命令待ち精鋭カブトムシ部隊のよう。かっこいい!!(←?)
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必要数は梱包してしまいましたが、お店分2個が店頭に並びました。スダチを浮かべた素麺など似合いそう。口が付いているので余分な水分も捨てられます。うちでは空豆やインゲン豆など緑色の料理を盛り付けることが多い釉の色です。青色だと、いまいちマッチしない醤油煮系の色も映えるので、寒い時期は肉団子や肉じゃが、サトイモ煮などをピラミッド状に盛りつけたり。

入社当時は、片口を見て「なんじゃこりゃ?」と思ったものですが、実際使ってみると「こやつ、できる」的に片口好きになりつつあるこの頃です。

しっかり食べて、暑い夏、乗りきりましょう。



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2019年07月15日

野(やぶ?)カンゾウ収穫

夏っぽい明るさの日が多い今年の梅雨、どうやら空梅雨らしい、水不足の懸念される秋田、楢岡陶苑です。テントウムシは数日かけて無事、脱皮を終え、脱いだ殻だけ向日葵の葉に残して姿を消しました。時間をかけてゆっくりゆっくりバックしながらの脱皮、こちらもかかった日数分、存分に観察させてもらいました。
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さて、成長を見守らねばと思っていた駐車場一角の野(やぶ?)カンゾウ。ここ数日、釉かけ作業だの窯づめだのしているうちに、今朝、すでに花がひとつ咲いているのに気づいてびっくりしました。見ているようで見ていないものですね。蕾を茹でて食べるとアスパラガスの似た味がしておいしいので、大きくなり過ぎない採り時を楽しみに測っていたはずなのに。
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それでもまだ食べられそうな蕾があったので収穫して来ました。蕾の根元をひねると、ぽきぽきと気持ちよく折れます。けっこう大量。
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年々、少しずつ本数が増えてきたので、今年はもう二回くらいは収穫できそうです。今度こそちゃんと蕾の成長っぷりを観察しておかねば。
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余談ですが、最近、漫画や小説を読むと「目かっぽじってよく見てこい」という表現を目にすることが意外と増えてきました。「耳かっぽじって目見開いて」が、ヘンなふうに抜け落ちてそういう表現になったのだと思いますが、見つけるたびに、目かっぽじったら失明するから、と地味につっこみを入れています。こうしてまちがった表現が広まっていくんだろうなあ。すでに校正すり抜けるまで広がっているのかなあ。目にするたび、「あ、また」と気になってしかたないこの頃です。


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2019年07月07日

野カンゾウ

雨少なめの今年の梅雨、本日も夏っぽい明るさの中、気温がぐんぐん上がっています。駐車場脇の草むらでは、ひまわりの、ドクダミの、その他色々の葉の上でテントウムシが一斉に羽化(脱皮?)中です。見えにくいですが、お尻側3分の1ぐらいまで進んだところ。
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道路側では、いつのまにか野カンゾウの茎がしゃっきり伸びて蕾が成長の途中です。春先の新芽より蕾の方が好物。茹でるとアスパラに似た味がします。小さすぎてもよくないけれど、先端からオレンジ色の花びらがのぞき始めてもよくないので、食べ時をよ〜く観察しておかねば。うふふ。
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今日は七夕です。そう麺食べねば。
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2019年07月04日

梅干作り

昨夏から道路を挟んだ会社向かい側の低い地域で治水工事が行われています。数年前の豪雨で池か湖かという浸水被害があったため、川の護岸を固め土手を高くしてと、県が発注した大がかりな工事で来年3月までの長丁場。今春以降、うっそうとしていた杉林が全部伐採されてかさ上げ工事が行われていたりするので、ある日突然見慣れた風景が別物になってしまい、ぎょっとしたりしているこの頃です。この工事のため、日がな一日土砂を積んだダンプカーがひっきりなしに行きかい、舞い上がる埃の量も相当なもので、仕事を終えて帰宅する頃には車真っ白と言う日も少なくありません。
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そのため、今年の梅干作りは、こんな中干せないし〜、ガラス瓶の空きもないし〜、仕方ない、お休みにしようと6月初めからずっと思っていたのですが、梅コーナーからの誘惑に勝てず、つい一袋買っちまいました。「期間限定」には抗いがたいですね…。夏っぽくなってきて料理用梅干の消費がぐんと増えたため、来年までの在庫が不安になったと言うのも一因ではありますが。毎年、梅干用に使っていた瓶には、去年の梅酢が大量に入っていて(←大量すぎてデキャンティングどころではナイ)使えないため、今年はジップロック梅干に初挑戦することに。
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特大サイズのジップロックに梅1キロを入れて焼酎、酢を少々と塩をば。梅干作り初年に買ったままなかなか減らないシママースをベースに、中途半端に残っていた海人の藻塩と、シーソルト(結晶)とピンクソルトも少し混ぜてみました。本当は粗塩が梅に絡みやすくていいそうですが、好奇心に勝てず…。私が参考にした説明では、ビニール袋を敷いた段ボール箱に梅ジップロックを寝かせるとありましたが、コレ、漏れ防止だなと思ったので、うちで一番大きい鍋を使うことにしました。その昔、当時よく1個98円で売られていたマグロカマを煮るために買ったものですが、マグロカマが出回らなくなり、大きすぎて熱がまわりにムラがあるので、昨今は蒸し鍋化している鍋、使い道あってよかった。念のため、梅酢が漏れ出ないように袋の口は上を向けてマスキングテープで鍋に固定しました。重しには、お皿をひっくり返した上に水を入れたペットボトルをのせて初動終了です。ここから日々、梅のコンディションを整えていく梅仕事の始まり、始まり。
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ジップロックでの梅干作りは失敗が少ない、いやガラス瓶よりコンディション調整が難しいだの、さすがは日本の風物詩とよばれるだけはあると実感する量の梅干情報がネットにもレシピ本にも溢れています。見れば見るほど正反対の意見もずらずら出てくるので、あまり情報を探さずに、基本の手順を押さえてこまめに梅の様子を見て行けばいいかなと思っています。

「干し」に関しては、ガラス瓶に積めたまま干せばいいという意見もあれば、晩秋まで干しても大丈夫という意見もあるので、あまり焦らずに。工事がお休みになるお盆期間が狙い目かな〜と、ゆるーく思っています。晴れるといいなあ。

*1昼夜置いたら、梅酢がたっぷり出てきました。去年までのガラス瓶+塩袋または水袋よりあがりがいいようです。ピンクソルトミネラル分が唐辛子粉のように浮遊してました。
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posted by UH.Komatsu at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | わくわくするもの