
場所は北都銀行大曲支店の向かい側。花火通り商店街のグランマートや平山書店の近くですね。日用雑貨とうつわと家具を扱うお店です。今はまだうまく言葉にできないけれど、人の手の技にひかれるという店主さんが全国の工房を巡って仕入れてきた品揃えで、使い勝手とデザインの両方に工夫がこらされたものばかりです。地元のものでは、楢岡焼のほか、仙南のあけび細工がありました。存在は知っていても実際どこで手に入るの?という状態でしたが、これで実際にみることができるようになりました。
店内はこんな感じ。むむ、器の棚には「小鹿田焼」と「会津本郷焼」がありました。店主さんいわく、来店するたびにちがう品物との出会いがあるお店にしたいそうで、限定入荷のものもあるそうです。理由を持って選ばれた品揃えなので、どの品についてもしっかり説明してもらえますよ。

こちらは北陸の工房で作られた真鍮の鍋敷やお箸置き。三日月型の栓抜きが人気だそうです。

個人的にテンションが上がったのは、WECKのガラス瓶が全種類と野田琺瑯製品があったこと。オープン記念に野田琺瑯のタッパーを1個買って帰りました。琺瑯のタッパーなので直火やオーブンに使えるのです。残ったカレーの後日に便利そうなので、長いこと欲しいと思っていたのですが、ネットだと実際の感じが分からないので購入を迷っていた品です。お店では、まだタッパー類はあまり売れてないということでしたが、今後、広まっていくといいなあ。
こちらはWECKの保存瓶。

古くから代々伝えられ続けられてきた手仕事の技は、昨今、色々な場所やツールで紹介されていて関心の高まりを感じます。ですが情報だけが先走りしてしまい、実際は名前とうんちくだけ盛りだくさんで実物は見たことがない、使い方が分からないというものも結構あるのではないのでしょうか。全国チェーン店やネットストアやディスカウントショップがびっくりする勢いで増えている今日この頃。品物だけではなく、品物の背景や説明や思い入れといった様々な情報というか、今後一緒に暮らしていく品物への愛着のもとを手に入れられるお店は貴重なのではないでしょうか。お値段も品物に集結した技術の高さや生産過程を聞くと納得というかむしろリーズナブルな気がします。これからに期待します。
miNca
大仙市丸の内町7-18
п蒜ax:0187-88-8704
開店10時〜19時。
*定休日は木曜日ですが、7月中は無休だそうです。