2017年04月23日

サン・ジョルディの日

今日はサン・ジョルディの日です。スペインのカタルーニャ地方で、女性が男性に本を、男性が女性にバラの花を贈るのだそうで、数年前から友人にバラのカードを贈りたいな〜(性別のところは無視)と思いつつ、忘れるということを繰り返していたのですが、今年は無事ポストに投函することができました。

皆様にもお裾わけ。
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10年程前は、書店が売上につなげるべく無料配布の栞や書店くじなどで「サン・ジョルディの日には本を贈り合いましょう」と、さかんに謳ってましたがどうなったのかなあ。とりあえず、ここ近辺は定着していないようです。

さて、勝手に最近の読書の話です、興味ない方はすみません。

去年の冬の初めに、文庫ながら、なかなかのお値段でしばらく手が出せずにいたスヴェトラーナさんの本を買いました。
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少しずつ読み進め、今もなお読み終わらず読んでます。みっちりソ連で第二次世界大戦に従軍したり戦闘に加わった女性から戦中、戦後の体験を聞き取り調査した内容。さらさらと読み進められるはずもなく、これはゆっくり読んでいこうと決めた本です。というのも、去年の終戦記念日のあたりに、「世界大戦」であったのに、日本以外の国々の戦時下の状況をほとんど知らないなと思ったので。

重い本を読みながら、息抜きに生活本やフィクションを。
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「ルピナスさん」は大人になってから知った本で、影響受けて「ルピナスさん計画」をひとり発令し、先週、会社の敷地にルピナスを植えました。理想はバーバラ・クーニーの繊細な挿絵にため息が出る最終ページの、ルピナスがあちこちに群生する図なのですが今年は初心者なので最終的に5株にとどめました。さて、どうなることでしょう。

「365日」は料理家の渡辺有子さんの写真付き日記のような文章が365日分。野菜や果物や花、器、友人、風景などの写真がそれぞれ気取らないお洒落さで眺めてると和むのが分かります。肩から背中から力が抜ける感じ。気取らないって言うのがポイントなんだろうな〜。開いたところから読み進められるのもいいところ。芍薬の花と、光に透けるローズティ(朝でも夜でもなく午後三時に飲みたいお茶とのこと)の妖しい美しさの写真が好きです。

一段落したら、これを読みます。
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ダークファンタジーにして良質なゴーストストーリーだそう。あるレヴューに、夜中に屋敷を歩き回る人影、禁じられた部屋、部屋に入ると失うもの手に入るもの、屋敷を浸食する大木とあり、その雰囲気に興味津津。ふふふ。楽しみです。
posted by UH.Komatsu at 16:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 本について

2016年09月05日

8月に読んだ中から

先日、店舗内に設営したブッククロッシングゾーンを利用された方の、本を読んだ感想がサイトにあがり、なんだかとても嬉しくなりました。時折、本がなくなっているので、ああ、旅だったなあと思うことはあったのですが、感想があげられるということはなかったので。まあ、サイトへの感想登録は強制ではないですし、書店ではたくさんの本に埋もれてしまうような本との出会いの場所になればいいという気持ちで始めたものなのですが、やはり反応があると素直に嬉しいです。

8月は暑さ厳しい毎日でしたが、読んだ本の中に印象深いモノが数冊あったのでご紹介します。

8月前半は原爆の日や終戦記念日のこともあり、今年はホロコースト関係の本を数冊読みました。その中でも印象深かったのが「アウシュビッツの図書係」。図書館の新着コーナーでみつけました。
アウシュヴィッツの図書係アウシュヴィッツの図書係
アントニオ G イトゥルベ 小原 京子

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実話をもとにした小説で、アウシュビッツ強制収容所の中で、命がけで隠し持たれていた8冊の本と生きている本(語れる話を持つ人間)で、ひっそり運営された図書館活動と収容されたユダヤ人の毎日を描いたもの。命を養うためにはパンを、人間性を養い保つには本と教育を、が根幹にずっとあったように思います。本と読書が平和な日常生活を象徴するものであることに東日本震災で読み継がれた本や、久しぶりの開店を決めた書店の前に並ぶ人々の姿を思い出しました。読みたい本を読める毎日に感謝せねば。

こちらは読書SNSで知った絵本。よさそうだな読みたいなと思ったタイミングで図書館に入ったので早速予約しました。本当は購入して蔵書に加えたかったのですが、絵本はかけられた手間のまま高価なので、私の一ヶ月分の図書費と折り合いがつきませんでした。残念…。

「300年前から伝わる とびきりおいしいデザート」。
300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート300年まえから伝わる とびきりおいしいデザート
エミリー・ジェンキンス ソフィー・ブラッコール

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300年前から伝わるデザートのレシピはそのままに、材料の入手方法や使う道具、人々の暮らし、社会意識の変化を百年ごとに見てとれる流れになっています。絵本は文章の他、絵でも語りますから、人々が生活している風景や服装や調度の変化も興味深いものがあります。着眼点がおもしろいと思ったのですが、大人の方はあとがきもじっくり読まれることもおすすめします。子供と一緒に読むと、伝えられたレシピのデザートを食べてみたくなるようです。絵本のページそのままに一緒に材料をそろえるところから始めてみると楽しいかもしれません。

9月の読書は高倉健さんの「あなたに褒められたくて」からスタートしました。高倉さんいわく、「不器用」な感じが文章にもちらほら滲みでてますが女性には見えない世界が展開されていて魅力的。よい読書になりそうです。
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posted by UH.Komatsu at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 本について

2016年06月01日

本好き、読書家の方へ

先日、工房併設のお店の片隅にブッククロッシング用の棚を設営しました。
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お気に入りの本に旅をさせよう。
世界中を図書館に。
ブッククロッシングとはなんぞや。

ブッククロッシングとは読み終わった本にブッククロッシングサイトに登録したIDラベルを張り付けて「ブッククロッシングゾーン(本の交差点)」と呼ばれる本棚に置き、次に手に取った人がIDラベル番号にアクセスして、その本の追跡や感想の共有を楽しむことを目的とする活動です。
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もともとはアメリカでスタートした活動で、現在は日本より海外の方が活発なよう。本の渡し方には、サイトに個人登録した登録メンバーとメール等で連絡を取り合ってやりとりをする方法と、公共のブッククロッシングゾーンに本を並べて読みたい人に手にとってもらう方法、だれか手にとってくれそうな人のいそうな場所に置いてくる方法の3つがあるのですが個人のやりとりは限りがあるし、置きっぱなしになっているものに日本人は手を伸ばしにくいと思うので、誰でも利用できる棚を作っちゃいました。全国の統計を見てみると、やはり公共の場に開かれた本棚がある地区が本の行ききも盛んで登録メンバーも多いようです。

基本はブッククロッシングのサイトにID登録してある本であれば持って行くのも置いて行くのも自由ですが、ネットを使わない方は、特に登録せずに置いて行っても問題無しです(次に手に取る方はつまらないかもしれませんが)。登録にこだわらなくても本を手にするきっかけになればとゆるく考えておりますので。ただし、お気に入りの本に旅をさせよう!世界中を図書館に!がコンセプトにあるので、うちに誰も読まない古い本がたくさんあるから少し整理しましょうかという場合は、古書店等にお願いします。

ブッククロッシングサイトに登録された本の中には海外へ運ばれていく本もあるようですが、うちはささやかなスペースなので、興味ある方はもちろんですが、本は読みたいけど書店や図書館は遠い、交通手段的に行きにくいという方や小中学生、ALTの方、本を持ち帰らなくても見学や陶芸のお客さん待ちの観光バスの運転手さんやガイドさんなどにも気楽に利用していただければと思います。店内にブッククロッシングゾーンを設営していますが必ず買い物しなくてはいけないということもありませんので。

現在並んでいるのは社内から出た4冊。まだまだ寂しい。
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ブッククロッシングの詳細と登録はhttp://bokcrossing.jp

posted by UH.Komatsu at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 本について