風の季節到来!!と思いきや、空気は重く湿っぽく、例年になく暑く長い晩夏の毎日です。
今回、初の試み「ネット通販+アルファ」として、窯元併設のお店以外にはほとんど並ばない結晶釉の品をご紹介します。
どうしてあまり外に出ないかと言うと、
1、希少価値がとても高いため
2、焼成時の苦労や危険が並大抵のものではないため
3、上記の理由から値段が定番商品より高めになるため
が主な理由としてあげられます。
青い海鼠釉の上に白い結晶が一面に散らばります。
定番商品より海鼠釉部分の透明度が高く、銀河や天華、波頭を彷彿とさせるので、ひっそりながらもファンが多く、皆さん遠路はるばる来店されてはこつこつと集めておいでです。
上の写真はサイズ直径27センチ×高さ5.5センチのお皿ですが、お値段は18000円。
定番商品と比べると高い高い。
というのも、ここまでキレイに焼きあがるのはとても珍しいからです。
まず!この品物は登り窯でしか焼けません。
もうこの時点で1年に3回しかトライできないわけです。
おまけに窯に入れた品のうち、なんと8〜9割は失敗作になってしまうんですね。
全滅した時も無きにしもあらず。
年3回の登り窯で一体何枚とれることやら…。
打算的に考えると、
そんな効率の悪い品を焼くのはやめて、成功率の高い定番商品を多く焼いた方がいいのではないか?となりますが、
そこは陶工のよい品を作りたいという意地というかプライドというか挑戦というようなものと、いまだかつて生み出されたことのない品を見てみたいという好奇心のようなものが入り混じり気骨となって、そんな考えは一掃してしまいます。
ちなみに焼成温度も定番商品より高い温度(1300℃以上)なので危険度も増し、窯の中の酸素をしぼって焼くため黒煙があちこちから漏れ出します。
もちろんこんな焼方をすると窯本体もひどく傷みます。
それでも「今回の登り窯は結晶釉作品の焼成や〜めた」ということはなく、
むしろ「また窯傷んだから、な〜おそ。なおるかなあ…」と結晶釉トライは続いてゆきます。
なので、結晶の出具合によっては品本体に多少ゆがみがあっても正規製品として店頭に並びます。
上から見るとこんな感じ
お値段は5000円です。
定番商品も一点ものに間違いありませんが、似たような焼きあがりの品でセットを組むことができるのに比べると、
結晶釉の品は
「ええ、一点ものです。似た焼きあがりの品はいつ出るかはわかりません。出ないかもしれません。どうか気長にお待ちください。」というのが実情です。
もし上に紹介しました品をご希望される方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
希望者多数の場合は申し訳ありませんが、先着順といたします。
またこの2品に関しましてウェブカタログ割引は適用されませんのでご了承願います。
窯元併設のお店には、結晶釉作品も数点陳列しております。
実際手にとって見てみたいという方は、どうぞ御来店下さい。
お待ちしております。