2017年03月06日

晴れの日の引きこもり

先日、久しぶりに太陽が出ている本当の晴れの日(雨雪がふっていなければ晴れという認識ではなく)が2日続きました。ニュースでも「珍しく晴れた日となり…」と言っていました。晴れがニュースになる北国です(笑)。

そんな貴重な晴れの日に限って仕事は窯場で磨き作業でした。窓が埋まっているので恩恵が受けられぬとはなんたること。
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今回は行楽シーズン用とお遣い物シーズン用の注文品と、冠婚葬祭用の注文品がメインになりました。
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大きなものの中に小さなものが、さらにその中にもっと小さなものが、みっちり入れ子になっているので、はかどりが目に見えません(笑)。終わった物を入れる箱は増えて行くのに鉄カゴの中身は本当に減っているのか?実は増殖しているんじゃないのか?

地味に頑張って一日と数時間で終了しました。

もうすぐ水が温む季節も来るはず。待ち遠しいです。

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2017年02月27日

ヒヤシンス、窯づめ

周りはこんなですが
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昨秋植えたヒヤシンスの球根が芽を出しました。
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去年、おととしと水栽培で無理をさせた球根なので、専用の土にしっかり根をはって逞しく立派になってほしいという植え主(?)の身勝手な願望の元、お店の入口付近で今冬中寒さに当てております。雪の中に埋まった状態にしておくと雪がシェルターになって土が凍らないとか何とかきいたので、過去やってみたのですが、雪の重さで鉢が割れておりました。元も子もない…。降雪の程度によるようです。1月、2月と植木鉢の上に雪が綿帽子のようにこんもり積もったりもしていましたが、ヒヤシンスは今のところ元気のようです。咲くのはまだ先だろうなあ。

今日は素焼きの窯づめ作業をしました。
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この時点では大まかに入れた状態なので、これからまだ二倍ちょっと詰めます。高台のぐらつきを確認して修正しながらなのでなかなか進まない(笑)。

明日は、みがき作業です。水仕事なので冷えないといいな。いや、朝はマイナス12℃って予報されてたっけな、そういえば…。
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2016年11月27日

貝皿完成

先日、窯づめの手伝いをした貝皿。窯の焼成具合を調整する陶工にくっついて行きました。コレ↓窯の扉部分です。
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中をのぞいてみましたが、今回、私には炎しか見えず…。ちゃんと焼成中の品物やゼーゲルコーンの様子が炎中の竜のように見てとれる時もあるんですよ!
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その後、窯出し、高台やすりがけを終えて、お店まで出てきました。完成〜。
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ここまで来ると、後は何盛ろうかな〜ということばかり考えます。形状的にホタテとか?旬になりましたしね。醤油つけて炙るか、煮るか、それが問題。
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2016年11月10日

貝皿、その他窯づめ

昨日は、初雪、初吹雪、初積雪、と盛りだくさんな一日でした。正確には、雷、みぞれ、あられも付け足されます。ついに初雪…、まだ11月上旬内なので、もう少し穏やかでかわいらしい降りであってほしいものです。

工房内もぐっと冷え込みましたが、12月使用の記念品ほか、お正月、立春、ひな祭りと年明けのおめでたい席にむけて貝皿等々の窯詰めをしました。
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貝皿は、貝の合わせ目のところの釉薬が空気を巻き込んで焼成中にはがれ落ちないように押さえてからの窯詰めになります。下の写真の穴が分かるでしょうか。
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これを放置したまま焼成すると、焼き上がりに素地がのぞいていたり、釉薬がはがれ落ちたりして製品にならなくなります。なので、指先や細い鉄べらでなでて穴を埋める作業が追加されます。ちまちました作業ですが数が多いと大変。

スペースの無駄が出ないように、隙間に小物も詰めていきます。腰あたりの高さだと詰めやすいのですが、棚が高くなっていくと、私の身長では品物の隙間がうまく目視できなくなって難しくなってきます。なので手前からのぞき、向かい側からのぞき、つま先立ちしてのぞき(笑)
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窯詰め終盤、外ではぱらぱらかりかりと不穏な音が。大きめのあられが降りました。夕方になっても溶けてない…。
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今朝は5時半頃、窓の外をのぞいたら真っ白で暗澹としましたが、出勤する頃には道路の雪は溶けて夏タイヤ、夏ワイパーでも無事走れました。

会社付近の方が雪少ない〜。

それでも屋根から落雪するほどには降りましたが。
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そろそろ冬用の作業着も出しておかないとな〜。
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2016年10月29日

今年の藁焼き

PC作業できずにいた間の事柄です。
一ヶ月ほど遡ります。

秋の風物詩と言えばコレ、釉薬のための藁束ね。今年は稲刈りが早かったので、いつもこの辺、とアタリをつけて組んでいたスケジュールが見事なまでに覆されました。

通常の工房作業と並行作業なので、1日の中にちょこちょこ時間を作っては田んぼへGO!
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継続すれば、いつかは作業は終わる(笑)。
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今年は天気が変わりやすく、週間天気予報もばんばん変わって小刻みに雨が降るので、藁焼き作業の日取りを決めるのが大変でした。

さらに。

去年は、藁焼き中に盛大な野焼きと間違われて通報され、あげく消火剤をまかれて駄目になってしまったので、今年は用意周到です。

消防署に連絡して、近隣の体育館に使用スケジュール確認して、消火器と水タンクも用意しました。
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そして現在。
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無事焼成も終わって、アルカリ成分抜き中です。樽を重ねて、洗い流し用の臨時シャワーも設置されましたが、雨がよく降るので今年はあまり出番なしです。量も去年の分を補えるだけ準備できました。めでたしめでたし。
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2016年04月30日

腹をくくる

行楽用の注文制作でてんやわんやの毎日が続いています。作って焼いて検品、納品を目まぐるしく繰り返しているのですが、たまにそのリズムに狂いが生じる時があります。

今回は5月上旬納品予定ということでコーヒー碗皿の作成に取り掛かっていたのですが、後は乾燥させて素焼きへという段階で、取り付けた取っ手がいまいちなことが判明しました。

お分かりになるでしょうか?
うちのこのカップの基準からすると取っ手の下の部分の角度がだいぶきつく、カップ側面ぎりぎりのところについています。容量180CCのこのカップ、この取っ手では手指への負担が大きくなってしまいます。
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さてここで、必然的に、どうするかという決断を下すことになります。B品掘り出し物市の品のように、専門家が見れば不具合あるかもしれないけど我々、素人には全く分からないよ、と言ってくださる方も見えると思いますが、制作側としては、この納得のいかない品物で正規の値段をつけていいものか…。

結局、腹をくくって廃棄しました。
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すっきり胸を張れない品物と言えど、ここまでの制作に3日半…と考えるとどうしても迷いが生じます。しかし、このまま検品通してしまえない。スタッフみんなで「仕方ないよね」とお互いにお互いの背を押しての廃棄になりました。

窯出しの後、気に入らないと割ったりするんですか?とたまにお客様に尋ねられます。個人作家ではないのでそういうことはしませんと答えますが、こういう廃棄はたまにあります。

どれだけの時間と労力を費やしたかではなく、どういうものを外に出したいか。どちらが大事かは分かっていても、決断は腹をくくる強い意志が必要です。

さあ、気を取り直して納品間に合うように作りなおし頑張らねば。
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2015年11月22日

男鹿まで原料採取

男鹿半島での原料採取を行いました。なんとか今年は雪の前に行けました。

いざ!男鹿!!のだいぶ前から天気予報を何度も確認しながらの決行日の決定に迷う日々。変わりやすい晩秋・初冬の空、天気予報は曇りだと言っているのにまだらに雨が降ったり、曇りの予報が前日になって雨になったり。

決行日が決まると軽トラックや電動ドリルなどの設備の手配が始まります。借りられるかどうかも大事ですが経費も無制限ではないのでレンタル金額も大事です。そして地主さんへのご挨拶とご連絡、これが一番大事。

当日、曇り空でしたが7時半に会社出発。同じ県内ですが秋田横断することになるので結構距離があります。

さて現場到着。地主さんも張り切っていらしてお手伝いしてくださいました。土を掘ると水が出てくるので排水のための溝を作っていただきました。
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そして掘る。掘る。掘る。掘る。
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たまに工芸展等の催事に行くと、各地の窯元さんから、近年この作業が本当にやりにくくなったとのお話を伺います。毎日する作業でもないので久しぶりに行ってみたらアスファルト舗装されて掘れなくなっていただとか。ツルハシ振るって袋に掘った土を詰めていると、通りがかりの人にものすごく不審がられるとか。いきなり警察に通報するよりは一言声をかけていただきたいのですが、それができないからの通報ですもんね。

まあ、傍目に見るとこういうごく普通のところで懸命に土掘りしてたら、何しているのだろうと思いますね。掘ってるんだか埋めてるんだか。
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掘った土は肥料袋に詰めて軽トラックの荷台にえっほえっほと積み込みます。

帰宅したら、またえっほえっほと下ろします。
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道具もお疲れ。
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伝統ってこういうこと(つまり人力作業多し)だよねと実感。次回は来年。今度は軽トラックではなくもっと大きいトラックで本格的に作業してくるそうです。冬のうちに体がなまらないようにしておかないと。

さて、原料採取も終り、ついでに前日に健康診断も終わったのでご褒美です。どちらのかは内緒ですが、ずらりとな。
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特に気になるのはこの辺。
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噂の青いビール「流氷ドラフト」。
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想像していたより青くない(笑)。思えば思い浮かべていたのが沖縄あたりの南国の海の色だったので、流氷が来るような北国の海はこっちの方が近いかもしれませんね。一口だけもらった私にはよく分かりませんでしたが、色々飲む人に聞くと飲んだ後の雑味が強いとのこと。ふーん、そうなのか。

さて11月も後半。年末に向けて退職記念品ラッシュがやってきます。頑張ろう。

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2015年03月05日

内塗り作業

昨日、久しぶりに徳利の内塗り作業をしました。

文字通り、素焼きした徳利の内側に施釉する作業で、外側の施釉をする前に行います。飴釉を漏斗で徳利に注ぎ込んで軽く揺らしてから徳利を回転させながら中身を次の徳利に移して行きます。回転させながら注ぐと内側余すところなく施釉されるわけです。入社したての頃は回転の早さが調節できなくて塗り残しがあったりこぼしたり、つぎ足しの折に分量を見誤って溢れさせたりしていたものですが、さすがに最近はそんなことはなくなりました。地味に進歩。

さて、内塗りを施した徳利を並べて行くと釉薬中の水分がじわじわと拡がって地が薄いところでは色が変わったりします。
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分かりますでしょうか?注ぎ口の付け根部分がほんのりと色が変わっているのが。も少し寄ってみます。
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この徳利はお花見用の注文品なのですが、実際にアルコールを湛える前にできあがっちゃったよ、と見ていて楽しくなりました。ちなみに通常の形状の徳利だと並べると大きさと言い、注ぎ口の形状と言い、鳥が集まって「早くしてよね、ぴーちくぱーちく」、「いつまで待たせんのよ、ぴーちくぱーちく」と急かされているようで焦ります。今回はダルマ型の徳利なので、どっしりと腰を落ち着けて酔っぱらった風でいてくれたため、通常ペースで作業ができました。
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2014年12月01日

藁灰回収

火曜日以降、5日間連続雪だるま(暴風雪含む)という恐ろしい週間天気予報が発表となりました。週間天気予報なので表示し切れてない部分で、もっと降り続く可能性もあり…。ああ、根雪になりそう…めそめそ(泣)。

雪の前に雨が来るとの予報だったので、晴れているうちに釉薬原料の藁灰回収作業を行いました。
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せ〜の。
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うりゃ。(←声が出ているうちはまだ元気)。
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上層の比較的乾いた部分は二階の乾燥部屋へ運びます。真下の一階部分は窯がある場所です。余熱を利用しての乾燥なわけですが、たまに社長の芋やら豆やら謎の収穫物も干されていたりします。現在豆が干されているようで納豆汁っぽい香りが一階の窯までほわほわと。社長!!何かが酵されてきてますー!!!
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濡れている部分はこちらの樽に詰めます。
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あえて破れ樽を使用して
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水切りします。ちょろちょろと意外とたくさん出てきますね。
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あとちょっとだ、頑張って!!濡れていると重いのです。雪寄せの練習か?という感じ。「伝統的な工法で」「昔ながらのやり方で」というと耳当たりはいいのですが、つまりは人力(笑)。
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水切り中のものはもう数日軒下に置いておきます。
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作業終了。がらんとしました。ああ、あさってには真っ白になってるんだろうなあ。さようなら、今年最後の雪のない世界。名残惜しすぎます(笑)。
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2014年10月23日

藁焼き

9月から10月にかけて釉薬の原料になる藁の採取作業がありました。

稲刈りが終わったとの報告を受けると、スタッフ一同田んぼへ飛んで行って、まずは藁束ね作業から。人出がいる作業なので、臨時のお手伝いの方もちらほら。よく見る風景かもしれませんが、この状態にするためのかがんで藁を集めて束ねて立てて、はい、また次というこの動作、体力勝負の上、ずどんと足腰に来ます。次の日は皆、ひどい筋肉痛。歩くのもままならなかったり、階段の上り下りができなかったり。
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数日、午前に午後に田んぼにくりだして集めて束ねての作業をくりかえしながら、出勤前と帰宅前に田んぼへ見周りに行きます。風で倒れたものはすぐ立てなおし。

ある程度、乾燥が進むと大きな鉄板の上に運んで焼成作業が始まります。雨に降られるとどうにもならない作業なので、この時期になると陶工は毎日天気予報とカレンダーを見比べて藁焼きに入る日を決めます。

大きな鉄板の上に運んで…
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焼成開始。陶芸って本当に盛大に火を使う作業ですね。
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ガンガン焼きすぎても使えなくなるので焼き加減が大事。炭になってしまっても使えません。鉄板からはみ出して一緒に燃えた土がついていても使えません。
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鎮火した藁灰は樽に詰めて工房に運んできます。
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工房の駐車場の隅にまた鉄板を敷いて藁灰をあけ、このまま雪が降る頃まで野ざらしにします。灰の中のアルカリ成分を抜くためです。通りすがりに燃え残りや炭化した部分を取り除いたりすると、すぐに指先がぬるぬるしてきます。皮膚が溶けてるのだそう。アルカリ度高っ。
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こうしてできた藁灰のほか何種類かの灰を調合して楢岡焼の釉は作られます。この一連の作業が注文クリック一つで終わったらどんなにラクなことか。でもそれでは楢岡焼にはならないし、価値のひとつが生まれません。年々悲鳴をあげる体をなだめながら、もくもく頑張るのみです。

今年の藁灰の出来はどうなるでしょうか。よい色が出るものだといいのですが。

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2014年09月25日

朝顔湯呑

朝顔湯呑(大)が完成しました。検品も終わり、今から販売場に陳列します。今回は、これぞ楢岡焼というような深い青色とグラデーションと垂れの出た焼きあがりとなりました。WEBカタログでも注文可能になっています。
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2014年09月23日

朝顔コーヒー碗皿が並びました

稲刈りまっさかりのこの数日、稲藁鼻炎も渦中です。
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工房の人出は稲刈りの終わった田んぼにて藁束ね作業に、私は先日窯から出てきた朝顔コーヒー碗皿の相性合わせに精を出しています。藁束ねは釉薬の原料とするために。コーヒーカップの相性合わせは安全と使い勝手のために。

コーヒーカップはもちろんカップとソーサーを別々に焼いて出てきたモノを組み合わせるのですが、カップとソーサーの相性が悪いとぐらぐらと収まりが悪かったり、ソーサーを持ってサーブした時にカップが転がったりする恐れがあるので、可能な限り収まりのよいものを選んで組み合わせるようにしています。が、これが結構大変(笑)。一度に段ボールに三箱くらいは出てくるので。

全てのソーサーに
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1個のカップを
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順番に乗せて座り具合を確かめて行きます。一度乗せて落ち着いて見えても、置く向きを変えるとぐらぐらしだしたりするトラップ付き。ぴたっと来るものがあると、おお!と盛り上がりますがハズレが続くと段々と憂欝な気持ちになってきます。相方が見つからなかったモノはまたいずれカップなりソーサーなりが焼成されるまで保留品になります。

なんとか相手が見つかって完全体になったコーヒーカップたち。
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ほとんど注文先に引き取られて行きましたが、4客程お店分が残りました。久しぶりに販売場にコーヒーカップが並んで少々浮かれ気味の今日この頃です。


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2014年07月28日

線彫りぐいのみ

ここ数年悪かった腕の調子が回復してきたので、久しぶりにロクロ場作業に入りました。

一年ちょっとぶりの線彫りぐいのみの線彫り作業。
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久しぶりなので手元の感覚がすっぽり抜け落ちていて、思った太さの線にならず…。線を彫る道具も別の人間が別の物を削るために調整されたため、削る先の幅や全体の長さが手に合わずなんとも彫りにくいったら。太めの線でもいいとは言われているものの、実際始めるとどれぐらい細い線になるか何本入れられるかなどと、つい自分に挑戦してみたくなります。今回のより以前彫った物の方が繊細だったな〜。

数があったのと他の仕事と並行だったので2日に分けて線を彫ったのですが、先に彫った方を乾燥させていたら夜の間にネズミに襲撃され、床に落とされて割れていました。がっかり。あー、もう猫飼うかや〜。ああ、でも野良猫が進入してキャットウォークのごとく棚や板の間を歩き回ってネズミ以上に品物壊されたんだった。

ネズミなの猫なの蜂なの敵が多い。

線彫りぐいのみの完成はお盆前頃予定です。角館と秋田市方面に出荷予定。内の販売場に並べる分も残るといいなあ。
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2014年07月02日

含鉄採取

梅雨の晴れ間を利用して釉薬の原料採取が行われました。今回は含鉄です。

こういう道具と採取要員を車に積み込んで出発。帰りならまだしも行きに検問なんかあったら怪しがられそ〜う。
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道中片道40分程、掘って砕いて袋に詰めて車に積んでで一時間ほど。帰ってきたら降ろして運んで干してと作業は進みます。
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せ〜の。
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次!次!えっほえっほ。
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だいぶ水分含んだ色をしています。真夏ならあっという間に乾くのでしょうが梅雨の間はどうかな。にわか雷雨やにわか霧雨に注意しないと。
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釉薬として完成すると器の下半分にかかっている茶色い発色のあめ釉になります。無事、よい釉ができあがりますように。
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2014年04月16日

箸置きとブローチと

「花びら箸置きの青いのが欲しいのですがゴールデンウィークまでに出ませんかね」という要望をいただきましたので、かなり突貫でしたが箸置き制作に入りました。考案・作成が事務と品物検品仕分け販売担当のクマなので、忙しい時期はなかなかロクロ場に入れず(本来の仕事がストップするため)頻繁に在庫を増やせないのがネックのこの商品。そのため窯元併設の販売場のみでの販売となっている現状です。仕入れたいと言って下さる方々すみません。

さて、長く販売場をからっぽにしておくこともできないので、今回作る数は欲張らずにほんのちょこっとにしたのですが、いちばんラクなハート型取り(花びらの原型)は段々調子に乗って来てどんどん作りたくなってしまいます。ここで気持ちにセーブをかけないと後々大変なことになることを経験と学習により知っているので注意注意。
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高まる気持ちのセーブはよかったのですが、粘土に触るのが久しぶりのためか型取り中に手が滑って一個床に落下…。あっ!という声より引力強し、落ちたと思った瞬間には、小さいながらもメシッといい音を立ててひしゃげてました。側面を下にして着地したので一方だけまっすぐなしゃちほこばったハート…一個減ったよ〜。

通常なら失敗作としてまた土に戻して再利用となるのですが、なにやら悔しいので、ニードルを借りてテキ屋の型抜きよろしく一部の粘土を削って〜、ウサギ(のつもり)!!顔と前足部分がハート型の上部分になります。
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白い釉掛けて個人用ブローチにでもしますかね。素焼き等々の過程でどこかもげたり割れたりしなければですが。
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2013年10月07日

灰作業着々

10月になりました。

9月下旬から稲刈りに合わせてスタートした釉薬原料関係の仕事も一休みして、後半への合間にここのところ滞っていた通常の作り作業に入っています。

こちらはもう何回かブログにアップしているので秋の風物詩ともなりかけている藁灰のアルカリ抜きの様子。
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今年はなかなかの大量です。コンバインの後を追いかけながら藁を束ねて立てて行き、朝晩倒れてしまったものがないか確認しつつ天気の移ろいを見て、藁焼き、回収して運んでの現状です。年に数日とは言え、登り窯に次ぐ重労働になるのではないでしょうか。終日この作業に徹するのはかなりキツイので、スタッフさらに周辺の知り合いに臨時のお手伝いをお願いしての交代作業ではあるのですが、普段使う頻度の低い筋肉の存在が如実になります。臀部やら腿のあたりから腰にかけて。翌日、階段を下りるのがつらくなるあの辺です。

アルカリ成分を抜くために藁灰に水をかけながら、燃え残りや混じって素焼き状態になった土塊を除去していくのですが、先日素手で数本引き抜いただけで指先が真冬の肌荒れのようにざらざらになりました。恐るべし、アルカリ。

少し学んで、近くに自分用のピンセットを用意して通りがかりに少しずつ除去を進めている本日です。

自家製スプリンクラー(?)が可動式なら、なおよいんですけどね。今週は天然シャワーが降る日が多いようなので、そちらに期待です。藁灰が決着したら次はヌカ灰です。雪が降るまで灰仕事は続きます。

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2013年09月22日

素焼き窯詰め

稲刈り真っただ中のためか静かな3連休2日目です。お店の仕事が一段落したので、素焼きの窯詰めの手伝いに行きました。素焼きとは乾燥が終わった品物を一回そのまま焼くことです。

うちはカゴを3段重ねて焼成一回分です。一番下と二段目のカゴはひたすら前かがみの作業なので腰にきます。なので、時々手を止めては、一人、今日の自分テーマ曲「なんとなくちょっとハッピーステップ」(詳細はEテレ0655参照)を口ずさみながら体を伸ばしつつ作業を進めます。(ついうっかり誤ってマイナー調や果てのない歌を選曲すると一気に作業が辛いものになるので要注意。例:「ドナドナ」や「若者たち」など)。

大きい物の中に小さいものを入れ子にしてぎっしり。
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3段目になると私の身長では肩を持ちあげっぱなしの作業になるので、今度は腕と肩に来ます。弱っちいなあ。この段は今回は陶芸体験に見えたお客様の作品を詰めるので気を使います。個々がそれぞれの形をしているのに加え、華奢な装飾があったり、ところどころ薄く作られているところもあるので、地厚なうちの商品と同じ扱いをすると破損につながる恐れが出てきます。
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カゴが全部埋まったら、さらにその上にも詰められるだけ品物を詰めます。窯のアーチの形を意識しないと、窯に入れる時にこすったりぶつかったりでまた破損の恐れが…。
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アーチにぶつかる危険な品物がないか、安定が悪くて転がり落ちるものはないか確認しながら台車を窯の中に押して行きます。
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そろりそろり。ごとりごとり。
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扉を閉めて
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点火。
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まずは6本あるガスバーナーを1本もしくは2本点けて二時間程様子見。大きくて地厚なモノなど、まだ少し乾燥しきれていないものも、この段階で水蒸気となって蒸発します。後はすべてのバーナーに点火して8時間程度の焼成。

明日はみがき作業三昧でしょうか。量的には「三昧」ですが、他にも仕事はあるのでどこまですすめられるかな。さて、今日の次の仕事に向かうとしますか。
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2013年07月15日

窯の中は

なんだかんだと障害の多かった今回の焼成。火を落として冷却中です。
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窯の扉真ん中付近の小窓にクローズアップ。熱気がすごくてある程度までしか近寄れないため、ズーム撮影。
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湯呑と手前にお皿があるのがうかがえます。
現在窯の中は900℃。ゆっくり冷まして行きます。どんな発色かはまだ見てとれません。
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2013年07月08日

梅雨時の悩み

段ボール置き場等ありえない場所からカエルが跳び出してきたりして、肝を冷やしている梅雨の本日です。

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梅雨と冬季間の悩みと言えば品物の乾燥がさっぱり進まないこと。
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あっちの棚もこっちの棚もそっちの棚も乾燥中の品物で飽和状態です。それでもさらに作らねばならないもの満載。乾燥が進まねば素焼きに進むこともできず、作り途中の製品を並べるスペースだけが逼迫状態に。

ついに秘密兵器が投入されました。人用ではなく品物用です。
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とはいえども急乾燥はヒビや割れや歪みの原因になるので、とりあえず空気を動かしているだけ…。

乾がね〜。
進まね〜。
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2013年06月13日

土上げ作業が行われました

連日30℃代の水無月です。
一カ月ちょっと前に、やっと遅い桜が咲いたと言っていたのに、もうこの暑さ。それでも今年は湿度が低いので過ごしやすく、夏から秋に移行した頃のような爽やかさです。曇天、高湿度の秋田には珍しい。ありがたやありがたや。ちなみに今日の仙台の予想最高気温が21℃。10℃もちがう。広いな、東北。

本日は9時から、工房の裏手で土上げ作業が行われました。

楢岡焼に使われる粘土を作るには、まず粘土の元になる土を採取してきてから、数年風雨にさらしてアルカリ性を抜きます。下の写真では奥のブルーシートの中に積んであります。

今日行われたのは、さらした土を乾かすために、リフトで崩してカートンに移す作業。
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私は埃禁止令が出されているので店番と納品出荷の準備をしてましたが、湿気は少ないとは言え、この日差し。乾燥した土ぼこりも舞いあがるし。女性スタッフですが頑張ってます。
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こちらも粘土の原料のひとつ。これ一袋で1トンの重さがあります。
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これをリフトで二階の土作り場に移動させ、土錬機部屋に設置されている機械あれこれで手を加えて粘土として使えるものになっていきます。
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土錬機部屋の奥。作業の後、プレスフィルターが稼働し始めました。
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土錬機と真空土錬機の出番はその後。
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本当にお疲れさまでした。
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