2020年06月20日

初夏の食べ物

梅雨入りが発表されましたが、その割にはまっとうな雨の日が少なく、1日のうちに何度も激しめの雷雨が来ては通り過ぎていく、そんな日が多いなと思う今日この頃です。ちなみに本日は、台風の後か、初秋のような乾いた風が音を立てて吹いています。きっと上空の大気が不安定なんでしょうね。気圧不調をお持ちの方はどうぞ無理をなさらないよう。

さて、6月も半ばを過ぎ、端境期で品薄気味だった野菜売り場が、少しずつ初夏の野菜で充実して来ました。売り場に並ぶ面々をみて「あ!出てきた!!食べなきゃ!!!」と思うものが意外と多く、早く食べなきゃ並ばなくなる!と思う、焦りにも似た気持ちの勢いにも我ながらびっくりしています。改めて、この時期の美味しいものは出回る時期が短いんだなあと言うことに気が付きました。

この時期、一度は食べたいもの、その一。「空豆ご飯」。
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空豆と桜エビ。かき揚げにしても絶対美味しい組み合わせですが、いつもついうっかり炊き込みご飯にしてしまいます。醤油味ではない塩味の炊き込みご飯に、ああ、夏だな〜と気分が高揚します。以前は、ちゃんと空豆を下ゆでして袋を外してとやっていたのですが、最近はもう茹でただけの豆をお米の上に乗せて炊くようになりました。ちょっと固いのですが、袋付きでも家族からは、なんの文句も出ないので、それでいいということに。

この時期、一度は食べたいもの、その2。「鯛とミズとじゅんさいの鍋」。
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昔読んだエッセイの中に、「秋田のお店に並ぶ食材は律義に生産地が品名の前に付くのがおもしろいし誇りを感じる」という一文がありました。山内いものこ、鳥海なめこ、三関せり、十文字食用菊といったもののことのようです。地元住民には当たり前のことで深く考えたことなかったなあ。

この時期、冬のハタハタばりに店頭に並ぶのが男鹿の鯛。大きさと値段にびっくりさせられるのも旬の証拠。ハンガーより大きな鯛を260円で買ったことがあります。

この男鹿の鯛とミズ(うわばみ草ともいうそうですね)、じゅんさい、これらをお吸い物の味付けで土鍋にどーんと作る初夏の鍋。ミズのしゃりしゃり感にじゅんさいのつるりとした食感、塩と醤油の軽い味付けで暑くても、するりと食べられます。

この3つの食材のどれかが店頭に並んだ時点がそわそわの始まり。全部の食材がそろう日を見逃さないようにしないと。今年初は昨日食べました。薬膳カレーを作るつもりで買い物に出たのに、3つの材料が綺麗にそろっていたのであっさり変更しました。買い出しあるあるです。

昆布出汁を抽出中の傍らで、ミズの皮を、つーっとむきながら、暑さが落ち着いてくる頃にはミズのこぶがでてくるなあ、あれも時期を逃さず食べなきゃなあ、と先のことを考えていました。もしかして秋田の夏はミズに始まりミズに終わる?

夏野菜も楽しみなのですが、夏の間、毎日これでもかと食べるので、正直夏の終わりには、もう十分堪能しました、勘弁して、となります。食べるのが追いつかない野菜が畑で巨大化して大味になり、とれすぎたナスやキュウリをお裾分けに出向いている間に、玄関に他所様からのお裾分けのナス、キュウリが置いてあったりする頃の話です。

初夏の旬は、期間が短いことと自宅で収穫しにくいものが多い分、いつも以上に楽しみ度が高いのかもしれません。来週は、満を持してさくらんぼを買いに行ってきます。これもまた今も時期の恒例です。あと来週は水無月も食べないと。ひととおり食べ終わった頃に夏本番がやって来ます。


posted by UH.Komatsu at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | わくわくするもの