2020年11月30日

原料採取に行ってきました 

11月某日、あめ釉の原料が春までもたないから雪が降る前に、と原料採取に行ってきました。知り合いの農家さんに軽トラックを借りて、つるはしやら袋やらを積み込んで、いざ、出発!!

数年ぶりなので、確かこの辺と小道に車を乗り入れたら、途中で「関係者以外立入禁止」の立て札があり、目的地までたどり着けませんでした。毎年、定期的に行くわけではないので、こんなこともある。ほかにも道路ができてアスファルトで覆われてしまっていたとか、不法投棄と間違えられたとか、全国的に土の採取が年々難しくなってきているようです。

目的地での採取こそできませんでしたが、その近辺で何とか原料を採取してきました。つるはしを振り上げて掘り起こして、肥料袋に詰めて運んで積み込んでのくりかえしで手のひらにマメができました。これは地味に痛い。
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採取してきた土は水分を含んでいるので、しばらく天日干し、のつもりが天気が安定しないので室内干しになりました。枯れ葉が混じっていたりすると見つけ次第取り除きます。混じったままだと釉薬になってから発酵したり、酸っぱい臭気を放ったりして施釉作業が辛くなるので。
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もう少ししたら砕いて調合してテストピースを焼いてみます。同じ原料だからと言って、同じ調合、同じ焼成塩梅で同じように発色しないのが、天然原料のみ、の難しいところであり、面白いところ。とは言っても、なかなか安定しなかったり、全然別の発色しかしなかったりしても困るのですが。

どうか新しい原料分の釉薬にうまく切り替えられますように。

posted by UH.Komatsu at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 作業状況

2020年11月15日

チューリップ

標高の高い山には雪が積もり、低い山は紅葉して晩秋と初冬のはざまにいるこの頃です。皆様、体調崩されませぬよう。

今朝は、川の流れている付近を中心に濃い霧が出ました。無灯火の車が、ぬっと現われ出てくるので、いつもより慎重な運転での出勤になりました。道々、地吹雪用の防風柵が全部おろされていて、いよいよ冬の近づきを感じさせられました。

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さて、一段がくんと寒くなったので、今年も駐車場の片隅にチューリップを植えつけました。来年雪が溶けたら、冬を乗り切ったご褒美になるはず。

去年、おととしの繰越し球根に加えて、今年は、形も面白い品種も加えてみました。去年はカラフルさ第一だったので全部咲いたら、来年はどんな様相になるでしょう。半分、実家にお裾分けしたので、山奥で春の遅い実家の庭も少し賑やかになるはず。
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ちょうどケヤキの葉が全部落ちたところなので、駐車場より一段低いはずの地面が2〜3段高くなっています。天然マルチというには、ふかふかすぎるかなあ。とりあえず落ち葉を寄せて地面を露出させるところから。落ち葉の下の雑草はまだ鮮やかな緑色で生き生きしていました。きっとあったかいんだろうな。

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品種別に分けようかとも思いましたが、群生っぽくさせたかったので、あえて全部混ぜて植えてみました。どうなるかは春になったら分かるはず。
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去年、植えつけた球根は、今春とても立派に咲きました。けれど、咲き始めたころから世は非常事態宣言下に突入。店舗は閉めていましたし、ガス屋さんや用事を済ませに来た近所の方が楽しまれていました。

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来年は、のんびり花を見て貰えるようになっていたらいいなあ。

そして、球根さん達、来春もよろしく。


posted by UH.Komatsu at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記