2020年08月26日

岡本太郎展に行きました。 〜千秋美術館

お盆勤務明けの定休日、マスクとアルコールスプレーを携えて、秋田市千秋美術館の岡本太郎展へ行ってきました。絵画はエネルギーが強すぎて向き合うことが難しい時がありますが、立体や写真等の岡本作品は好きで、一時、関連本をあれこれ手に取りました。なので、太陽の塔関連の展示に期待大!!

太陽の塔の前に、まずは絵画展示室から。以前、美術番組で見て、気になっていた「坐ることを拒否する椅子」が3つもありました。しかも、キャプションには「座ってよい」とのこと。これは座ってみなければいけませんね。

↓椅子です。
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歯のように見えるのは、なんとゼーゲルコーンです。斬新な使い方!!
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いざ!と思ったものの、他の作品観賞中の方々が誰ひとりとして座らないので、一応、監視員の方に確認してから(←チキン…)、気持ちを強く持って座ってみました。瞬時にして、え!!という空気が流れて、ざざっと距離をあけられましたね、続いて座ってみる人も出ず…。この椅子、顔面に座るということで腰かける気持ちに躊躇が生まれるのだそうですが、周りの空気と視線の方がよっぽど拒否感がありました。座っていいって書いてあるのに!!せっかくの機会なのに!!周りの反応はどうあれ、私自身は生きているうちにやってみたいことのひとつを達成したので満足しました。3つ、全部座りましたよ!!

いよいよ、太陽の塔ゾーンへ。大阪万博の頃、私はまだ生まれていなかったのですが、二年ほど前に塔内部の修復番組を見てから興味津々です。
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塔内部「生命の樹」の説明展示。コレ、小学生の時見てたら、ガラクタ集めて夏休みの工作宿題にしてただろうなあ。
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興味深かったのは「祈り」の空間。
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「地底の太陽」を取り囲む世界各地の民俗信仰(と思われる)面や偶像の数々。太郎さんがあちこちで目にしてきた色々がアウトプットされたんだろうなあ。向かって太陽右手付近にナマハゲの面もありました。東北旅行の折の体験の結実でしょうか。実際の万博会場においては、踏み込むのに少し勇気がいる空間だったのかもしれませんが、人の祈りの対象としての太陽の偉大さ、そして祈りに使う媒体はそれぞれあれど、祈る内容はあまり違いはないんだろうなあと思えました。

一番謎だったのは、万博後、コレが行方不明ということ。こんな大きいもの、どうしたら行方不明になるんでしょう。埋め立てられたいう説もあるようですが、それが本当だったら、ある意味、日本人スゴイ…。
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出口付近にあった赤い手。くぼみに餌まいて鳥を呼びたくなります。
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展示スペース的には普段よりも、こじんまりした印象でしたが内容は濃密でした。ああ、面白かった。また別の作品がきてくれるといいな。そして、椅子に座ったので次の目標は、実際に太陽の塔の内部を観に行くことに更新されました。

これから展示を観に行かれる方は、ぜひ「坐ることを拒否する椅子」に座ってみてくださいね。

posted by UH.Komatsu at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | クマのお出かけレポート

2020年08月17日

8月も後半に

おはようございます。梅雨明けしないまま、お盆を迎え、8月も後半に入った本日は明け方から、ざあーっと音を立てて雨が降り始め、出勤時にはすでに農業用水がなみなみとした水位になっていました。玉川はまだそんなに水量が増えた感じでありませんでしたが、雄物川は濁流で水位も上昇しているようです。何事もありませんように。

会社到着時は滝の様な雨で、朝から濡れるのかとげんなりしていましたが、現在はだいぶ小降りになってきました。
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西の方の危険な暑さに対して、こちらは健康を害する高湿度。外湿が高くて体調も崩れやすいこの頃ですが、それ以上にカビ!先日、定期健診で行った病院でも、カビとカビの胞子に注意を促されました。食べ物にカビが生えるのも危険ですが、カビの胞子を吸いこんで呼吸系のトラブルが増えているそうです。

会社内でも、びっくりするような場所にカビが発生していて、見つけ次第、消毒、除去作業に追われています。バケツ持ちあげたら底の形に床にカビとか、段ボール箱よけたら箱と壁にカビとか、普段使っていない北側の部屋の床がふわふわとか。作陶に使う板も粘土がついているとカビが出やすいので、せっせと洗って干して除菌して、枚数が多いのでなかなかな作業量になっています。

窯場も台車を窯に引き入れるためのレールが結露してびしょびしょに。いったいどれだけの水分が空気中に含まれているんでしょうね。連日、様子を見に行って、レールが錆びたら困るなと思っていたのですが、昨日、素焼き作業で窯に火が入ったら、あっというまに結露はなくなりました。まあ、冷めたら、また出て来るとは思いますが、とりあえず一度乾いたので良しとします。

本日引っ張り出した素焼きの窯。品物の乾燥を待ちながら、別の品物を作っていたのですが、さっぱり乾かないので、いつのまにかえらい量になっていました。この窯一回分では入りきらず、おっかけでもう一回素焼きします。
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上から見ると、なにやら古墳か何かの発掘現場のようです。
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まだ素手では触れない熱さなので、みがき作業は10時半頃からを予定しています。並行して施釉作業も行います。冷め待ちしながら作業の手順をあれこれ考え中。陶芸体験作品からにしようか徳利の内塗りからか、オーダーマグカップからか、今回は手間のかかる品物が多いので、手をつける順番に悩みます。(注:陶芸体験作品は一個ずつ形も大きさも違うので、どう施釉するか商品の施釉より考える時間がかかります)。

結露は消えましたが、窯の熱で窯場が暑いので熱中症も気をつけねば。あれこれ気をつけねばいけないことが多い今年の夏。コロナはもちろんですが、暑さとカビとカビの胞子と高湿度にもお気をつけ下さいね。

こちらは、先日行ったお墓参りの時の風景。いつもだと真っ正面に奥羽山脈が、ばーんと見えるのですが、今年は霞がかかっていて見えないことが多いです。「山も夏休み中?」などと気を紛らわせていますが、すっきりと晴れの日があるといいな。KIMG0652.JPG
posted by UH.Komatsu at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 作業状況

2020年08月09日

赤紫蘇

梅雨明け宣言無しのまま、昨夜から大雨中の秋田県内です。先程、自宅近所の川が氾濫危険水域を超えたとの通知が届きました。帰宅したら近辺浸水状態になっていませんように。会社の窯内浸水しませんように。

さて、今年は青梅で進行中の梅干し作り。青梅の割には梅酢も上って来て、よしよしと朝晩梅の入ったジップロックの天地をひっくり返していたのですが、青梅だけに色の悪さがどうも気になり、よく遊びに見える農家の方に「赤紫蘇ありませんか?」とずうずうしくおねだりしてみました。

お返事は「全滅した」とのこと。日照不足や雨続きの今夏ですしね。それじゃあ、仕方ない、と思っていたところ、なんとご近所に声かけして赤紫蘇のあるお宅から、いただいてきて下さいました。ありがとうございます。出来心寄りの私のわがままでしたのに。

喜び勇んで、新聞紙の包みを開けてみたら、漬けた梅に対して結構な量がある…。これは、魔女の1ダースならぬ、農家の1ダースと勝手に私が呼んでる現象ですね(←畑では、ほんの少しに見える物が屋内に持ってくるとえらくたくさんある状況)。ほんの数個で十分なはずのお裾分けが畑の傍らで数分けしたため、周りの解放感と収穫数の多さに感覚が狂って、ついうっかり、きゅうり20本とか、人参30本とか、じゃがいも5キロとかを包んだり包まれていたりする、畑あるあるです…。

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これは紫蘇ジュースも作らねばなりませんね、ということで梅干用の赤紫蘇を除いた分を煮だしました。紫蘇ジュース、煮だすだけなので簡単なのですが、紫蘇を枝から外して水洗いと詰める瓶の消毒、といった前後過程が結構大変なので忙しい時は躊躇してしまうこともあります。水洗いの方は何しろ使う葉の量が多いのと葉の選別があるので特に。でもね、今回はね、もう目の前に赤紫蘇があるからね♪

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今回は2本分の紫蘇ジュースができました。一本は赤紫蘇をいただいてきて下さった農家さんにお礼として、お裾分け。夏は、お裾分けの季節ですね。高温、高湿度、withコロナの今年の夏、紫蘇ジュースで体調メンテナンスしながら頑張ります。



posted by UH.Komatsu at 10:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

2020年08月06日

暑中お見舞い

8月になりました。連日、雨降りでこそなくなりましたが暑い日々が続いています。

先日の夕方。
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急にまるで滝のような降りっぷりの雨に急いであちこちの窓を閉めに走りました。雹でも降ってきたかと思うような雨音でしたが、見上げてみれば、空は一部青空がのぞいていてびっくり。結構な時間降っていましたが夕立?というやつでしょうか。

そして本日。晴れという予報で確かに晴れているのですが、昨日から薄い霞に包まれているこの辺です。出勤時は霧だと思っていたのですが、終日晴れることなく奥羽山脈もすっぽり隠されている状態。どれだけ水蒸気が蓄えられているんでしょうね。
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まるで春の花曇りの日のようです。しかし、気温だけはしっかり夏。水蒸気が多い分、湿度も高くて、体に熱がこもりやすい蒸し暑さです。体調等々お気を付け下さいね。明日から、また雨らしいですが、雨の後はすっきり晴れるといいなあ。


posted by UH.Komatsu at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記