

強い風が吹く日は、隙間風ぴゅうぴゅうの工房は床も壁も水も粘土も冷たくて、帰る前から温かいもの食べること決定。鍋物や煮込みラーメンもよかったのですが、しばらく前から材料をそろえて機を狙っていたシェパーズパイにしました。
ラム肉をフードプロセッサで引いてミンチにしたら、人参と玉ねぎと炒めてスープストックで少し煮る。この煮るという作業がポイントだと勝手に思っています。
この上にマッシュポテトを広げます。今回は秋口に大量にいただいたジャガイモをまとめて茹でてマッシュして冷凍しておいたものを使用しました。ほんとはマッシュポテトも作り立ての方が美味しいと思いますが、それは休みの日じゃないとね。ああ、でももう少し細やかに、クリーミーな感じまで潰しておけばよかったかも。そしたら、フォークで模様が描けただろうに。そして、イモ、もうひとつふたつ分の量があってもよかったかも。
これをオーブンで20分焼くと出来上がり。
ラムひき肉と野菜を炒めて煮たスープストックがマッシュポテトにしみていい感じになります。昔、初めてシェパーズパイを食べたのはアイリッシュパブでしたが、そこで出てきたのは、そぼろのマッシュポテトのせ?的なもの。ぼろぼろぼそぼそしていて味も薄く、ふーん?と言う感じでした。現在手元にあるのはイギリス出身の方のレシピなのですが、スープストックの適度な水分があることで、マッシュポテトもフィリングも味が明確になって、羊の風味がマッシュポテトとよく合います。これは、鶏飼いでも牛飼いでも豚飼いでもなく、やっぱり羊飼いだなあとしみじみ思うほど。日本人的に、とてもご飯にあう味でもあるのですが、このジャガイモの多さだと、ここはちょっと我慢しておこう、という気持ちに。20代なら、いっちゃうと思いますが(笑)。
天気は最悪でしたが、令和初の天皇誕生日ということで、紅白餅も買ってみました。かわいい。昔、卒業式や修了式で配られた記憶のためか、お祝いの紅白餅や饅頭は気持ちが華やぎます。利休饅頭の時もあったなあ。
2個で110円というかわいいお値段でしたが、岩手の業者さんのお餅でぷにぷにでした。さすが餅の国。美味しくいただきました。
来週は、あちこちで高校の卒業式が行われます。コロナウイルスの影響なく、よい門出の日になりますように。