2010年03月20日

登り窯レポート その3

qlRweb.jpg
 昨日に引き続き、総がかりで施釉が進められているかたわら、いよいよ窯詰めがスタートしています。

一人が窯内部に入って、棚板を組んでは品を詰め、一人が棚板やら品物やらを手渡していきます。
(詰めが進むと狭くなって簡単に出入りできなくなります)

全部の棚板、全部の品物をすべて近くに
置いておける量ではとてもないので
詰め担当の指示に従って
渡し担当はばたばた動き回ることになります。
階段上り下りがあるので大変です。
けれども一部屋にこもっての作業が長かった分
沈殿していた空気が一緒に動き出して
登り窯に火が入るという雰囲気が高まっていくのが感じられます。

詰め担当は渡されたものを詰めるだけではなく
どこに何を詰めるか、どう焼きたいかを考えねばなりません。
また段々品物が詰まってくると
自分の動くスペースが無くなってくるため
無理な姿勢をとらざるをえなくなります。
(上写真の右側の暗いわずかなスペースで詰め担当は作業します)
そのため夕方を待たずして
膝が〜! 肩が〜! 背中が〜! 首が〜! 腰が〜!
ということになるのです。
一番年齢を感じる作業と思われます。
(もしくは入浴剤や湿布の効能を)qlR_web.jpg

加えて今年は天気がすぐれず
窯の中は冷え冷え。
詰め担当も冷え冷え。

心配なのは夜間で
詰めた品物が凍ってしまうと
釉薬がはがれ落ち
窯出ししたら品物ハゲハゲ事件大発生という事態にもなりかねません。

そんな恐ろしい事態になったら
職人一同ハゲハゲ事件に発展してしまうので
本来薪を焚く大口の中に
異例ですが急遽ストーブを設置することになりました。

どうか火入れまで
あまり冷え込みませんように。

焼成まで、あとちょっとです。





posted by UH.Komatsu at 17:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 諜報員クマの事件簿
この記事へのコメント
楢岡焼きファンの者です。
しばらくサイトを覗かない間にブログ執筆者が増えていてビックリ
Σ(゚口゚;)//
ブログをまとめ読みしましたが社内の状況がよく分かり楽しかったです。新人さん2名も加わったと言うことで、これからも楢岡陶苑からますます目が離せません(^O^)
Posted by あき at 2010年03月21日 08:20
あき様

コメントありがとうございます。
窯元内では何かしらの事件が絶えず起こっているのですが、それを公開することで「作り手」と「使い手」との距離が縮まればいいと思い、執筆者を増やしてみました。

今後も時々ご覧になって下さいませ。
Posted by 管理人U at 2010年03月22日 08:43
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