2012年11月22日

2012霜月、今年は青森、1日目

宮城の友人に誘われて青森に行ってきました。
目的は青森県立美術館で開催中の「奈良美智展」です。巡回展なのですが、これはぜひとも奈良さんの故郷で観よう!!ということで現地(青森駅前)集合という携帯電話の恩恵を多大に受けた旅行になりました。

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隣県には電車でラクラクいけてしまう関西周辺在住の友人に言わせると、隣県なんだから近いでしょう?なのですが、そんなことはありませんよね、秋田県南からだと。直線距離だと近いですが…。

電車で秋田方面から向かう方法と内陸線で鷹巣から向かう方法、盛岡経由で新幹線を使う方法のうち、在来線で景色を眺めながら行くのも捨てがたいと直前まで迷いつつ、時間と体力の問題により結局新幹線で青森入りしました。二時間半ほどなので南に向かうと仙台周辺くらいと同じくらいの所用時間でしょうか。

家族旅行でも個人旅行でもなぜか必ず南に向かってしまうので初青森です。盛岡以北の新幹線も初。新青森と青森間は在来線でも5分程度なのになぜ新幹線は新青森止まりなんでしょうね。不思議です。

さて美術館。
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季節柄でしょうか?素敵な「奈良ツリー」がありました。写真オッケーだったのでテンション急上昇の女子二人。真っ白い空間にブルーのツリーが異空間を作り出していました。白と青なのに寒々しい感じもなくずっと眺めていたくなります。

奈良さんの作品は現代美術展等で一枚、二枚観たくらいで、本の装丁の方がなじみがありましたが、それももうだいぶ前の話。色使いがパステルカラーになって透明感もあり、たいしてくわしくもないくせに、「ちょっと変わったかな〜」という感じを受けました。

等身大、もしくはそれ以上のブロンズ像もありました。作成の仕方が分からないのですが、生々しい指跡が圧巻。どうみても重心が上の方にあるように思える像など、バランスはどうなってるんだろうねえ、と言い合いながら詳しいところは分からない女子二人。

真っ白だったり薄暗かったり明るかったりする美術館の中を「→」に導かれながら行ったり来たりあがったり下がったり。途中から全くもって建物のどこにいるのかさっぱり分からなくなったものの、出展された作品数も多く時間ぎりぎりまで堪能できました。

閉館間際までねばって外に出てみると、美術館の外壁に青森県のマークがライトアップされていました。
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友人の説明によると閉館間際だけライトアップされるらしいので、悪天候にもめげずこの時期に行ってよかったことです。日の長い季節だったら見られなかったかイマイチだったか。

水たまりに映っても風情があります。これは雨の日の特権。
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美術館前のバス停から臨む。
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ふと新しい秋田県立美術館はどんなふうになっているのかと思いました。ぜひとも館内の展示や催しだけではなく、鑑賞した後の余韻も壊さず大事にしてくれる造りになっているといいなと思います。
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2012年06月17日

安野光雅展へ行ってきました

秋田もいよいよ梅雨入りしたそうです。今日も朝から雨降りです。今年はここ数年と異なる気候で、気温適温、湿度も最適という日が続いていたのですが、もう秋にならないとあんなにも爽やかな気候にはならないのでしょうか。残念。

よい気候に恵まれると、身も心も知らず知らずのうちに活動的になってきます。それで横手の近代美術館まで安野光雅展を観に行ってきました。
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4月からスタートした展示ですが、6/17(今日ですね)までの期間なのでもう随分終盤、人もまばらで堪能できました。ゆっくりじっくり観たい派なので、混みに混んで行列行進状態で見なくてはいけない展示会は苦手です。こういう展示会は後で思い返してみても何を観たか覚えてないのが常でいったい何をしにいったのやら。ああ、もったいない。。。

今回の展示会は巡回展で、1つ前の、3月末までの東京での様子をチェックしていたところ、展示室のあちこちで自由にめくれるように置いてある書籍がだいぶ乱暴に扱われていてぼろぼろになっているだとか、併設カフェに特別メニューとしてパリの街並みの絵皿でパニー二が供されたとか色々ありましたが、欲も悪くも秋田の展示では特にそういったことはありませんでした。パニー二の方はしごく残念。

さて肝心の展示の方は、ずらずらと結構なボリュームで午後を少し回った時間に入館したことを軽く後悔。何しろ細かい絵なのでこちらもどうしても細部までみたくなり、けしてさくさくとは進まないのです。本当によかった、人の少ない時に行けて。

「旅の絵本」の原画にへばりつくように眺めて、あちこちに遊びが描きこまれているのを見つけ、知人のイラストレーターさんが「この絵本が大好きで、いつまで眺めてても飽きない」と言っていたのに納得。同時にこの知人が随分この絵本の影響を受けていることも判明。この「旅の絵本」、細々とした感じといい、アングルといい、「サッカー中継に似ている」と思わずにはいられません。「ウォーリーをさがせ」にも通じるものがあるような。

小人の絵もたくさんありました。昨夏同じ場所でみた影絵の小人より細長く上背があって大人っぽくてちょっと悪そうな感じで、陰で「ふっ」とか「へっ」とか口にしてそうな小人。どうしてそんな感じがするんでしょうね。妙に世慣れたような表情をしているから?

小さな頃なんども読んでもらった「大きなもののすきなおうさま」の原画があったのも嬉しかった。これラストがとても好きでした。この絵本、なんといまだに実家のテレビの周辺に生息しているので帰省するたびにびっくりします。本当に当たり前に転がってたり棚にささってたりするのです。

そうそう展示のチケットもエンボス加工の施された実に手触りのいい紙で「おお」と思ってしまいました。贅沢かもしれないけれど、日常とは異なる場所へつながる感じが感触として伝わってくるような気がしたので、しばらくとっておこうと思います。これまで年間フリーパスを利用してたので、チケットの半券はもらえなかったんだよなあ。  

次回は「平山郁夫展」が開催されるそうです。コレもいかねば〜。薬師寺の壁画も来るといいなあ。習作でもいいから。前売り券買っちゃおうかな〜。今年も年間フリーパス購入してもよいのでは?と思う本日です。








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2012年06月04日

盛岡まで初詣

先週、昨年11月以来の県外お出かけに行ってきました。メインは岩手県立美術館の「ルーヴル展」と半年近く遅れの初詣(笑)。

ルーヴル展は震災後の連帯の気持ちを伝えたいということで東北三県(岩手、宮城、福島)を巡るものです。展示数が24点なので、特別大ルーヴル展!!という雰囲気ではなく、こじんまりとした常設展扱いでしたが、テーマの「絆、出会い」に沿ったなかなか興味深いものがありました。写真でお見せできないのが残念ですが、4千年前のエジプトの石板レリーフなど初めて見ました。

テーマに沿ってピックアップされた展示なのですが、「絆」として紀元前のものでは家族が彫られたものが、西洋の絵画や彫刻では「出会い」として神と人間を描いたり彫ったりした作品が多い展示だという印象を受けました。日本美術から選ぶとすると源氏物語の1場面だとか武将と主従の出会いの場面が持ってこられそうです。

美術館内のレストランで食事兼デトックス(この場所は本当にそういう感じで、一回腰を下ろすと立ちあがりたくなくなり、悪い気が抜けて行くような感じがするのです)したあとは盛岡八幡宮へ移動。

歴史も由緒もある立派なお社です。
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この広々とした感じと清澄さに雑念が遠ざかり、今ここに居ることだけに集中していればいいように思えます。

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まずはずらりと並んだ各干支別のお宮に御参りして、今年のお正月のお飾りと御札を返納。
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それから巨大な狛犬が控えた石段を上って本殿へ。
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お参りの後は、今年の新しいお札を購入しておみくじに挑戦。多種多様なおみくじがあるのですが近年ハマって?いるのがこちら。
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「鯛」のおみくじ。つり竿で釣り上げると張り子の鯛のしっぽ部分におみくじが入っています。

こんな感じ。なぜか心躍ります。
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今回初めて金色の鯛が入っていたので、狙ってみたら近くの赤い鯛が釣れました。ええ〜!ちがう!!と思ったのですがおみくじをやり直すというのも無粋なので、釣れたくじを開いてみたら大吉でした。鯛本体は集めて鯛モビール作成をもくろんでいるので持ちかえり。

あとはお社の前の商店街の散策です。盛岡は商店街が活発です。チェーンではない個人商店がちゃんと元気に営業しています。いいなあ。秋田はシャッター通り多いもんなあ。今回は醤油店にて醤油と味噌を購入しました。こういう品を選ぶあたり10年前と変わったなと思います。まあ、きっかけは単純で「サバ味噌」は原料と地域のちがう味噌を2種類つかうとおいしいというのをレシピ本で見たからなんですが。

せっかく盛岡なので帰路の途中で蕎麦を食べ、家についてから何もしなくていいように雫石の道の駅で入浴して帰宅。

日帰りでしたが、次の日からまたしっかり頑張れるゆるいリフレッシュ休日でした。

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2012年05月07日

桜レポート2012 〜神宮寺〜

今年の桜は駆け足でした。
今だけ、という焦燥に駆られて3日連続で仕事帰りに寄り道してしまったのですが、咲き始め、満開、散る、という過程を1日ごとに眺めることができました。あいもかわらず花はすごいけれど人気のない近場の公園。今回は神宮寺の岳見橋下を歩いてみました。

毎回仕事帰りだったので、人気もほとんどなくどんどん薄暗く肌寒くなっていく川べりでの花見。連休で夜桜バーベキューをしている1グループの傍らを徘徊して次の日の仕事に備える物悲しさ…。というのも、たぶんにこの夕暮れの雰囲気せい。
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今年は開花は遅かったですが、鳥に花芽を食べられることなく迫力ある咲きっぷりでした。ああ、背景は青空で見たかった。
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花がつきすぎてタコの足にすら見える…(笑)。
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ひとつの花芽から複数の花が咲くということを発見。空気も花の香りが満ちていて、数日前までとは全然違う春の大気。もうちょっと時間が早かったらもっと映えたでしょうにもったいない〜。去年は花付きがいまいちで今年は天気。毎年咲くし、なんて言ってないで、ちゃんと「今年の花」を見ておかないといかんな〜と思った今回の花見です。

そして次の日には風が吹いて
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あっという間に花筏。コレ地面じゃないですよ、水面ですよ。
風が過ぎるとアスファルトを転がる花びらの音までちゃんと聞こえました。人気の少ないところの醍醐味です。飛ばされた花びらは道路の脇の側溝に吹きだまって桜ロードになっていました。猫かネズミか小鳥限定の花道です。
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3日目にはもう葉桜でした。
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今年は葉桜もステキです。このまま花簪に使えそう。冬が長かった分もう少し咲いていて欲しかった〜。植物の立場からするともう随分季節はおしているのだと思うのですが、眺める立場としてはもっともっと堪能していたかったのが本音です。

来年はどんな桜になるでしょうか。花の下をぽつねんと散策する花見ばかりで、にぎやかな花見にもあこがれた今シーズンでした。

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2012年04月29日

夕暮れ散歩

楢岡陶苑の桜が満開になったので昨日の帰り、南外ふれあいパークに寄ってみました。

勝手に穴場だと思っているのですが、昨日は時間帯もよくとてもいい時間を持てました。

友人がティッシュペーパーの花だという木蓮満開!!車から降りると空気に花の香りが満ちてるのが分かるんですよ。
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夕がたの光に花も夕月もとても映えます。絵葉書にでもなりそうだと自画自賛。どうしても電線が見えてしまうのが残念です。
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桜は今日か明日が見頃になりそうです。
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今年はまだ雪が残っているので角度によっては桜と木蓮と雪山という驚異のコラボも楽しめます。
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仙台に暮らしていた頃は、出歩く時いつも徒歩か自転車だったので、年間通してこういう時間帯の中に身をおいていたのに、秋田に戻って来てからは屋内と車を行き来することがはるかに多くなってしまっているので、やけに懐かしい気分になりました。夕方の散歩が好きだったはずなのですが、今では独り暮らしの時と違って一番外に出にくい時間かもしれません。この空気と光の感触をよくもキレイに忘れられたものです。年月は怖いですね。

最後に空を背景に木蓮がゲートに見える一枚を撮影してきました。
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本当に穴場なんですよ、ここ。

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2011年11月12日

霜月仙台行 2日目

仙台旅行2日目。キレイな朝です。懐かしくて昔の通勤路を一枚。交差点で止められては、街路樹や空の色に励まされ、道急ぐ人の群れに、みんな頑張ってるから負けずに自分も頑張ろうと思ったものでした。
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大通り沿いは変わりなくみえましたが、街中の細い路地に入るとそこここに崩落防止のためか壁にネットを張ったビルや、立入禁止の黄色いテープで封鎖された建物、シャッターを降ろして暗く静まり返った元店舗がいやでも目に入ってきました。そうなる前の姿を知っているので痛いです。

それでも震災以来初めて再会した友人や元同僚はみんな元気で、大きな変化を受け止めて頑張っていました。四年ぶりに会った方もいましたが、まるで今も一緒に働いているかのような感じがするばかりで久しぶり感まったくなし。友だちとはそういうものなんですね。訪ねて行ったのはこちらなのに、それぞれから持って行った以上のお土産をいただいてしまいました。服とかワインとかぶどうとか。逆だよ…。お土産のことはおいといて、この人たちの存在が、今もって私にとっての仙台を楽しくかつ大事な場所にしているのは事実です。

さて午後からはフェルメール。昔の住まいが美術館近所だったので車で向かうのが不思議でなりません。
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なんの知識もなく行ったもので、今回は音声ガイドを使用しました。これはよかった。見えるままに見て、見た気になって終わるところだった。オランダの気配の中で「先達はあらまほしきことかな」と唐突に徒然草を読みたくなった私…。

こんなにたくさんのオランダ絵画を見るのは初めてでしたが、あちこちに象徴的なものが描きこまれているなんて知らなかったので面白かった。たとえば「犬」であれば、従順と献身を表しているので女性の側に描かれるとか、「鳥かご」は守られていることと閉じ込められていることを表しているとか。手紙を読む女性の後ろにかかっている地図が、彼女の恋人が遠くにいることを表しているとか。

描かれたドレスの質感や陰影や、鮮やかさについてのキャプションが多くありましたが、この時代、これだけの顔料を作りだすのもすごいことです。ウルトラマリンブルー1色でも鉱石を入手して砕いて粉にしてそれから調合となるんですよね?家人に聞いたところでは、陶器の絵付けに使う呉須の粉砕は、目の不自由な方の仕事だったそうです。朝から晩まで乳鉢でごりごりごりごり。思い浮かべただけであちこち痛くなりました。

美術館内のレストランにて「オランダ風ビーフシチュー」をいただきました。
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フェルメールの青をイメージしてでしょうか?青いお皿への盛り付けに目を見張りました。家でも普段使いのほとんどは青い器なんですけどねえ、ここまでおいしそうには盛り付けできてません。参考になりました。「白い器が一番!」と言われるのをよく目にして耳にして、ううむ…と思ってましたが、大丈夫、大丈夫。頑張ろう!楢岡焼!!

話はそれましたが、お味もすごくよかったです。食後にソースの気配が上ってくることもなく、ビーフシチューってこういうものなんだね、と言い合う田舎者が2人…。

もうひとつ目をひいたのがレストランで使用されている椅子。
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教会の椅子ですよね、これ。
外国小説のミサの場面にたまに出てくる聖歌集や聖書を入れるボックスがちゃんとある!とマニアックに心躍ってしまい、スタッフの方にお願いして写真をとらせていただきました。

夕暮れ時、後ろ髪をひかれつつ帰路につきました。その数時間後にはもう秋田の自宅にいるという不思議。日々の暮らしの中で友人たちとやりとりするメールや手紙では遠くにいるという感覚でしたが、実際はそうでもないみたい。イメージや日々の忙しさから作りだされる「距離」に侵されないように気をつけなくちゃ。また行きます。楽しかったよ、仙台。

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2011年11月11日

霜月仙台行 1日目

突然ですが、仙台に行ってきました。
最大の目的は宮城県美術館で開催中のフェルメールの展覧会だったのですが、場所が古巣の仙台となると、それだけにとどまりません。

銀行に行って、髪を切って、つま先用靴下と仙台味噌と本を買い、友人や元同僚と食事に行き、やっとフェルメール…。旅行の内容を耳にする誰もが、「それは住んでる人がすることだよ…」と口をそろえるのでした。

なんにしても年始以来の県外!
目的が日常っぽい分、せめて形だけは旅っぽく、と高速道路をひた走り前沢SAへ。

前沢SAというとこれですよね。でっかい南部鉄器(の模型?)。
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秋田自動車道から東北自動車道へ入って最初の寄り道で、否応なく「ああ!県外だ!岩手県だ!!」と気持ちが盛り上がってきます。

普段はちょっと寄り道程度なのですが、今回は目的のひとつに「トマト温麺を試す」を掲げていたので、初レストランへ。

トマト温麺、こちらです。
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なにやら色々と赤い!坦々麺みたいなスープの色にもびっくりでしたが、デザートの煮イチジクに添えられた雪見大福にびっくり!!

この餅とアイスからなるデザートはいつどのタイミングで食すべきものなのか?

悩みつつ一番最初に食べました。だって溶ける〜。
アイス後かつ坦々麺を予想していた口には、スープがとても甘く感じられました。最初の数口のあと味覚が戻ってきて、坦々麺ではなくミネストローネのようなスープなことが判明。

そして麺もびっくり!
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温麺というよりトマト入りフィットチーネ?
連れはカップヌードルのチリトマト味に似ていると言っていましたが、あいにく私はそちらを試したことがないので、判断付かず。「温麺」という和風な名前がいていますが、スープスパゲティに近いように思えました。具には前沢っぽく牛さんの塊がいくつかとカリカリのドライトマト。食感のちがいを楽しむ趣旨かもしれませんが、ごめんなさい。個人的にやわらかい方が好みなので、スープに沈めて最後にいただきました。麺モノですが、脂っぽくなくていいなあ。

色々と想像と大きくちがっていたのが面白くて、これから高速道路を移動する友人たちに勧め中です。下りの前沢SAにはウサギが飼われているそうですよ。

築館付近に差しかかると見た目は変化なくとも車の揺れが大きくなりました。震災の爪跡を感じて胸が痛みましたが、傷んだ道路の補修作業が昼夜を問わず行われていました。始まったのは9月からだそうですが、進んでいます。工事のために道は混んでいましたが、むしろ「ありがとうございます。頑張って下さい!!」と声をかけたいくらい。

補修ではありますが、今ここで道が作られている!という気がしました。ほんとにほんとに頑張って下さい。
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2011年10月23日

山内方面に果物探し

晴れ間に突然雨がはしり抜けて行く不思議な天気続きな今日この頃です。

やっと登り窯が終わった休日。骨休めに秋のお出かけをすることにしました。
そうはいってもまだ登り窯の疲労が抜けきってなくて本調子ではないので、近場に半日程度のもの。お出かけというより気分転換と言った方が近いかもしれません。
もうだいぶシーズンは終盤ですが、横手方面に果物を買いに出かけてみました。

ジャムにする葡萄がほしかったので、まず山内の道の駅へ。
岩手に出かけた際によく立ち寄るので、結構勝手知った場所です。

真っ先にフルーツコーナーに向かったのですが、ジャムにはちょっともったいない葡萄ばかり。とりあえず、数日前に、いただきもので感動的においしかった葡萄は種なし巨峰だということが判明したので、葡萄に関してはよしとしました。

かわりにカリンが出ていたのでこちらを購入。今年はカリン酒にトライしてみることにしました。すぐ飲めないところがちょっと残念なんですが。そして、せっかく山内に来たのだからと里芋とそば粉も購入。親芋、子芋、孫芋と分類されて販売されているあたり産地の香りがします。子芋でキムチ煮をすることに。そば粉は次の休みにガレットを焼く予定です。
買い物のあとはちょっと休憩。

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ここの揚げ蕎麦がきはおいしいです。生姜のきいた汁にカリカリの表面を浸して食べるのが好きです。しかも200円代のリーズナブルっぷり。暑い時期は外でりんごアイス最中ですが、今くらいの時期になるとこっちを選ぶことが多くなります。別件で前を通るとわざわざ寄って食べちゃうくらい。

当初の目的の葡萄は帰り道の直売所で購入しました。
見て下さい、1箱700円でこの迫力。帰宅して軽量したら6.2キロありました。ジャム長者になれそうです。

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こちらは直売所横の葡萄園。

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奥の方では葡萄のツルを棚から外す作業をされていました。まだ光は明度が高くて、ススキや木々の葉もキレイですが、冬がくるんだなあと思いました。田んぼも稲刈りが終わって色彩がわびしくなっちゃいましたしね。山とリンゴ園から明るい色彩がなくなったらもう初冬なんだなあ。早いなあ。

来年は葡萄狩りに来るのが目標です。
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2011年07月09日

浅舞公園あやめレポート

7月5日、横手市浅舞公園にあやめを観に行ってきました。今回は旧13号線を走るルートで向かったので、到着まで蕎麦の花やホップなどが見えて楽しい道行でした。

実は6月28日にも一度赴いたのですが、まだ全然咲いてなかったので、一週間待ってのリトライです。開花が遅れているのは今年の豪雪の影響でしょうか?大曲では、もうあやめは終わりかけで立ち葵が満開になりつつあるのですが、28日現在、まだまだ蕾もありました。これからまだしばらくは咲くようです。園内では7月10日まで「あやめ祭り」が開催されてますが、平日だったので人影まばら、ゆっくり堪能できました。

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手前のあやめは「日本海」。六英で紫地に白紋りが入るのが特徴だそうです。入口でもらった小冊子に植えられているあやめの説明が載っているのですが、花弁のことを「英」で表記してあったのが何やら風情のある感じ。あやめの品種名は「紫雲の重」だとか「深窓佳人」といった雰囲気のある名前のものが多く、花はまだ咲いていなくても、品種名を記したプレートだけでも楽しめました。「月の玉川」や「晴間の響」という名のあやめ。いったいどんな花が咲くのでしょうか。

こちらは「小青空」とありました。
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小ぶりですが、陽に透ける薄水色の花びらが風にそよいで涼しげでした。この花は花全体が風に揺れるのではなく、花びら一枚ずつがそれぞれそよぐんですね。

あやめは色彩のせいか、はたまた開花の季節のせいか「涼の花」という気がします。乾燥して暑いところというよりはやはり熱気を含んだ湿気の中に映えるという感じ。そうはいっても度を超えた湿気と熱気ではそぐわないような。日本の風土に似合う花なのかもしれません。見ていたらあやめの絵柄の浴衣が欲しくなりました。実際は浴衣などほとんど着ないのですが。

今日はせっせと施釉作業です。隣の部屋で窯に火が入っているので汗だくだくになりながらの作業になっています。あやめのまとった涼の雰囲気を思い浮かべながら頑張ります。

これは「小町娘」というらしいです。赤紫が鮮やかです。花びらに入った脈?が蝶の羽のようです。
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2011年06月22日

農業科学館その1 〜バラ・フェスタ〜

6月17日、農業科学館のばら園に行ってきました。6/10から7/18までバラフェスタ開催中です。種類によってはまだ蕾のものもありましたが、ほとんどは見頃の花をつけていました。
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秋田には珍しい青空の金曜日の午後。平日だったためか、ばら園は他に人影がなく、存分にばらを観賞してたくさん写真も撮ってきました。少し前にTVか何かで、ばらの写真撮影は曇りの日の方が向いているといったようなことを見ましたが、どのばらもひまわり並に青空によく映えていました。(素人写真なので、どんな天気でもそれなりに満足します)。

陽に透ける花弁がキレイで思わず一枚。日陰に入った花とずいぶん感じが異なります。
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ばらの花は単色のイメージがあったのですが、グラデーションの花弁のものも多くあるんですね。長年濃い色合いのバラを好んできましたが、今回の来園で一気に多色のばらに傾きました。一番たくさん写真を撮ってきたのがコレ。
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たしか「彩雲」という名前だったと思います。つい花弁に気を取られて名前を控えてくるのを忘れてしまったので、まちがっていたらすみません。

ばらの名前はすてきなものが多いですね。中には「プリンセス・アイコ」や「プリンセス・ミチコ」というばらもありました。皇室に献上された品種でしょうか。「プリンセス・ダイアナ・オブ・ウェールズ」というのもありました。こちらは故ダイアナ妃をばらで表した花だそうです。個人を表現するために生み出された品種というのがすごいですね。自分に置き換えてみると、そのすごさがよく分かります。

以前、知人がばらの本、それもハードカバーのものばかりを長期にわたって大量に購入しているのを見たことがあります。そのあまりの冊数が気になったので尋ねてみると、ばらと言う花は品種改良(開発?)に膨大な歴史があり、ひとつの株から何代も祖先をたどっていけるんだそうです。つまりは家系図があるんですね。どうやら知人はその読み解きにはまったようです。これもひとつの立派な歴史学のようです。

私はまだとてもそのレベルまで到達していないので、目の前に咲いたばらを見て喜んでいるだけですが、一度入り込んだら深みにはまるジャンルかもしれません。そんな香りがします。なんとなく。

まだ蕾が開いていない株もあったので、折を見てまた行ってみようと思います。楢岡陶苑からもそんなに遠くないですし。梅雨入りしたのでまた雰囲気が変わるかも。雨のばらにも期待します。

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2011年06月04日

旧池田氏庭園(本家庭園)特別公開レポート

旧池田氏庭園の特別公開に行ってきました。これまでは6月と11月に2日間だけ、しかも土、日だったので、混んでるだろうし、仕事あるし、と興味はありつつハードルを越えられずにいたのですが、今回の平日開放の恩恵を受けての来園です。

こちらの庭園は明治から大正にかけて造営され、2004年に国の名勝指定を受けた後、2007年に池田家から大仙市に寄贈され、今も修復が進められています。耳にした所によると、あと30年くらいはかかるんだとか。小さいころから何度かこの付近を通ってるはずなのに、こういうところがあるのはちっとも知りませんでした。昔は池田氏現当主の自宅があるので一般公開してなかったので仕方ないのですが、地元にこういう人がいてこういうところがあるんだよ、と教えられたかったなあと思います。

池田氏は東北3大地主の一人で現在の庭園は約42000平方メートル。家紋が亀甲桔梗なので、上空から見ると敷地が亀甲型(6角形)を意識した形になっているんだそうな。かつての武道館、家畜小屋、馬小屋、果樹園、菜園、プールはなくなってしまっていましたが、焼失した主屋の基礎と洋館、米蔵、味噌蔵等は残っています。中門の柱の穴跡もありましたね。もうこれだけで歴史好きな方は血が騒ぐのではないでしょうか。順路をたどっていると、京都の史跡にいるような気すらしてきました。

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池越しにのぞんだ洋館。水面に映った姿もすてきです。修復前の写真もありました。手をかけられて蘇ったのがとてもよく分かります。修復がすすんで行くと、やがてこの池に錦鯉なども放たれるのでしょうか。

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こちらの雪見灯篭は、直径、高さ約4メートル。日本一とされているそうです。この灯篭の周りで池田氏当主と造営者の長岡安平(近代公園の先駆者)ほか数人の写真があり、今回一番歴史を感じた場所でした。紅葉等の広葉樹も考えられて配置されているので、今日の緑陰が紅葉した景観も楽しみです。

図書館として開放されていたという洋館です。昨秋、保存修復工事を終えたばかりです。池に面して玉突室があり、ビリヤード台が設置されてました。壁紙は金唐革紙という伝統工芸品にして最高級の壁紙です。この紙、和紙に金属の箔を押し、版木に当てて凹凸文様を打ち出し、彩色をするというもの。技が光ります。

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余談ですが、このアングルで家人を洋館前に立たせて写真を撮りました。我が家完成!というハガキにしたら、ひとりくらいは本気にしてくれるかもしれません(笑)

正門近くの更地では、紫陽花の株が植えつけられている最中でした。こうして手分けしながら少しずつ修復されていくんでしょうね。藤棚なんかもあったらいいなあ。修復の進み具合をライブで見守っていけるのも地元の強みです。

今回の開放は明日までですが、次回は大曲の花火翌日だそうです。楢岡陶苑からも国道13号線を走って25分ほどです。開放期間中、来店された県外のお客様に勧めてみようかと思います。払田分家庭園にも行ってみたくなりました。
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2011年05月25日

芝桜フェスタレポート

昨日、横手市大森町大森リゾートの芝桜フェスタに行ってきました。

大曲から西道路を使って約30分。近い!!午後二時半頃自宅を出発したのですが全然問題なし。近場の強みです。5/8から始まったようですが、芝桜は満開。色によってはまだほとんど蕾のものもあって、いっせいに花開いて一面じゅうたんをひいたよう、とはならないようですが、部分的にまだまだ楽しめそうです。今年はそういう咲き方なんでしょうね〜。やはり寒いんでしょうね〜。でもピンク系の花はキレイに咲いてました。
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今回初めて訪れたのですが、スキーのスラロームをイメージ?とかで、お花の周りの歩道に結構な傾斜があって、なかなかよい運動になりました。ゆるやかながら日々の足腰の退化を実感。筋肉痛になりそうだな…と思ったのですが、今日のところまだ痛みはきていません。ちょっと安心です。

てっぺんからの眺望。
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右側の赤い屋根あたりがスタート地点です。思ったより高度ありますね。下から吹いてくる風に芝桜の香りが強く香っていました。甘いとはちょっとちがう、なんというかわずかに重さがあって立ちこめるような香りです。悪い香りではないのに、鼻が刺激されてむずむず。くしゃみ未満なのがツライところ。数年都会に暮らしてから、春先の起こした土の匂いや強い花の香りにめっきり弱くなりました。昔はあたりまえの香りだったんですけどね。野生児すぎただけ?

芝桜を堪能してふもとに下り、今年初のババヘラアイスを食べて(ババヘラ以外にも店は出てましたが、秋田県民を意識してあえてババヘラを選択)4時すぎには自宅着。滞在は一時間くらいでしょうか。十分満喫できました。お花を見て傾斜登って心身ともに充電したので、今日はいつになく仕事に精が出ています。

ちなみに芝桜フェスタは5/29まで。週末はポニー馬車が走ってナマハゲも来襲するんだそうですが、出勤日なのでそれはまたの機会に。水辺もあったので緑濃くなったらピクニックにでも行ってみようかと思います。


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2011年05月11日

2011桜レポートその2 〜神宮寺〜

前回の角館の桜と時を前後しますが、5月4日の夕方に神宮寺岳見橋下の桜の様子を見に行ってみました。去年の花がとてもきれいだったので、朝夕の通勤時に橋の上から気にしていたのですが、なかなか「今だ!!」という感じにならず、首を長くして時をはかっていたことでした。結局、いつまでも「満開?でも空気は桜色だよねえ」という様子のまま進捗が見られず、しびれを切らしてのなかば突撃観桜です。

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橋の袂の小道から回り込んで土手を下り、木の下まで行ってみると、南外の桜と同様に花と蕾と葉が一緒に出ている状態でした。全体的に一抹の寂しさが拭えないのですが、光の傾いた夕方の空と雄物川から吹いてくる冷えた風にはよく映えていて、これはこれで好きな桜でした。角館が白昼の桜なら、こちらは夕暮れの桜といったところでしょうか。少ししんみりしながら静かに眺めるのによさそうです。なんといっても他に誰もおらず、独り占め状態!

梢の合間に夜桜用?の裸電球が下げられていましたが、他に街灯がないので、日が落ちてからの桜見物はかなりの度胸が必要かもしれません。駐車場や広場もあるので、夜店が連なり夜桜見物客でにぎわっているというなら安心なのですが。もったいないなあ。

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桜と夕日の間にある橋がとても昭和の雰囲気ですね。まるで豆腐売りがラッパ吹きながら自転車で走ってそうです。実際あんまり昭和の頃と風景は変わってないのではという気はするのですが…。

5月11日現在、ここの桜は葉の方が多くなり、葉桜に季節を進め中。例年に比べて花は少なかったものの長持ちしていて、桜色と早緑の混ざり具合がこれまでに見た葉桜の中でベストな色合いです。上の写真にも見える池は花筏で埋め尽くされ、そっと足をつけるとそのまま歩いて渡っていけそうです。


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2011年05月09日

2011桜レポートその1 〜角館〜

5月6日の午後から角館へ偵察(観光とも言う)に行ってきました。「人出が少ない…」と聞いていたのですが、思ったよりもたくさんの方が観桜にいらっしゃってました。GW後半だったからでしょうか。でも確かに例年渋滞していると聞く観光バスは見かけませんでした。

桜の季節の角館は通学してた頃以来で、混むから、と地元民ぶって避けてたのですが、やはり迫力がありますね。今年は南外周辺の桜が寂しげだったので、その分の桜欲?春気分欲?もしっかり充足されました。
これは枝垂れ桜の内側。
枝垂れ桜内側_blog.jpg

伝承館前では「シャッターお願いします」と頼まれたりして、観光気分炸裂でした。こんな桜に出会ってしまったら、もちろん一枚撮りたくなりますよねえ。

桧木内川べりも人がまばらで、この季節に人ごみできゅうきゅうしてない川べりなんて!!と一抹の物寂しさは感じましたが、全体的に春らしくゆっくりのんびりした雰囲気でした。三味線演奏されている方もいらっしゃいましたし。めずらしく天気がよくて堤防に腰下ろして、三味線聞きながら川眺めながらの観桜。イベントや屋台の数は減っても、その場にいるだけで贅沢でした。以前、うちに買い物に来られたお客様とも偶然遭遇して、ちょっと立ち話したり。

川べり桜_blog.jpg

桜の上空では飛行機雲が交差してました。(見えるかな?)
桜に飛行機雲_blog.jpg

さて、花より団子も大事ということで団子サイドから今回堪能したものをふたつ。

まずひとつが桜ソフト。(先端が垂れてきたので一口分すくいとった写真になりました…)桜の塩漬け付きです。淡い桜色のクリームがかわいらしいのです。ワッフルコーンなのもポイント高し!!
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もうひとつは安藤醸造で試飲をすすめられた「白だし」。イワナの魚醤のおだしだそうです。口に含んだとたんに、脳裏をだし巻き玉子の夢がよぎりました。今回は地元民だし〜と購入を見送りましたが、お使い物等にも喜ばれそうだなあとしっかりチェック入れたことでした。肝心な時に忘れないようにしようっと。
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2011年01月06日

ハンス・コパー展行ってきました

ほんの二週間ちょっと前、でもすでに去年になってしまいましたが、
岩手県立美術館で開催中の「ハンス・コパー展」に行ってきました。
バーナード・リーチやルーシー・リーと並ぶイギリスを代表する陶芸家です。

美術館はよく足を運ぶ方なのですが、焼物の展示会はほとんど訪れた記憶がありません。
学生の頃、伊賀に旅行に行った(けれども伊賀焼が目的ではない)のと
6年か7年も前に東北歴史博物館の唐三彩の展示を観に行った程度です。
意識的に避けてもいたような…。
主な理由は、「見どころがよく分からない」から。

今回は小ボスが一緒だったので、分からないことは聞き放題。
やはり説明があると面白さが俄然変わるものですね。

コパーの作品は、ロクロで成形した筒や鉢を接合してあるので
どの部分で何の部品をつなげてあるのか疑問に思ったらすぐ訊く。
なので一個一個堪能することができました。
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今回の展示は大回顧展ということで
初期の素描等からルーシーとの共作、
そして晩年の作品までの変遷を見ることができました。

コパーはもともと彫刻家志望だったのですが、
職探しをしていたところルーシー・リーの工房を紹介され、
そこでロクロでの作陶に興味を持ち、
陶芸の道に入ったそうです。
その後、数々の陶芸作品を作成し、晩年取り組んでいたのが
キクラデス文明の彫刻に影響を受けたキクラデス形状。
(下の絵ハガキの写真がそうです)
はんすこぱ2_blog.jpg

陶芸家でありつつも、コパーの創作の根底にあったのは
彫刻なのだなあと思ったのが印象的でした。
きっと他の作家に混ざって数点の作品のみの展示だったら抱かなかった、
大規模な回顧展だからこその印象です。

展示場を結ぶ通路には、コパー展関連のワークショップの作品が並んでいました。
コパーが使用していたものと同じ粘土を使って花入れを作り、
さらにそれに花を活けた作品です。

粘土はなんと英国から取り寄せたそうです。
ワークショップならではの、なんて貴重な体験!!

私も学芸員の資格を持っているのですが
その講義の中でくりかえされたのは
学芸員=宝の守番ではないということでした。
当時は「宝」を公開して、その存在や歴史や価値を知らせることが仕事と思っていたのですが、
最近は、「宝」と人を結びつけ、さらに「宝」を媒介として人と人を結びつける場を提供する仕事だなあ、と思いはじめた次第です。

コパー展関連のワークショップは参加できませんでしたが、
興味深い内容のものが多い岩手県立美術館のワークショップ。
これからも要チェックです。

コパー展は今年の2/13まで開催ですよー。
posted by UH.Komatsu at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | クマのお出かけレポート