2016年04月30日

腹をくくる

行楽用の注文制作でてんやわんやの毎日が続いています。作って焼いて検品、納品を目まぐるしく繰り返しているのですが、たまにそのリズムに狂いが生じる時があります。

今回は5月上旬納品予定ということでコーヒー碗皿の作成に取り掛かっていたのですが、後は乾燥させて素焼きへという段階で、取り付けた取っ手がいまいちなことが判明しました。

お分かりになるでしょうか?
うちのこのカップの基準からすると取っ手の下の部分の角度がだいぶきつく、カップ側面ぎりぎりのところについています。容量180CCのこのカップ、この取っ手では手指への負担が大きくなってしまいます。
DSC02041_blog.jpg

さてここで、必然的に、どうするかという決断を下すことになります。B品掘り出し物市の品のように、専門家が見れば不具合あるかもしれないけど我々、素人には全く分からないよ、と言ってくださる方も見えると思いますが、制作側としては、この納得のいかない品物で正規の値段をつけていいものか…。

結局、腹をくくって廃棄しました。
DSC02040_blog.jpg

すっきり胸を張れない品物と言えど、ここまでの制作に3日半…と考えるとどうしても迷いが生じます。しかし、このまま検品通してしまえない。スタッフみんなで「仕方ないよね」とお互いにお互いの背を押しての廃棄になりました。

窯出しの後、気に入らないと割ったりするんですか?とたまにお客様に尋ねられます。個人作家ではないのでそういうことはしませんと答えますが、こういう廃棄はたまにあります。

どれだけの時間と労力を費やしたかではなく、どういうものを外に出したいか。どちらが大事かは分かっていても、決断は腹をくくる強い意志が必要です。

さあ、気を取り直して納品間に合うように作りなおし頑張らねば。
posted by UH.Komatsu at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 作業状況
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