先月の内覧会では「はい、次。はい、次。」と言う感じでずんずん見学したグリーン車にも短い区間ではありますが乗車させていただきました。
大まかな車両の様子については先月のブログで紹介したので、今回は細部を。
http://naraoka.sblo.jp/article/60630207.html?1359273890
http://naraoka.sblo.jp/article/60630232.html?1359273937
まずシートです。ヘッドレストのカバーをめくると深みのちがう青色が。

肘かけの下は藍色に近い青。

通路とシート部分もまた無地とストライプで別の青色が使われていました。

出入り口付近の壁は落ち着いた紺色に近い青。

色々な青の中のどれが楢岡焼の色かと言うと、全部、発色しうる色合いです。楢岡焼の面白いところをちゃんととらえていただいています。自然原料のみの釉を使用しているので、窯の温度や窯内部での置き場所、焼成時間によっても色合いはかわりますが、採取した年の原料の出来具合によっても発色に違いが出ますし、調合、焼成を担当する陶工によっても色合いが変わってくるのが楢岡焼。
今現在の陶工の発色はヘッドレストの青が主流ですが、時代時代、まさにその時の歴史を紡いでいる陶工によって色合いは変わってゆくので、そういう意味でも「今」を走る配色になっていると言えましょう
せっかくグリーン車に時間を取って座らせていただいたので、先月確認できなかったあれこれを堪能してみました。シートのテーブルはこんなところに収納されていました。シートのゆったり感の工夫はこんなところに!

テーブルの素材も普通車とちがいます。
そうそう、各シートごとにパソコンや携帯電話の電源が確保されてたんですよね。ケーブル持っていけばよかった〜。形だけでも携帯電話やパソコンのケーブルをつないで電源ランプに光が灯る様子をみたかった。失敗でした。
「新しい」と言うことは、いちいちやってみたい試してみたいがてんこ盛りでわくわくします。新幹線縄ですから、これに長距離移動や旅行がついてくる。もっと心が躍ります。
普通車両&旅行気分編に続く。