2016年09月05日

8月に読んだ中から

先日、店舗内に設営したブッククロッシングゾーンを利用された方の、本を読んだ感想がサイトにあがり、なんだかとても嬉しくなりました。時折、本がなくなっているので、ああ、旅だったなあと思うことはあったのですが、感想があげられるということはなかったので。まあ、サイトへの感想登録は強制ではないですし、書店ではたくさんの本に埋もれてしまうような本との出会いの場所になればいいという気持ちで始めたものなのですが、やはり反応があると素直に嬉しいです。

8月は暑さ厳しい毎日でしたが、読んだ本の中に印象深いモノが数冊あったのでご紹介します。

8月前半は原爆の日や終戦記念日のこともあり、今年はホロコースト関係の本を数冊読みました。その中でも印象深かったのが「アウシュビッツの図書係」。図書館の新着コーナーでみつけました。
アウシュヴィッツの図書係アウシュヴィッツの図書係
アントニオ G イトゥルベ 小原 京子

集英社 2016-07-05
売り上げランキング : 2615

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

実話をもとにした小説で、アウシュビッツ強制収容所の中で、命がけで隠し持たれていた8冊の本と生きている本(語れる話を持つ人間)で、ひっそり運営された図書館活動と収容されたユダヤ人の毎日を描いたもの。命を養うためにはパンを、人間性を養い保つには本と教育を、が根幹にずっとあったように思います。本と読書が平和な日常生活を象徴するものであることに東日本震災で読み継がれた本や、久しぶりの開店を決めた書店の前に並ぶ人々の姿を思い出しました。読みたい本を読める毎日に感謝せねば。

こちらは読書SNSで知った絵本。よさそうだな読みたいなと思ったタイミングで図書館に入ったので早速予約しました。本当は購入して蔵書に加えたかったのですが、絵本はかけられた手間のまま高価なので、私の一ヶ月分の図書費と折り合いがつきませんでした。残念…。

「300年前から伝わる とびきりおいしいデザート」。
300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート
エミリー・ジェンキンス ソフィー・ブラッコール

あすなろ書房 2016-05-24
売り上げランキング : 30127

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

300年前から伝わるデザートのレシピはそのままに、材料の入手方法や使う道具、人々の暮らし、社会意識の変化を百年ごとに見てとれる流れになっています。絵本は文章の他、絵でも語りますから、人々が生活している風景や服装や調度の変化も興味深いものがあります。着眼点がおもしろいと思ったのですが、大人の方はあとがきもじっくり読まれることもおすすめします。子供と一緒に読むと、伝えられたレシピのデザートを食べてみたくなるようです。絵本のページそのままに一緒に材料をそろえるところから始めてみると楽しいかもしれません。

9月の読書は高倉健さんの「あなたに褒められたくて」からスタートしました。高倉さんいわく、「不器用」な感じが文章にもちらほら滲みでてますが女性には見えない世界が展開されていて魅力的。よい読書になりそうです。
あなたに褒められたくて (集英社文庫)あなたに褒められたくて (集英社文庫)
高倉 健

集英社 1993-08-20
売り上げランキング : 73560

Amazonで詳しく見る
by G-Tools





posted by UH.Komatsu at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 本について
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/176752930
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック