思い起こせばというほどの時間は経っていませんが、ほんの2〜3週間ほど前には、普段と変わらず完成した品物をあちこちに納品したというのに、現在はというと、あさってからの休業に向けての準備をしたり、作りかけの品物を急ピッチで一段落させたりと、経験したことのない方向でばたばたしています。
この2週間、新型コロナウィルスの影響で世界の様相が急速に変わりましたが、休業が明ける5月7日までの2週間でどれだけの事柄がどれだけ変わるのか、全く想像がつきません。そもそも休業が明けない場合も、もしかしたらあるわけで、成長しやすい不安の塊を抱きつつも、よい方向に向かうよう願うばかりです。
ちょうど一週間前、納品のついでに水芭蕉を見に行ってみました。今年は出店等々自粛されていますが、昭和の頃を知っている私には、そのがら〜んとした駐車場が、昔はこんなだったよなあ、と懐かしい感じがしました。
祭り中止に加え、日没間近でもあり誰もおらず。
無人の分、山の精気はこれでもかと浴びたように感じましたが、クマでも出たらどうしよう、と、だんだん不安が大きくなってきて早々に帰宅しました。その晩、緊急事態宣言を全国に拡大するというニュースが!!
ちなみに、ここに行くと毎年思うのですが、「夏の思い出」という歌に出て来る水芭蕉はいつ咲いていたものなのか?この辺では4月の中旬から下旬が見頃ですが、「夏が来れば思い出す」のつながりなので夏に咲いている?「はるかな尾瀬」と続くので、尾瀬では地形や気候の関係上もっと遅れて夏に咲くということ?
長らく一人で温めていたこの疑問を今年友人に尋ねてみたところ、見事に同じ沼にはまっていました(笑)。
「夏」というと盛夏を思い浮かべますが、歌われている夏は「初夏」なのかもしれませんね。
さて、明後日4月25日〜5月6日まで、緊急事態宣言に伴う休業要請に従い、楢岡陶苑は休業いたします。自粛生活が始まりますが、閉そく感に囚われないように生活しないと。たまに覗き見している星占いに「今は健康第一。世界が復活した時に手助けできるよう準備しておく」と言う言葉があり、なるほど〜と思いました。
準備期間!準備期間ですよ。準備に不安はつきもの、必要以上に不安を育てすぎないように乗り切りましょう。