仙台の書店で働いていた頃の同僚からメールが来ました。件名は「チェックせよ!!!」で内容は「今朝入ってきた新刊に楢岡焼が載ってるよ!!」とのこと。さっそく探しに行きました。が、やはり大仙市内の書店では見つからず、ネット注文と相成りました。先週金曜から今日の到着までが長かった〜。
書籍はこちら。
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何がどんなふうに掲載されているんだ、とわくわくしながら本を手に取ると、さっそく表紙のカバー裏に小鹿田焼の小柄なフタ壷と並ぶうちのフタ壷が!!おととしの秋の登り窯で焼いたものです。
納品のための梱包に精を出していたときは、食卓サイズでもなし使い勝手はどうなんだ?と思っていたのですが、著者の内田彩仍さんのお宅では塩入れになっているそうです。去年来店して下さった方は「冷蔵庫用の梅干し入れにする」とはりきってらっしゃいましたし、また先日見えた方には「味噌入れてるんだけど、去年の猛暑でも中身が劣化しなかったのよ」とおっしゃっていただきました。飾り用ではなく、皆さん実用的なものとして使用してくれているんですね。どうやら予想外に台所周りと相性のよいフタ壷のようです。
それにしても楢岡焼もライフスタイル関連の本に載るようになったんだなあ。ついこの間までは「東日本窯元一覧」とか「陶器の楽しみ方」とか、芸術関係の本がメインだったのですが。うちは代々日常生活用の器を焼いているので、今回のように実用的な面からの掲載は嬉しいかぎりです。それに前回も書きましたが、作り手の元を離れた品物が、どこかのお宅の生活の中に取り入れられて時を重ね、そのお宅だけのものに変化している姿はやはり新鮮なのです。
さて紹介されたのはこちらのフタ壷。
さすがに掲載された写真をそのままアップすることはできないので、同じ窯で焼成した兄弟たちです。左が掲載されたのと同じもの。右は色違いで古代釉もの。真ん中は一回り小さいサイズです。(*お問い合わせが多いのでウェブカタログに掲載しました)
