2011年06月04日

旧池田氏庭園(本家庭園)特別公開レポート

旧池田氏庭園の特別公開に行ってきました。これまでは6月と11月に2日間だけ、しかも土、日だったので、混んでるだろうし、仕事あるし、と興味はありつつハードルを越えられずにいたのですが、今回の平日開放の恩恵を受けての来園です。

こちらの庭園は明治から大正にかけて造営され、2004年に国の名勝指定を受けた後、2007年に池田家から大仙市に寄贈され、今も修復が進められています。耳にした所によると、あと30年くらいはかかるんだとか。小さいころから何度かこの付近を通ってるはずなのに、こういうところがあるのはちっとも知りませんでした。昔は池田氏現当主の自宅があるので一般公開してなかったので仕方ないのですが、地元にこういう人がいてこういうところがあるんだよ、と教えられたかったなあと思います。

池田氏は東北3大地主の一人で現在の庭園は約42000平方メートル。家紋が亀甲桔梗なので、上空から見ると敷地が亀甲型(6角形)を意識した形になっているんだそうな。かつての武道館、家畜小屋、馬小屋、果樹園、菜園、プールはなくなってしまっていましたが、焼失した主屋の基礎と洋館、米蔵、味噌蔵等は残っています。中門の柱の穴跡もありましたね。もうこれだけで歴史好きな方は血が騒ぐのではないでしょうか。順路をたどっていると、京都の史跡にいるような気すらしてきました。

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池越しにのぞんだ洋館。水面に映った姿もすてきです。修復前の写真もありました。手をかけられて蘇ったのがとてもよく分かります。修復がすすんで行くと、やがてこの池に錦鯉なども放たれるのでしょうか。

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こちらの雪見灯篭は、直径、高さ約4メートル。日本一とされているそうです。この灯篭の周りで池田氏当主と造営者の長岡安平(近代公園の先駆者)ほか数人の写真があり、今回一番歴史を感じた場所でした。紅葉等の広葉樹も考えられて配置されているので、今日の緑陰が紅葉した景観も楽しみです。

図書館として開放されていたという洋館です。昨秋、保存修復工事を終えたばかりです。池に面して玉突室があり、ビリヤード台が設置されてました。壁紙は金唐革紙という伝統工芸品にして最高級の壁紙です。この紙、和紙に金属の箔を押し、版木に当てて凹凸文様を打ち出し、彩色をするというもの。技が光ります。

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余談ですが、このアングルで家人を洋館前に立たせて写真を撮りました。我が家完成!というハガキにしたら、ひとりくらいは本気にしてくれるかもしれません(笑)

正門近くの更地では、紫陽花の株が植えつけられている最中でした。こうして手分けしながら少しずつ修復されていくんでしょうね。藤棚なんかもあったらいいなあ。修復の進み具合をライブで見守っていけるのも地元の強みです。

今回の開放は明日までですが、次回は大曲の花火翌日だそうです。楢岡陶苑からも国道13号線を走って25分ほどです。開放期間中、来店された県外のお客様に勧めてみようかと思います。払田分家庭園にも行ってみたくなりました。
posted by UH.Komatsu at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | クマのお出かけレポート
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