2日目は、仕事ではなかなか行きにくい、以前、生活していた辺りを歩こうと思っていたので、北四番丁〜二日町〜定禅寺通り〜立町を雨にも風にも負けず闊歩しました。ちょうどケヤキの落葉シーズンで、雰囲気最高!のはずでした。晴れていれば。

通い詰めていたメディアテーク2階の図書館にも行ってみました。独特の音の響きと匂いが懐かしい。当時、もっとあればいいのにと思っていた開架書棚、大仙市の図書館に慣れた目には感動的に冊数もジャンルも多い。ため息が出そうでした。
メディアテークの後は、西公園付近にある手仕事良品を扱っているお店「Les VACANCES(レ・ヴァコンス)」へ。引っ越した後にできたお店なので、気になったまま、すでに数年経過、やっとやっと訪問できました。
お店の中は、お洒落で落ち着いた雰囲気です。

同じ手仕事品を並べているのに、うちの展示場のような地味〜な感じが全然ありません。見習わねば。照明工夫せねば。壁の色、もう少し明るい色にしたいなあ。

一番下の棚の左から二番目のお皿、チキンソテーなど盛りつけたらさぞや美味しいことだろう、と購買欲が頭をもたげましたが、う〜ん、お皿は今、食器棚が密集状態だからな…。

頑張ってお皿はあきらめて、欠員(初夏に大破)のあるグラスを購入しました。店主さんの説明では、沖縄ガラスで修業された後、和歌山新宮で制作されている方のグラスだそうです。青やグリーンもありましたが、今夏、グラス探ししながら、いいなあと思っていた色がこの系統だったので、こちらに決定。

隣の黄色い缶は、ノルウェーの純ワセリン。仕事がこれから手荒れの時期に入るので、会社常備にして、今年は、これで乗り切る予定です。
突然の訪問でしたが、店主さんは、ご丁寧に対応して下さり、色々お話させていただいてきました。楽しいひとときでした。扱っている手仕事品や陳列、来店されていた他のお客様へのご対応の様子などから、手仕事品の販売や購入の、これまでとちがったスタイルができてきているように感じました。
秋田県内での楢岡焼は、お土産品、贈答品としての需要が依然として圧倒的に多いのですが、外では、自分や家族の日々の楽しみのために、いいと思えるもの、愛着の持てるものを探しているお客様が増えてきていて、お店側も品物の寄り詳しい情報、場合によってはお客様にとって付加価値にもなるような情報(どこの地方で作られてきたものという説明が、より詳細になって、どの地方のどこの工房で誰が作ったものか)の提供も必要とされているような。
うちの会社の販売場での販売や見学の説明も精進しないと。こういうことは地元から出てみないと分かりにくいことですね。なんとなく感じていたことに確信が持てたように思います。行って良かった。
帰りは、仕事抜け出してきてくれた友人に見送られて新幹線へ。出発後「置いて行かれたみたいで寂しい」とのメールが届きましたが、それは花火の後に見送りに行った時の気持ちと一緒。次が楽しみ、と思えるまでのちょっとが寂しいんですよね。
今回も仙台旅行は実り多く終わりました。充実させてくださった仙台の皆様ありがとうございました。
また行きます。