2019年09月26日

窯出し 窯出し 霜柱的大皿

寒暖の差が激しいここ数日です。

本日は窯出し日。工房内はひんやりとしていましたが、窯だけはほっかほか。窯内温度160度まで冷めたので、窯の扉を全開にすると、ぱきぴきと貫入の入る音が響きます。
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このまま、もう少し冷ましてから、そろりそろりと台車を引っ張ってみる。
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台車と焼き上がった品物から熱の波が部屋中に押し寄せます。台車近くにいると汗ばむほど。

ちゃんと青く発色したのでまずはひと安心です。
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おお、寸止め!
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釉薬をたっぷりかけると流れ過ぎて棚板にくっついてしまうし、薄くかけると青く発色しないので加減が難しいところです。

注文品の大皿は、目立つ所に鉄粉の発色なく、降り物もなく、大きなヘタリもなく焼き上がりました。が、貫入の入る音が、ばぎっ!べぎっ!!とえげつないのが気にかかります。大物なので音が大きいのもあるんですが…。数日、様子を見て、深すぎる貫入がなければ注文主に完成連絡です。作りなおしになりませんように。
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ベースの釉薬の濃さで少し遊んでみた結果、面白い色合いになりました。縁の周りぐるっと霜柱的な。
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このまま、もう少し冷まして午後になったら小物の窯出しが始まります。今回の窯は4割くらい陶芸体験作品になります。子供会等々、小さめの作品が多いので仕訳がっちりがんばらないと。製品は底のヤスリかけと検品が終わり次第、店頭に並びます。



posted by UH.Komatsu at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 作業状況

2019年09月16日

線彫りぐいのみ、斜め彫り

三連休、稲刈り機の音が遠くからうなるように聞こえてくる楢岡陶苑です。原料採取のための田んぼも稲刈りが始まったので、今年も藁立て、藁焼き作業が近づいています。お店には県外の方が多く見えました。今が一番キレイな水田の眺め、堪能していただけるといいのですが。

本日のご案内は、変わり線彫りぐい呑みです。定番では彫りが上下まっすぐになりますが、今回は2〜3個斜め彫りのものが出てきました。ちょっと角度が変わっただけで雰囲気もかわる不思議。ちょっとガラスのデザインぽい雰囲気もあるようなないような。
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2019年09月12日

久しぶり 

夏と秋の気候が入り交じる気候になりました。暑さ疲れした体に忍び寄る冷え。油断禁物の体調管理の難しい時期です。暑さ寒さも彼岸までですが、あまり暑くならないといいなあ。台風被害の大きかった地域にも過ごしやすい気候の日が多くありますように。

さて、秋の夜長まではまだ少しありますが、ブッククロッシングコーナーに本を追加しました。ライトな絵画ミステリーと片づけ本。後者は、実践的な内容ではなく、「整えるのは自分自身」という思索的な内容です。片づけのモチベーションを上げたい時に。
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私の現在の読み本はこれ。
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秋に「十二国記」の新刊出るらしいよ、と友人と話していた折り、30年近く前に途中で挫折したままほってあることを漏らしたら、それは人生損してるから読んでみろ、と熱烈なおすすめをいただきました。損してるつもりはないですが幅が出るなら読まねばね。ちなみに、お酒飲みにも「飲めないなんて人生の半分以上損してる」(←なんと人生の半分以上が酒で構築されているらしい!!)と言われたな…。趣味や嗜好品て、それだけ人生に食い込んだ所に位置しているんでしょうね。

上半期は、頭が疲れていて読書がさっぱり進まなかった分、下半期になったら読みたい本が目白押しです。ガムを噛むように、じっくり読み返したい本もあるのですが、文庫がワンコインで買えなくなった昨今、冬ごもり用の本も少しずつ積んでおかないと。

冬に向けて一番気になっている刺繍の本。刺繍のデザインだけではなく、デザインの生まれた暮らしの慣習等々も掲載されているようです。
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読み代捻出頑張ろうっと。




posted by UH.Komatsu at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 本について