2011年10月05日

WEBカタログ10月のおすすめ品とアラカルト

晩夏から一足飛びに晩秋になってしまった今秋です。
稲刈りシーズンなのに雨続きで作業が進まず、よってうちの釉に使うワラ灰採取にもなかなか取りかかれず、登り窯の作業もこんできて、緊張感が増してきました。

新米シーズンに合わせて、ウェブカタログの今月のおすすめ品はご飯茶碗(中)にして、窯元併設の店頭でも、ご飯茶碗の色や形を増やしてみました。

まずはこちら。左が「ロクロ目お茶碗(古代釉)」、右が「お茶碗(大・黒釉)」です。
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薄水色の古代釉の器は、白いご飯に対してお茶碗の青が強すぎるという方に人気です。黒釉には時折、金粉をちらしたような金色が発色することがあります。この写真でも見えるでしょうか?釉薬の中に微量ながら含まれている某成分が窯変で茶色く発色した上に釉薬のガラス質成分がコーティングしたことで、金色に見えるものです。どういう成分によるものか解明できていないので、人為的に出せるものではないのが残念。通常はただただ真っ黒く発色する釉薬です。

そして、こちらは今秋の新作。「浅型ご飯茶碗」。
DSC01462_blog.jpg

定番品よりも鉢を広げて深さを浅くしました。うちの父親なぞは深さがあるとご飯茶碗でもお汁碗でも箸が入りにくいと言って嫌がるので、こういった形の方を好むようです。

だいぶ残り少なくなりましたが、登り窯焼成したご飯茶碗。
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やはり発色が独特です。左側の品は片側からのみ火があたったのが一目瞭然。温度調節が発色のカギでもあるうちの焼物らしい焼きあがりです。やはり他のガス窯焼成の品とは雰囲気がちがいます。

最後に、これまでも店頭に時折並んできた鉄海鼠釉のご飯茶碗です。
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窯変によって色々な個性の出る釉薬なので、いつも窯出しが楽しみなのですが、今回も金色や茶色など見どころいっぱいに焼きあがりました。「油滴」までは出ませんでしたが…。他のご飯茶碗に比べ、施釉時にもうひと手間を要するので、作成は大変なのですが、やはりそれなりの成果が出るところも優秀です。各種ご飯茶碗の中でも一番人気なのもうなずけます。自分でも欲しいもんなあ。

色や形を増やしたら、「自分専用」のお茶碗を求められるお客様が増えました。家族みんな同じお茶碗というご家庭もあれば、それぞれちがう形や色や素材のお茶碗というご家庭もありますもんね。

ぴかぴかの新米と一緒に活躍してもらいたいご飯茶碗たちです。










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2011年08月08日

カフェオレボウルと冷たいお菓子 〜新作紹介4〜

今朝の天気予報では東北6県で一番気温が上がるのは、この辺だそうです。しかも時間帯的にちょうど雨が降り始めると予想されている頃です…。またもや湿気地獄になってしまうのでしょうか?きびしいなあ。

8月に入り暑いタームが再来したので、少しでも頑張れるように、冷たいお菓子を作ってみました。
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カフェオレボウルで杏仁豆腐♪
ゼリーのような透明なお菓子はガラスの器が似合いますが、白は青に似合いますね。器ごと冷やしているので、食べている間に器に水滴が付き始めるのも涼しげです。同じ水滴でも、冬に窓ガラスにつくものとは雰囲気が全然違っていて、なにやらこう、夏真っ盛りだなあと嬉しくなります。あくまでも視覚的に嬉しいのであって、実際は、もう十分、勘弁して〜となってるのですが(笑)甘くて冷たいものを暑い盛りに食べると、いくらか頭がすっきりはっきりする気がします。そのたびに、ああ、イカれかけてた、と気づく私。

もうひとつ、こちらは友人から送られてきたお菓子です。
横向き_blog.jpg

岐阜の恵那川上屋さんの工芸菓子だそうです。寒天の中を練りきり?の金魚が泳いでいます。同じ食材の砂利までついてます。あまりに涼しげかつかわいらしいので、消費期限ぎりぎりまで冷蔵庫に住まわせてしまいました。冷蔵庫を開けるたびにあふれ出す冷気と金魚鉢の金魚。和みました。

ところで、先日外出した折のことですが、冷房なしの家から出かけ、冷房のついた建物に足を踏み込んだら、どれだけ自分の体に熱がこもっていたかがよく分かりました。体中がほてっているし、バッグも中のお財布や手帳も熱をはらんで巨大なカイロか湯たんぽを持っているようでした。暑い部屋にいた時は、特に気にならなかったのが怖いところです。これじゃ気付かないうちに熱中症になっちゃいますね。水分も大事ですが、体の熱をとる食べ物を食事にとりいれないとなあ。きゅうりとかスイカあたりが簡単かも。

今日は11時頃からガス窯の窯出しです。現在300℃まで冷めました。暑い作業になりそうですが水分に気をつけつつ、首を冷やしつつ頑張ります!!

窯出し内容は酒器が中心です。盃や徳利、ビールジョッキなどなど。梅雨明け前後の暑さで売り切れてしまったので、急遽、増産しました。お盆に間にあってよかった。暑い毎日、涼やかな楽しみを満喫しながら乗り切りましょうね。


*金魚鉢下の皿:「朝顔コーヒー碗皿の受け皿」使用。
posted by UH.Komatsu at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2011年08月01日

8月のおすすめ品♪ 〜webカタログ〜

8月が始まりました。
暑さは小康状態というところでしょうか。気温は高くても湿度が低いとからりとして気持ちのいい暑さです。一カ月前の梅雨明け前後の高温多湿が一番きつかったのではないでしょうか。

それでもやはり8月。夏真っ盛り!ということで、webカタログの今月のおすすめ品は「切立片口」を選んでみました。
切立片口_blog.jpg

片口類は、何に使うものですか?と一番よく尋ねられる品物です。私自身も楢岡陶苑に来るまでは、片口って???という状態でした。初めて見たときは、なんじゃこりゃ?と思ったものです。もともとは冷酒をつぐ器なんだそうですね。今では、小さめのものがランチや定食のプレートに口付き小鉢として、煮物や和え物が盛りつけられてるのを目にする機会が増えてきました。実際、酒器として使われているのを見たのは映画「釣りキチ三平」の中だけです。見たときは、おお!と思いましたよ。使ってる〜!!と。

酒器や小鉢として使われる片口は丸型のものが多いですが、「切立片口」は円筒形です。なので場所をとらず、卓上でのお蕎麦やそうめんの継ぎ足し用つゆ入れにぴったりです。つけめんて結構せいろやお皿が大きかったりしますしね。
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「切立片口」は定番サイズが大、中、小とありますが、今回のはめんつゆ用に小と中の中間サイズにしてもらいました。なので値段も中間に(笑)特別サイズなのでwebカタログでは限定品扱いになるかと思います。

暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、彼岸までは…まだだいぶありますね。数日しのぎやすい日が続いていますが、また暑いタームが巡ってくると思います。ほどほどにと心からお願いしたいところですが。夏野菜も日に日に食べ頃に近づきつつあります。しっかり食べて乗り切りましょうね。


posted by UH.Komatsu at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2011年07月14日

7月のおススメ品♪

梅雨明けしました。これまで以上に高温多湿の毎日です…。多湿は体感温度を確実にアップさせます。そして昨日からガス窯に火が入っているので周りの部屋はさらに温度急上昇中。なかなかパンチのきいた暑さです。それでもする事いっぱい、頑張らねば!と両手に洗って取り込んだタオルをかかえて歩いてたら、台車と柱の間にはられた巨大なくもの巣に顔面から突入しました。朝からあちこちくもの巣だらけになってげんなり中です。やーん。

7月も上旬が過ぎてしまいましたが、ウェブカタログ今月のおススメ品の紹介です。

今月は「銅鑼鉢(古代釉)」です。楽器の銅鑼に似た形なのでこの名称です。どっしりした雰囲気ですが、使い回しが予想以上にきくのでなかなか重宝な鉢です。

自前の銅鑼鉢は「鉄釉」のものを壊してしまったので現在は「白入り」使用中。冷やし中華もってみました。
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個人使いでは坦々麺やペンネ、時にはカレーや丼ものにも使います。家族使いするときは肉じゃが等煮物、漬物など。杏仁豆腐やフル―チェは、いきなり鉢で作ります。同じく使いまわしのきく器の代表として、「つけ麺鉢」もありますが、銅鑼鉢は縁が直角に立ちあがってる分、手が小さくてもしっかり持てるので、こっちのが洗うのがラクな気がします。今回の古代釉は薄水色の発色なので、もっと涼やかな感じになるかもしれません。友人にプレゼントしたら、乾山を使って花をいけた写メールが返ってきました。そっか〜。そういう使い方もあるのね。

余談ですが、上の冷やし中華は、下のレシピ本を参考に作りました。もともと酸辣湯が作りたくて手にした一冊なのですが、暑くなったこともあり、ほぼ毎日出ずっぱり状態になっています。他の本に比べて、揚げ物に酢のたれをまぶすというものが少ないのがいいところでしょうか。
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ほとんどが料理のレシピ+お酢のドレッシング(または、たれ。もしくは煮汁)という形式で紹介されているので、場合によってはドレッシングだけ煮汁だけと流用できるので重宝してます。おかげでわさびや柚子胡椒やコチュジャンのドレッシングが自宅で必要な分だけ作れるようになり、坦々麺の汁もできるようになりました。冷やし中華のたれはレシピから砂糖を減らして心持ち黒酢を足すのがうち流です。サワードリンクにも初挑戦しました。「りんごジャスミン酢」を作ったのですが、ソーダ割りにするととてもおいしいです。糖分を考えて一日一杯だけに決めているのですが、現在3回目の漬けに入ってます。こちらもおススメです。

そうそう「米酢」は「よねず」と読むんだそうですね。この本で知りました。ずーっと「こめず」だと思ってました。先輩風吹かせて友人に教えたら、やはり「こめず」だと思って疑わなかったそうです。よかった。仲間がいて。





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2011年07月04日

足付角皿 〜新作紹介3〜

昨日、冷たいスープは作る余裕がないなあ、ということをここに書いたら、帰りによったスーパーで「冷たい牛乳で作る」粉末インスタントスープが売られていました。なんだ。あるではないか…。

さて、新作紹介第3弾です。本日の登場は「足付角皿」。webカタログにはもう写真がアップされてるでしょうか。

こんなお皿です。
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もともとは学生時代の友人から「焼物用のお皿を足付で」という注文で作ったものです。うちの長皿は足(高台)がつかないので、新デザイン開発!ロクロ場ではどういう足をつけようか色々考えた末、試しカットした足部品がジェンガ状に積み重なってました。

私が持っているのは白釉のものですが、青もあります。白はビタミンカラーが映えますね。楢岡農園産社長作のそら豆のせてみました。
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これは秋刀魚フライ。あ、ソースかけ忘れた…。頭落とすとちゃんとのりますね。
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ちなみに足はこんな感じです。
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直角に曲がった部分の仕上げに手を焼きましたが、完成品は「愛らしい」とのお言葉をいただきました。

角長皿は焼き魚用くらいしか思いつかなかったのですが、持ってみるとサンドイッチや寿司も似合いました。山菜の天ぷらや野菜スティック&ココット入りディップなどものせてみたいところです。考えてたら、なんだかおなかがすいてきました。
posted by UH.Komatsu at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2011年07月03日

スープカップ 〜新作紹介2〜

雨を控えてか、午前中に続き、蒸しあつ〜い午後になってます。栗の花が濃厚に香り、どこかでヤマバトが鳴いてます。この鳥が鳴くのは曇りの日か霧の深い日のような気がするのですが、いかがでしょうか?ただの思い込み?

さて、新作紹介第二弾です。わざわざこんな日に?と思わないでもないですが、あえてスープカップ(スープボウル?)のご案内です。

二週間ほど前、梅雨寒が数日続いたので朝食時にスープカップを試してみました。
本採用_blog.jpg

粉末状のインスタントスープ1袋分がちょうどよい量でした。前回失敗したというか、考慮からすっぽり抜け落ちていたカップのふちの大きさもレードルまたはおたまで注ぎやすくなっていました。(これは後日、少しだけ残ったカレーをこのカップで食べて実験)。ふちが広がった分、スプーンを入れやすくなり、浸したパンやシリアルも食べやすくなりました。一か所を変えるだけでここまで使い勝手と使い方に幅が出るものなんですね。覚えておこう、これは大事だ。

ちなみにカップ手前のスプーンは伊勢に住んでた頃、伊賀の窯元で買ったもの。十年以上使ってますが、まだ欠けもせず、折れもせず現役です。見た目こんなに華奢なのに不思議です。土や釉や焼き方による個性でしょうか。楢岡焼スプーンは人気はありましたが海鼠釉かけた部分が間入によって強度が落ちてしまうというのがネックだったのに。そして現在も改良に向けて考察中だというのに。

さて梅雨寒の朝から十日あまり。
ちっともあたたかいスープ日和ではなくなってしまいました。冷静スープ作っておける余裕とスペースがあればいいんですけどね。なかなかそうもいかず…。レトルトのガスパチョでも買いに行こうかと思っていたら、出てきましたよ、スープカップが食卓に。

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家人が盛りつけてきたのは、なんとところてん。新しい!!と驚きましたが、取っ手があるので食べやすかったことでした。びっくりしてる時点で、私はまだまだ頭が固いようです。柔軟にいかねば!いろいろ試してみねば!精進します。
posted by UH.Komatsu at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2011年05月14日

coming soon! 白釉ティーカップ

デザインリニューアル中のティーカップを窯出ししました。

従来のものは定番配色の青海鼠釉+あめ釉だったのですが、やはりティーカップ。お茶の色を楽しみたいという要望が多く寄せられたので、白海鼠釉+あめ釉にしてみました。さっそく色具合を見てみたかったのですが、あいにく会社に紅茶がなかったので、お土産にいただいたイチゴを盛ってみました。

DSC01214_blog.jpg

色具合は合格です。
カップの形も香りが楽しめるように従来のものよりも碗型に広げてみました。

地元では「楢岡焼=青」と思っている方が多いのですが、県外では白も人気の高い色です。お料理を選びませんもんね。

うちの白釉の特徴は、釉だけで白い発色を得ていることにあります。他所では、素地に白土をつけ(白化粧といいます)、その上に透明釉をかける方法をとっているところが多いんだそうです。そして、これには私もびっくりしたのですが、この白釉、青海鼠と同じ原料の釉なんだそうで、調合と焼き方を変えると白くなるのだそうです。このほか、うちの釉の成分では今のところ、青、水色(先代の色に近づくように研究してあみだしたので古代釉と命名)、黒と4色の色を出せるのですが、この白い色が一番、焼成時に細やかな気配りが必要なのだそうです。今回はキレイに焼けたなあ、試作品ですが。

さてティーカップ。
色具合は満足できましたが、ソーサーとカップの取っ手の関係がもう一息といったところ。要考察!要工夫!!試作品作りは続きます。デビューまでもうちょっと待ってて下さいね。
posted by UH.Komatsu at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2011年04月10日

やりよるではないか、すり鉢

すり鉢は堅実な感じがする、というと、何かの本から拾ってきたみたいな表現ですが、実際そんな気がするのです。
ずっしりとした居住まいのせいか、いつでもいつまでも変わりなく流しの下のもの入れあたりにひっそりひんやりある感じ。
お湯呑やコーヒーカップやお皿のように華やかな感じはないけれど、実際使ってみてはじめて面白くなってくるものという感じ。

なんて突然言い出したのは、昨夜使ってみて楽しかったのです(笑)。

うちで持っているのは、この「すり鉢(小)」(五寸すり鉢)。
DSC01207_blog.jpg
写真左側の櫛目が細かいタイプの方です。

1年ほど前に入手したのですが、すりこぎがなくて半年以上しまいっぱなしでした。これではいかんと思っていたところで、昨秋、石巻の道の駅で山椒のすりこぎ発見!そく購入。
すりこぎといったら山椒でしょう!
↑この思い込みは学生時代、十日間ほど住み込みで奉仕にいった那智大社の参道の土産物屋で、軒にたくさんぶら下がっているのを日々目にしていたから。当時はすり鉢持ってないのに無性に欲しくなったものでした。なぜだ?

脱線しました。

さて昨夜。
何やら急にドレッシングを作ってみたくなり、胡麻ドレッシングにトライ!!
まずゴマすり。
HI3B0238.jpg
櫛目が細かいのでゴマも細やかです。

そういえば10年以上前ですが、友人に仙台のとんかつ屋さんに連れて行ってもらった折、お水と一緒にゴマの入ったすり鉢を持ってこられて、田舎者はびっくりしました。
料理が運ばれてくるまで、おしゃべりしながらゴマをすってソースを混ぜて好みのソースを作っておくという形式。
おしゃべりの内容が、ゴマのすり具合と混ぜるソースの量だけになったことでした。
また行ってみたいのですが、まだ営業しているでしょうか。そして無事だったでしょうか。

また脱線しました。

ゴマがすり終わったら、ポン酢と醤油とゴマ油を加えてさらにすりまぜる。
あとはそのまま食卓に出して、食べる直前にもうひとすり、ひとまぜ。
HI3B0240.jpg
そのまま回しかけても、ゴマ油が入っていたためか尻漏りもなし。
むむっ、やりよるではないか。

ドレッシングも市販のものと変わらず、ゴマの香りは市販以上にできました。
おいしいレシピをありがとう、クックパッド。

がぜん楽しくなってきたので、今度はクミンとかコリアンダーとかスパイシーなものをカレー粉と一緒にすって鶏肉でも焼いてみたくなりました。
次回はそれだのう。いつになるかのう。

だらー〜ん。(←イメトレ中)


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2010年12月29日

「おたまたて」デビュー

今年最後の窯出しが終わりました。
小さい窯からは紋様シリーズが、大きい窯からは今回メジャーデビューとなる
「おたまたて」が出ました。
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もともと特注品だったのですが
欲しいと言って下さる方が多く、定番商品の座を勝ち取りました。
お皿に置いたり、鍋に入れっぱなしより
扱いも見た目もよいとのことです。
ありがとうございます。


おたまを立てるとこんな感じ。
DSC01170_blog.jpg

テストピースをうちで使用しているのですが
鍋はもちろんカレーやスープを作ったときも活躍中です。
今回、お店に並んだものは、テストピースよりも
お玉を立てやすいようにカットを浅めにしてカーブを二段仕立てにし、
より安定がよくなるように本体の重さを少し増量しました。
一個1500円也。
近くウェブカタログにも掲載予定ですのでお楽しみに。


ちょっといたずら。
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posted by UH.Komatsu at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2010年12月25日

3つほど限定品

猛烈な地吹雪のため、静かなお店、冷え込むロクロ場な午後です。
ストック部屋の陶器は指に吸いつくほど冷え、
作陶用の粘土も「冷やし粘土はじめました」のノボリを出せそうです。

さて今回は数量僅少の為、ウェブカタログにはUPしない限定品のご紹介です。

その壱「青海鼠釉銘々皿」
在庫数量5枚、直径12.5×12.5×2.5センチ 1枚900円(バラ売り可)
DSC01149_blog.jpg

その弐「白海鼠釉銘々皿」
在庫数量5枚、14×14×2.5センチ 1枚1000円(バラ売り可)
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その参「切立高台湯呑(白海鼠釉)」
在庫数量6個、7.5×7.5×8センチ (バラ売り可)
DSC01162_blog.jpg

3種類とも、ブログと同時にお店にも陳列しますので
セットでご希望の方は、お早めにご連絡下さい。
できましたら、ご連絡は楢岡焼HPトップページのメールフォームよりお願いします。
代金や送料は、ウェブカタログと同様です。
数が少ないので、ご希望の方が多数の場合は先着順となります。
ご了承下さい。




posted by UH.Komatsu at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2010年11月03日

ゆらゆら

朝から強風の中、雨が降ったり霙が降ったり、あられが降ったりと
あやしい天候の中、登り窯に火が入る時間が近付いてきました。
個人事情により窯周辺での埃の出る仕事ができないので
事務所にて新しい幣帛(神棚に飾る稲妻型の紙)を
作っていました。
今、現在、窯周辺では耐熱煉瓦を積み上げて蓋をする作業が
行われております。

さて、ほんのちょっと前のはなしですが、
壷や大皿のような高額商品じゃなくても
軽く飾れる楢岡焼があったらいいなあと思ったので
実際焼いてみました。

DSC01038_blog.jpg

ストラップの金具がついていますが壁飾り(三匹繋ぎ1500円)です。
楢岡カラーの青と白と黒それぞれにしてみました。
現在、試し販売でお店の窓付きカウンターにずらりと並べてぶら下げています。
結構軽い感じで、ゆらゆら揺れていると、
つい「和むのう」と陶工ともども見入ってしまいます。
(単にみんな登り窯準備でくたびれただけかもしれませんが)

もうひとつ焼いたのはこちら
DSC01039_blog.jpg
ストラップ金具がついているのは
見たまんま根付(650円)です。
ヒモなしは裏にブローチ金具がついています。

なぜにダックスかというと
秋の初め、弊社の社長令嬢の愛犬が病気で亡くなってしまったから。
ブタもダックスももともとはブローチのみの予定でしたが、
病気になった犬が後半、貧血で動けない日々が多かったので
せめて焼物では動かしてあげたいなあと。
モビールにしようかと思いましたが、スペースの都合上、
壁掛けからのスタートとなりました。

ブタもダックスもお菓子の型抜きを使用したので
抜くのは簡単でしたが、その後の仕上げにめまいがしそうでした。
濡れスポンジで面取りして行くのですが
薄くて小さいので、あちこちもげるもげる…。
特に鼻としっぽは折れるし欠ける…。

なのに!!
焼きあがってみたら、床に投げてみても
そのままバウンドしてくる丈夫さ加減。
炎をくぐりぬけると変わるものですね。

焼成前にあけておいた穴にパテでヒートンを
埋め込んでいるのですが、
ずらりと並べて乾かしている図は、
アイシングしたクッキーを並べたお菓子屋さんのようです。

ヘアピン同様まだカタログには掲載しませんが
気になられた方はご連絡下さい。










posted by UH.Komatsu at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2010年09月11日

ブルーフラワーが咲きました

雨が降っています。
大雨洪水警報が出されています。
静かな土曜日の午後です。

「ブルードロップ」シリーズのアクセサリーが店頭に並んでから、二年がたちました。(詳しくは2008年5月8日のブログ参照)

なので!
というわけではありませんが、楢岡焼アクセサリー第二弾ができました。
DSC00819_blog.jpg
今回はちゃんと粘土が使われています。
材料、工程ともお湯呑やお茶碗と同じ作り方です。
手順としては箸置きが一番近いと思います。

前回の「ブルードロップ」は焼成中に垂れた釉薬がキレイに丸まったものだけを使用しているため、材料がなかなか採取できませんが、今回の品は増量できます。
そして粘土も使っているわけですから、小さいけれど、ちゃんとした楢岡焼です。

作成中は、
「焼き物でヘアピン〜?」
と我ながら思ったのですが、
一日試用してみたところ、市販されている飾りピンと変わりはありませんでした。
重さでずり落ちてくる、とか、花弁の先がぱきっと割れる、とか、色々心配していましたが、大丈夫でした。

試しにお店の床に落としてみたりもしましたが、バウンドしただけでヒビも欠けもできませんでした。
小さいゆえの軽さと強さ?
もちろん焼物なので、ある強さ以上の衝撃を与えると壊れると思われますが、予想以上に丈夫なので驚きました。

もしかしたらストラップ等も挑戦できるかも。
もやもや(←妄想中)

飾る焼物というと、壷や大皿が真っ先に浮かびますが、もっと気軽に楽しめるものがあればいいなあと思うこの頃です。

床の間や広い玄関がなくても
若い人や子供でも

「ブルーフラワー」(一本500円也)のヘアピンは、注文に対応できる品なので、ウェブカタログにも掲載しようと予定しています。
ただ、管理人の手があいてないと掲載を頼めないので、それまでは随時、HPのメールなどで注文を受け付けます。
気になる方はご連絡下さい。













posted by UH.Komatsu at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | クマの製品紹介

2010年09月03日

今月のおすすめ一点もの -結晶釉-

暦の上では二百十日を迎えました。
風の季節到来!!と思いきや、空気は重く湿っぽく、例年になく暑く長い晩夏の毎日です。

今回、初の試み「ネット通販+アルファ」として、窯元併設のお店以外にはほとんど並ばない結晶釉の品をご紹介します。

どうしてあまり外に出ないかと言うと、
1、希少価値がとても高いため
2、焼成時の苦労や危険が並大抵のものではないため
3、上記の理由から値段が定番商品より高めになるため
が主な理由としてあげられます。

DSC00814_blog.jpgどういう感じの品かというとこんな感じ。
青い海鼠釉の上に白い結晶が一面に散らばります。

定番商品より海鼠釉部分の透明度が高く、銀河や天華、波頭を彷彿とさせるので、ひっそりながらもファンが多く、皆さん遠路はるばる来店されてはこつこつと集めておいでです。

上の写真はサイズ直径27センチ×高さ5.5センチのお皿ですが、お値段は18000円。
定番商品と比べると高い高い。

というのも、ここまでキレイに焼きあがるのはとても珍しいからです。

まず!この品物は登り窯でしか焼けません。
もうこの時点で1年に3回しかトライできないわけです。

おまけに窯に入れた品のうち、なんと8〜9割は失敗作になってしまうんですね。
全滅した時も無きにしもあらず。
年3回の登り窯で一体何枚とれることやら…。

打算的に考えると、
そんな効率の悪い品を焼くのはやめて、成功率の高い定番商品を多く焼いた方がいいのではないか?となりますが、
そこは陶工のよい品を作りたいという意地というかプライドというか挑戦というようなものと、いまだかつて生み出されたことのない品を見てみたいという好奇心のようなものが入り混じり気骨となって、そんな考えは一掃してしまいます。

ちなみに焼成温度も定番商品より高い温度(1300℃以上)なので危険度も増し、窯の中の酸素をしぼって焼くため黒煙があちこちから漏れ出します。
もちろんこんな焼方をすると窯本体もひどく傷みます。

それでも「今回の登り窯は結晶釉作品の焼成や〜めた」ということはなく、
むしろ「また窯傷んだから、な〜おそ。なおるかなあ…」と結晶釉トライは続いてゆきます。

なので、結晶の出具合によっては品本体に多少ゆがみがあっても正規製品として店頭に並びます。

DSC00817_blog.jpgこちらは定番商品で言う「つけ麺鉢」ですが、従来のものですら、ゆがみやすいというのに、ほとんどゆがみなく結晶もキレイに出た一枚です。
上から見るとこんな感じmenbachi.jpg


お値段は5000円です。




定番商品も一点ものに間違いありませんが、似たような焼きあがりの品でセットを組むことができるのに比べると、
結晶釉の品は
「ええ、一点ものです。似た焼きあがりの品はいつ出るかはわかりません。出ないかもしれません。どうか気長にお待ちください。」というのが実情です。

もし上に紹介しました品をご希望される方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
希望者多数の場合は申し訳ありませんが、先着順といたします。
またこの2品に関しましてウェブカタログ割引は適用されませんのでご了承願います。

窯元併設のお店には、結晶釉作品も数点陳列しております。
実際手にとって見てみたいという方は、どうぞ御来店下さい。
お待ちしております。




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2010年08月26日

何に見えますか?

馬上盃に続き、数年姿の見えなかった「三色小皿」があがってきました。
定番の青い海鼠釉とあめ釉に白海鼠釉が加わって三色となっております。

この白釉。
実は結構珍しい釉です。
というのも、他所では施釉前の器に白土を塗る白化粧を施してから透明系の釉をかけるという手順が多いのですが、うちの白釉は釉そのものだけで白い発色を得ます。
なので、青海鼠釉と同じように、素焼きが終わった器にスポンジかけて、すぐあめ釉かけて白釉かけて、となります。
DSC00782_blog.jpg
いきなり脱線してしまいました。

今回、この場に「三色小皿」が登場したのは、窯出時にスタッフ間で話題になったからです。ほんのちょこっとですが。

うちの器は下半分があめ釉、もしくは鉄釉、上半分に青海鼠釉がかかるのが定番で、湯呑のような立ち物もお皿も上下は青い部分が上、ということになります。
青海鼠のたれ具合も見どころのひとつですしね。

ところが!です。

「三色小皿」は、その名の通り三色ある…。
下半分にかかるはずのあめ釉がまんなかにかかっている…。
青の部分が一番面積広い…。

まあ小皿なので上下はあまり関係ないのですが、
製作者としては? 
プライスシールはるには?
となったので訊いてみました。

回答
「海と土と白い雲っぽいイメージだから青が下だなあ」
上下決定!!
問題解決!!

のはずなのですが
なんかしっくりこない。

海と土と白い雲?

私にはジーンズに白Tシャツに日焼けしたオナカに見える…
という発言をしたら、その場にいた全員に「はい?」という顔で笑われました。

むむっ!!


いいんです!
イメージはヒトそれぞれ。

 
 

ジーンズとTシャツからオナカがはみ出しているように見える仲間募集中です。(こっそり)。











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2010年08月21日

旬な一枚

御無沙汰しております。
暑い日が続いてますが、元気にされているでしょうか?

7月の登り窯のあたりから身内に不幸が続き、その後、重病ではないけど体が不調という状況に陥り、仕事をためにためた8月半ばです。

ここ数日は刺すような頭痛が続き、MRIも経験しました。
結果、気圧の変動によって血管やリンパ等が膨張して神経を圧迫することによる頭痛でした。
天気が敵じゃ勝ち目はないですね。
こんなこともあるんです。
原因不明の頭痛に見舞われている方、理由は天候かもしれません。

さて、大曲の花火大会が近付いてきました。
今年は百周年。前夜祭のようなものも行われるらしいですね。
ふるさと切手「大曲の花火」も好評のようで、関西方面の友人から、買って送れ〜と頼まれました。

その花火人気に乗じて!ではなく、もともとあった一品ですが、今一番旬な商品はやはり花火皿です。大曲の花火の絵皿です。
DSC00781_blog.jpg

大、中、小、銘々皿と種類があり、年によって人気の大きさが違いますが、今年は写真の「小」が人気です。

説明されたところによると花火の形をデザインする時になかなか苦労があったようです。

この山と花火と雄物川の組み合わせの絵皿。
定番商品で結構以前からある品なのですが、大曲西道路を走ると、この絵皿に近い風景が見える場所がほんの一瞬ですがあるのです。
助手席の方、よければ探してみてください。

余談ですが、西道路は後方の車にあおられることが多く、私にとっては結構怖い道路です。
西道路はけして高速道路の延長でもプレ高速道路でもないのに…。

70〜100キロ以上の速さを求めることじたい、ちがうのではないのか〜?

という怒りを込めて、あおられるとわざとスピードを落とすという技を身に付けた諜報員です。
もちろん追突されぬようにゆっくりと、でも確実に。
あおられるまま、半パニックになって加速していたころに比べ、図太くなったことです。





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2010年07月19日

変形皿デビュー

昨日、夏の登り窯も無事終了しました。
作品を作られた方、御満足いただけたでしょうか?
通常どおり多種の販売商品の窯出しを期待して下さっていた方、B品市もあると思われていた方、ごめんなさい。
夏は、体験作品の焼成がメインの窯なんです。

DSC00647_blog.jpgさて窯出ししている間に梅雨明けしたそうです。

そういえば急に30℃前後の日が続くようになりましたものね。

さて前回の登り窯、3月のまだ寒い頃に入社したF君の作品がお店に並びました。
品物は「変形皿」。


DSC00770_blog.jpg

ろくろを使わないで成形するタイプのお皿で、練った粘土を塊に仕立てた後、たたら板で同じ厚さにカッティングした粘土板から形を作っていきます。

変形皿という名の通り、作り手の感覚で縁をフリル状に持ち上げて面取りを施すので、一枚として同じ形には仕上がりません。
そこが楽しい品物です。

まったく同じものをいくつも作るのも難しいのですが、変形皿の難しさは、フリル状の縁にあります。
理想は均等なフリル状ですし、うまくヒダ寄せしたつもりでも焼成最中にへたって窯出ししたら平たい板状に戻ってしまっていたりもします。

こっそりと技を必要とする変形皿ですが、F君の性格的に、将来完全に重ねられる、つまりほとんど誤差のないものも作ってしまうかもしれません。

どきどきしながら待っていることにしましょう。

余談ですが、前回紹介した「う?な冷酒大ぐい呑み」は、この一か月余りのうちに売れてしまいました。
嬉しいような残念なような。
複雑な気持ちです。



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2010年06月22日

「う」?

DSC00608_blog.jpg登場しましたのは「冷酒大ぐい呑み」です。

定番の「海鼠+あめ釉」よりも鉄分の多い釉薬がかかっているので登り窯で焼成すると実にイイ感じに焼きあがります。
3月の登り窯焼成分でも片身代わり等、変化にとんだ風景を見せ、最近店頭で人気の一品です。

その中の一個が上写真です。
外側は素敵に片身代わりしています。
ですが、イチオシなのは内側で、あえてポップをつけてみました。

真上からのぞいてみましょう。
DSC00609_blog.jpgこんなです。
お分かりでしょうか?

左下部分。ひらがなの「う」に見えませんか?
作成した陶工は奇しくも「う」から始まる名前です。

もちろん人為的に出したものではありません。
陶工本人は「う、が出た〜」と喜んでました。

冷酒大ぐい呑みは、冷酒に揺らめく内側の美しさも人気の理由です。
器を傾ける度に視界に入る一文字。
ぜひとも「う」のつく名前の方の手に渡って貰いたいものです。

*「う」から始まらない名前の方は、美味い酒の「う」ということで盃を重ねることにしましょう。
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2010年04月29日

馬上盃

ここ数年姿を見なかった馬上盃が店頭に並びました。DSC00474_blog.jpg
見てのとおり、高〜い高台が特徴です。
馬上盃という名もこの独特な高台に由来しているのだとか。

馬にまたがっている姿に似ている?とか
高〜い高台を握ると馬に乗っての飲酒に具合がいい?とかとか
諸説あるようなので断言はしないでおきます。

馬上盃という名を見聞きすると、なぜかいつも王翰の「涼州詩」を思い出します。

 葡萄美酒夜光杯   
 欲飲琵琶馬上催    
 酔臥沙場君莫笑    
 古来征戦幾人回    

「葡萄酒を夜光杯につぎ、飲もうとしていると誰かが馬上で琵琶を奏でているのがきこえてくる。
もし酔い潰れてこの戦場の砂漠に臥し寝してしまっても笑わないでください。昔から遠くの戦に駆り出され、無事に帰還できた者が何人いたことでしょうか。」
(意訳はかなり大雑把です)

という詞。国語の教科書に載ってました。高校の。

夜光杯は玉やら石やら製(諸説あり)で陶器ではないし、馬上で持っているのは琵琶なので、なぜだ?と我ながら思うのですが、イメージとして浮かんでくるのです。
字面かなあ。
でも「馬上」は出てくるけど「盃」の字はちがいますね。
名称の持つなんとなくな異国情緒のせいかもしれません。

ところで春の夜の闇というのは、開放的な夏の夜の闇とちがって、とても閉塞的な闇を持っているように思います。
闇の粒子が池の底に沈殿しているさらさらした泥に似ているというか。
夏の夜に遭遇するのが妖怪であるなら、春の夜に現れるのは鬼であるような気がするのです。
鬼といっても金棒持って虎皮パンツのではなく、もとはヒトだったんだけど色々あって鬼に変化しましたの方です。
そう、能に出て来るようなと言った方が分かりやすいですね。

もうじき桜も咲きそろいます。
夜桜見物に盃を重ねて、うっかり異界に踏みこまれませぬようくれぐれもお気をつけ下さい。




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2008年05月07日

ブルードロップ

bluedrop.jpg

ゴールデンウイークが終わりました。
期間中は好天に恵まれ、お客さんが...
あまり来ませんでした。


楢岡焼の場合は特に、焼成中に釉薬が流れます。
その釉薬が雫となって、下にポタリと落ちたときに、
そして落ちた先には何もなく、かつ水のように広がる前に冷めて固まったときに、
直径1cmあるかないかぐらいの珠になります。

偶然の産物。
そして不思議で複雑な色合い。

それをアクセサリーにしてみました。
正確には、アクセサリーにしてもらいました。

「伝統陶器」とは言えませんが(そもそも粘土部分がありません)、こんな遊び心もいいかもしれません。

ちなみに写真はハットピンとヘアピン。
どちらも800円です。
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2008年05月01日

携帯ストラップ

keitai.jpg

コーヒーカップやマグカップの取っ手、あれは本体と別々に作って後でくっつける、という工程で作られることは容易に想像できるかと思います。
具体的には、まずカップ本体をロクロで製作し、後日(翌日〜2日後)取っ手を製作します。カップ本体よりも取っ手の乾きが早いので、お互いがちょうどいい具合に乾いてきたところで、ペタッと貼り付けます。

さてそこで。
取っ手を作る際、予備として少し多めに作るのですが、失敗することはほとんどありません。そのため、多く作った分だけ余ってしまうことになるのですが、それをそのままドロに戻すのはもったいない...というわけで。

取っ手をリング状にしてみました。

そのリングを連ねてチェーン状にしてみました。

素焼きしました。

釉薬を少し垂らしました。

本焼きしました。

携帯のストラップにしてみました。
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