冷えた屋内の空気が沈んだ感じのまま停滞してしまいそうだったので、雨の中から水仙を折ってきてみました。

「少し室をあたためるとよく匂いはじめ、匂いは霧のようにもつれかかったり、また消えたり浮動するが、花はしんと静止している」というのは、幸田文の「水仙」という文章ですが、雨の日には、その感じがより分かりやすくなるように思えます。残念ながら今回手折ってきた花はあまり香り高いものではありませんでしたが、薄暗い部屋はずいぶん明るくなりました。
晴れていれば、THE!!みんないっせいに咲きだす秋田の春!!といわんばかりに、水仙も菜の花もチューリップも場所によっては紫色の木蓮も咲き、ツツジもここ数日花をつけ始めた春の盛りを満喫できるのですが、なかなか晴天が続かないのも秋田の春。明日は9℃まで冷え込むんだそうです。
まれに晴れるとこんなに明るいんですけどね〜。残念。
