2018年06月14日

梅雨寒

昨日からぐっと気温が下がって寒さに見舞われている楢岡陶苑です。最高気温は17℃の予報でしたが、帰宅時は13℃、寒い!一抹の悔しさを覚えながらも衣替えしてしまったばかりの機能性下着や厚手のシャツを引っ張りだしてきました。水も冷たい…。

天気も雨が降って止んでを小刻みに繰り返していたのですが、その降り方と雰囲気ときたら梅雨というより秋の長雨にそっくりでした。うっかり「これからひと雨ごとに寒くなるのう」と言ってしまいそう。

ここでは、いつも画像の山の向こうから雨がやって来ます。奥の山が白く霞んでいるのは雨、目視できる雨の塊です。今この時点では私がいる会社の前は降っていませんが、この白い霞が流れるように近づいてきて飲み込まれると雨になります。
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作業は焼成が終わって冷まし中。窯の中は350℃まで冷めました。このまま一晩おいて明日の朝から窯出し作業が始まります。この空き時間を使って、品物が出てきたあとの包装用具の準備をば。包装紙をカットしたり、化粧箱にシールを張ったり、栞を折ったり、熨斗の印刷をしたり。近々の包装予定が1000個越えなのでなかなかの量です。包装作業が滞らないよう、ちまちまとでも準備を進めておかないと(注:一気に進めると軽作業過ぎて気が滅入ります)。

この辺は次の窯詰め待ちの品物。〆切の近い注文品が多いので、窯出しが終わったら即、次の窯づめ作業に移ります。
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さて、ここで一夜明けまして、窯出し開始。
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期日的に一発勝負的な焼成になった品物もありましたが、ちゃんと発色して釉薬の垂れすぎ等もなく無事に焼き上がりました。は〜、よかった、ひと安心。
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さあ、いよいよ一人包装祭り開始だ!!終わりは8月半ば頃を予定。それまで包んで包んで包みまくります。いざ!



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2018年05月21日

天日干し

雨の音は雑草の伸びる音であるかのように、緑の眩しい季節になりました。
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先月の、この淡々とした色彩はどこへやら。
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さて、先週末の大雨では、避難勧告が出たり、雄物川が一部氾濫したりした地域もありましたが、幸いにも楢岡陶苑の被害は窯場に少し水が入ったのと、雨が上ってからの井戸水の濁りだけに止まりました。避難を余儀なくされた方、田畑等被害を受けられた方々に、お見舞い申し上げます。

さて、雨が上ると急に5月らしい爽やかな天気になりました。雨の間中、成形した品物の乾燥が全く進まなくて、仕上げ作業が予定より2日〜3日ほどずれ込んでしまったここ数日です。今日はあまりに乾かない物がたまったので、今年初の天日干しの決行へ。
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最初は風の力を借りてと陰干ししていたのですが、思いのほかはかどらないので日光の力も借りようとほんとの天日干しに。薄茶色い色の物が、まだ乾燥が進んでいない品物です。ちなみに引っくり返したり、順番待ちの品と場所替えしたりと面倒を見ていると、私がどんどん日に焼けていきます。
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時間の問題だとは思いますが、今年はまだ土蜂が姿を見せていないので安心して外に出せます。ちなみに、先日お皿を作ろうと道具を取りに行った時のこと。
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板と輪っかを重ねたこれらをまとめて持ち上げたら、左中指に何やらやわらかくてシルキーな感触が…。ああ、これは…、と思ったら三角形のでっかい蛾が板の裏に張り付いていました。今年のザ・ファースト・コンタクト。

窓の外にはでっかいアオダイショウの姿も見かけて、すぐさまあちこちの侵入経路に木酢をまきました。突然のお出ましがないか、びくつきながら扉をあけるくせが抜けないまま冬が過ぎ、また今年も始まってしまいました。あまり入ってこないで欲しいなあ。

なんだか途中で話がずれました。そんな日もあり。

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2018年05月17日

長皿考

長皿の作りに入りました。

板状にカットした粘土の四辺を持ちあげて作成するのですが、ただそれだけのことなのに、全然思い通りに事が運ばず苦手な品物のひとつです。途中廃棄が多くて、かかった時間と労力の割には完品の数の少ないこと。

この段階では乾燥管理に応えて、まだお利口なのですが
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乾燥が進むにつれ、どれだけ気にかけようと、どんなにまっすぐに成形しようとゆがみが出たり、そして反ったりするものが出てきます…。

これだけ反ると、もうだめですね。
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今回はまだ発生していませんが、持ち上げた角の部分の圧力のかかり方によっては、この部分にぱっくりヒビが入ります。ヒビが出たら、その時点で廃棄です。
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前任者までは、完品が注文数に達するまで、とにかく作って作って作るというやり方だったのですが、私は店舗での仕事やデスクワークもありますので、そんなに時間をかけるわけにもいかず、そして労力や時間や材料の無駄は可能な限り省きたいので、原因をとまでは言いませんが、せめて完成率の高い作り方を模索して行きたいと思っています。

道具を変えてみるとか、乾燥進行時間を変えてみるとか、粘土のまとめ方を変えてみるとか、スライスした粘土の上下数枚は使わないでみるとか。結局、観察と試してみる時間はかかりますが、いい方法が見つかれば効率は上がるはず。

あれやこれやと観察と実験の予定を立てながら、おそらく、これだけあれば今回の注文数が取れるだろうという数を成形し終わった日の夕方、再び注文が入って必要数が倍になりました。ふおおおお〜。増産決定。

ぞ〜うさん、ぞ〜うさん♪
増〜量しなくちゃね♪

観察と実験の機会も増えたということで…。早く成功率の上る方法を確立したいものです。
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2018年03月29日

男鹿まで土掘り遠征

3月24日土曜日、満を持して男鹿まで土掘り遠征に赴きました。

前回は人とトラックだけの小規模作業だったのですが、今回はまとまった量が必要と言うことで会社のバックホ―を現地まで運んで行くことになりました。そのため重機を積むセルフローダーの手配、掘った土を運ぶトラックの手配、電気ハンマードリルと発電機の手配で前日までどったばったの大わらわ。その一方で、春行楽用の窯焼成も3基同時進行で進めていたので、もう3月の日々の推移は、まるでかすみが流れて行くような感覚でした。いつ何をしていたのかさっぱり覚えていません。

年度末で工事関係も大忙し、引っ越しもシーズンなので大忙しとセルフローダー他トラックも各工具もなかなか希望通りに手配が進まず、大丈夫か?という空気も一時漂いましたが、なんとか周りの皆さまの協力もあって遠征は実現しました。

土掘りで何をするかと言うと、まず必要な地層を掘り崩し(前回は人力だったのでツルハシ&スコップでした)、
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電気ハンマードリルで掘りだした地層の余計な部分を削り落し、そして袋詰めしやすいように大まかにくだきます。それを片っ端から持っていった肥料袋に詰め込んでトラックに積むという作業の繰り返しになります。実際掘っている場所まで車は入れないので、土を詰めた肥料袋は300メートル程度人力で運ぶことになります。最初はいいんですけどね。だんだんどんどんきつくなる、それが力仕事のセオリーです。今回は地主さんも手伝いに出てくれました。ありがたい〜。

掘って砕いて詰めて運んで積んでを繰り返して、今回はだいたい1.2トンほど採取してきました。
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袋の中はこんなです。
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会社に帰りついたら積んだものを下ろさねばなりません。いい天気だったもので周辺のゴミ焼きと野焼きの煙が充満している中での作業になりました。借りたものを返しに行く時間がせまっているので頑張らねば…。

とりあえず数年はまかなえそうです。
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次の日は全員疲労&筋肉痛になったので、これまで様々な手配であとあとになっていた軽作業に従事しました。新しい原料も補充できたので頑張らねばなりませんね。いい原料になるといいなあ。よく工房見学に来られた方に「昔ながらの製法で」と説明をしますが、今回もまさしく「昔ながら」の割合が多い作業でした。さすがにマシンの力は借りましたけどね。

あれこれと力を貸して下さった皆様、本当にありがとうございました。


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2018年03月26日

花紋湯ざまし作成中

春の行楽用注文と移動シーズンの贈り物制作で青色吐息の楢岡陶苑です。怒涛の勢いで作って焼いて検品降り分け、合間に包装に精を出しています。

先日は「花紋湯ざまし」の花紋付け作業をしました。花紋がかわいらしいとか、持った時に指の当て場所になるとか、滑り止めになるとか理由様々で、うちの湯ざまし族の中では常に一番人気の湯ざましです。

しかーし、人気が高い商品と言うのは、どこかひと手間加わった物が多く、コレはこの花紋がそのひと手間にあたるのですが、実に作り手泣かせのデザインです。

まず、基本の湯冷まし本体です。
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この本体に付ける花紋の玉を丸めながらの作業になります。玉は大体コショウの粒程度の大きさで、玉4つを合わせてひとつの花紋に。コレが両面に必要なので、単純に本体一個に付き、玉8個。大きさがそろわなかったり、大きさや形を調整しているうちに指先の熱で玉が乾燥してきて使えなくなったりということもあるので、実際はもう少し必要になります。
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今回は本体が37個あったので37×8、確実に必要な分だけで296個の玉が必要…。以前、本体100個ということもあったので、それに比べればかわいい数ですが、それでも玉の数多いなあ。

そして一番難しいのが、左右同じ場所に家紋をくっつける作業。この「同じ場所に」と言うのがくせものです。上部から持ち上げる動作のままに、付ける位置が決められればいいのですが、焼く前のサイズでは、悲しいかな、私の手の大きさが足りません。前方から見ても、本体の形も全部微妙に違えば花紋の大きさや形もこれまた微妙に違うので、A面B面の上下左右からの長さを測って付けてみても同じ位置にはなることはなく。

これは右側が少し下がってますね。やりなおし。
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ああしてもずれる、こうしてもずれる、あれこれすると時間がかかり過ぎると、色々試した中から編み出したのは、とりあえずそこに物があることは一旦忘れて、左右から両手の指先をくっつける動作を心がけること。この方法だと意外とずれずに位置が決められます。

頭の中のイメージではこんな感じ。中指部分がポイントです。
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結局、今回の花紋つけはみっちり4時間かかりました。午後中ひたすら玉を丸めては接着。飽きる人には多分かなり飽きる作業のはず。同じ単純作業を飽きずに続けられるのも、もしかしたら一種のヘンな人かもしれないと思えた作業時間でした。もはや簡単すぎて拷問と言われるひたすら中華まんに焼き印を押す作業や、洋食屋でレタスをむしり続ける作業も苦もなくできそうな気さえしてきます。

完成形。
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この後、スポンジ仕上げ、素焼き、磨き、施釉、本焼きと過程は進んでいきます。うまくくっついていないと各作業中にぽろぽろと玉が取れて、その時点で使いものにならなくなります。これまでのところ、私の付けた花紋は100パーセント最後まで落ちずに焼き上がってきます。やるじゃん、私!と自画自賛したいところですが、そのため、玉付け作業はもれなく私に回されてくるようになりました。担当にしていただかなくて結構なんですのよ。地味に頑張るといつかは終わる、それが単純くりかえし作業…。
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2017年12月25日

大甕佳境

年末恒例の大甕作成が大詰めに入りました。

素焼き&施釉の様子も写真どりしたかったのですが、足の踏み場もないくらいのてんやわんやぶりで入室できませんでした。ので、過程をワープして本焼きです。だいぶアクロバティックな詰め方になりましたがキレイに焼けました。
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こちらは、本日窯づめして焼成をはじめたもの。数が多いので、どう詰めるか悩ましいところ。ヒビなど入らずにキレイに焼き上がって欲しいところですが、折しも外は悪天候。強風が吹いていて煙突から空気が逆流し、窯の中のガスと空気の量のバランスが計りにくいそうです。さあ、どうなることでしょう。
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今日は朝方から荒れ模様で、防風警報が出されていたものが、お昼には防風雪警報に変わり、不要不急の外出は控え、停電に備えて食糧、灯り、暖房の用意をしておくようにとの防災メールも入ってきました。どれだけ荒れるの?

先週、金曜日は珍しくこんなに晴れていたというのに。
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まあ、晴れた分だけマイナス二桁まで冷え込んで車ががっちり凍りついてしまい、乗りこんで出発するまで20分もかかってしまいました。ドアが開かなくて、中に入れず外に出られずの状態で大奮闘、朝から試練が大きすぎます。

冷え込んだ証拠に、こちらは犬の足跡が凍ってとけたもの。化石もこんな風に残るのかもしれませんね。
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防風雪は27日までとのこと。皆さま、お気をつけてお過ごしください。









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2017年11月29日

本日の作業 甕その他

大甕の乾燥がうまく進んだようで、次の過程に進む社長。本来、着手予定だった陶工負傷のため今回は代打の甕作成です。
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ストーブOKになったので、傍らの作業台で、私は昨日するはずだった小皿の仕上げと別種の小皿の作りをしました。仕上げをした小皿については、今回、初めて作る形のものであることもありますが、一枚手に取るたびに「うーむ、下手」ということばかり頭をぐるぐる回りました。一応、陶工からOKは出てはいるのですが…。今回、3回に分けて30枚程度作ったのですが、それっぽっちではまだ感覚は十分につかめません。
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午後からは素焼きの窯づめを行いました。窯場、寒っ!!!

部屋に火の気無し、暖房設備なしの廊下から詰める品物を運んでくるため扉開けっぱなし、袖がひっかかって作業に支障がでるのが嫌なのでひじから下、腕まくり。二時間半の作業でしたが上半身冷えっ冷え。腕と顔から冷えた〜。

ロクロ場に戻ってきたら、甕が甕らしくなって数が増えていました。
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甕の前に段ボールが立ててあるのは、ストーブからの熱が直接当たって、一部だけ乾燥が進むのを避けるためのもの。数日前に社長が工夫したのですが、そのひらめきが社長的には名案だったようで、「いいこと考えついた、やったなあ、やったなあ」と幾度も自慢されました(笑)。これから先、段ボール遮熱壁は受け継がれていくことでしょう。継承の発端を目撃しました。
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2017年08月10日

現世帰還

年間で一番個数の多い注文がやっと完了しました!!その数、千個越え包装付き。社員総出、つまり2名で黙々と作りあげました。そのため、ここ2カ月ほど仕事もプライベートも、この注文中心に回っていたので、終わったら、現世に帰って来たような、もしくは長期合宿が終わったような(笑)。

6月の内は、まだ他の注文と織り交ぜながらの作業でしたが、7月に入ってから相次ぐスタッフ&陶工の体調不良に、水害による臨時休業と後片付け…。納品一週間前にして500個以上未完成という窮地に陥りました。

なので余裕だったはずの作業もハードな一気進行に一転。

施釉も残り500個ちょっとを1日で爆進。私がアメ釉かけたら陶工が海鼠釉を施釉していくという流れです。
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この状態で施釉完成。
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しかし数が数なのでやってもやっても終わらない。同じ品物なので形状も変わらない。だんだん飽きてくるのが人というもの。ため息つきたくなってきたころに、ふと目線を上げれば目の前には、いただきもののカレンダーが。
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拡大してみましょう。
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なぜ、どうして、こんなナイスな一言が7月のこの部屋に巡り合わせられているのか。おそらくコレはもう、頑張ってやれ、とどこかで先に定まったことなのでしょう。

ならば。
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頑張るのだ。まだまだあるけれど。
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終日、立ちっぱなしだったので作業が終わる頃には膝ががくがくしてました。以前は毎日一日立ちっぱなしの仕事してたのになあ。年でしょうか。

施釉が終わって窯づめもして、焼成が始まったら前回の窯から出ていた物の残り包装スタート。検品しながら内装して外装してのし紙貼って。リピート、リピート、リピート…。全部包み終わる前に今焼いてる続きが窯から出てくるよ〜。
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なんというギリギリランナー。無事完走できてよかった〜。来年はもっと余裕があるといいのですが…。

終わった…という燃え尽き感からか、まだ心身ぼ〜っとした感じがありますが、現実は、この注文に集中していた間、手をつけられずにいた、もしくは時間ができたら片付けねばとためていた作業が雪崩んばかり。通常営業に戻ったと言えるかどうかアヤシイ本日ですが、少しずつ通常営業に戻していきます。

店内がものすごーく品薄状態なので、まずは制作と掃除から〜。

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2017年06月22日

焼成!焼成!!焼成!!!

ご無沙汰しております。

5月から6月半ばまで寒々とした日が続き、一度は片づけた機能性インナーを引っ張り出したり、おひたし系和え物系の作り置きおかずを全部保留にしてよせ鍋を食べたりしている寒がりの私です。おかげで1日だけ劇的に気温が30℃近くまであがったおとといは、我ながらびっくりするくらい体が動揺しているのがわかる1日になりました。大雨や強風も困りますが、安定しない天気も困りものです。作物への影響も大きそう。

さて、ただいま工房は記念品焼成のまっただなかです。その数の多さはもはや天国?もしくは祭り?近々の締め切りは大き目の皿。焼成もメインをはっているので、まるで魚の骨のような見た目の窯づめになっています。現在、窯3回分の記念品ができあがり、同じメインでもう一回窯出ししたら、次の記念品焼成に移行します。
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今日は朝イチで窯出し。ほっかほかです。上の段の物はまだ熱くて触れません。
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この段階で棚板ごと、がしゃーん!!とやりたくないところ。考えるだけでおそろしい。

メインの平皿を含め、おおむねイイ感じに焼き上がったよう。
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店頭でも、よく説明をしますが、うちの焼き物の色は顔料を使わず天然原料の釉薬と熱の温度によって色を出していきます。そのため、一口で青と言っても様々な青が出てくるのですが、窯詰めの際の置き場所によっても随分ちがう青に仕上がります。酸素の量云々もありますが、個別の窯のクセもあり、うちの窯も例外ではありません。

ここと
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ここ。
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見にくいですが、色のちがいが分かるでしょうか。

通常の注文品作成と並行しながら記念品天国は8月いっぱいまで続きます。記念品なのでもちろん包装つき。焼成が終われば即検品して包装天国のドアが開きます。

入浴剤よーし(筋肉ほぐし用)!エクササイズDVD(体ほぐし用)よーし!湿布よーし(コリほぐし用)!
戦闘?準備完了!!

頑張ります。
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2017年05月04日

すり鉢制作

5月4日。今朝、出勤する折に玄関先に日の丸を掲げているお宅がありました。
「あ、旗日だ」
「なんの日だっけ?国民の休日?」
「そだね」
という会話をしていたのですが、カレンダーを見てみれば『みどりの日』だそうです。みどりの日は4月29日じゃなくなってるんですね。そういやそういうニュースをだいぶ前に聞いたような…年齢がバレますね(笑)。

工房では、4月下旬からすり鉢制作が始まりました。
陶工が削り作業している横で、私は櫛目のバリ取り作業です。
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バリがくっついたままでは見た目も悪いし、すりこぎに当たって欠片が取れて食べちゃったなんてことになったら大変ですしね。
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軽く指でひとなでした後、金ブラシを櫛目一本一本をなぞるように当てて行きます。歯ブラシ型の金ブラシですが、先端の一筋しか使わないので、作業後にはなんとも不思議な形に毛先がすり減ります。

ポイントは力を加減して櫛目を破壊しないこと。まだ乾燥させただけの状態なので、力を加えると簡単に潰れます。櫛目を無視してがーがー金ブラシを動かして櫛目を片っ端から破壊するのは言語同断です(以前、そういうスタッフもいましたが)。

きれいになりました。これ以上続けると櫛目が摩耗してしまうので、素焼きして焼きしめた後に同じ作業をもう一度行います。
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今回は100個制作しました。2日間、みっちりバリ取り。
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さすがにそれだけ、機械のように同じ動きを繰り返したら、手首や肘が文句を言いだしたので、薫風薫り始める中、そこはかと漂う湿布の香り。風情ないわ〜。

こちらはもうひとまわり大きい尺サイズのすり鉢。作りかけですが、すでに焼成用の窯の順番がきつきつなので順番待ち中です。5月の半ばあたりの焼成になるのかなあ。
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花火国際シンポジウムの折り、日本語全く分かりません、というアメリカからのお客様が見えました。八寸すり鉢について、これは何か、何に使うものなのかと尋ねられたのですが、日本語だめ対英語だめ。まあ大変。すり鉢って英語でなんて言うんだっけ?状態だったので名称は横においておいて「セサミ、ナッツ」と繰り返しながらゴリゴリするゼスチャーをしてみせたところ「おお〜、ク〜ッキ〜ング!!」と意思疎通がはかれました。そして、そのまま八寸すり鉢はお客様と一緒にアメリカへ旅立っていきましたが、すりこぎはあるのかな〜。ありますよね。するという調理法は日本だけのものじゃないはず。

余談ですが、この時、お互いにスマートフォンの翻訳アプリというものを手にしていたのですが、うちのスタッフが「サラダ」と言うと、何回言っても「真田丸」と変換される始末。「サラダって言ってるのに真田丸に変換されるんですけど〜」と言われましたが、そんな答えに困ること聞かないでくれ〜。こういうものは、どこの発音を基準に設定してしてあるんでしょう。肝心な時に母国語の発音の壁にぶつかってちゃだめなのよう〜。
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2017年03月06日

晴れの日の引きこもり

先日、久しぶりに太陽が出ている本当の晴れの日(雨雪がふっていなければ晴れという認識ではなく)が2日続きました。ニュースでも「珍しく晴れた日となり…」と言っていました。晴れがニュースになる北国です(笑)。

そんな貴重な晴れの日に限って仕事は窯場で磨き作業でした。窓が埋まっているので恩恵が受けられぬとはなんたること。
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今回は行楽シーズン用とお遣い物シーズン用の注文品と、冠婚葬祭用の注文品がメインになりました。
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大きなものの中に小さなものが、さらにその中にもっと小さなものが、みっちり入れ子になっているので、はかどりが目に見えません(笑)。終わった物を入れる箱は増えて行くのに鉄カゴの中身は本当に減っているのか?実は増殖しているんじゃないのか?

地味に頑張って一日と数時間で終了しました。

もうすぐ水が温む季節も来るはず。待ち遠しいです。

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2017年02月27日

ヒヤシンス、窯づめ

周りはこんなですが
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昨秋植えたヒヤシンスの球根が芽を出しました。
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去年、おととしと水栽培で無理をさせた球根なので、専用の土にしっかり根をはって逞しく立派になってほしいという植え主(?)の身勝手な願望の元、お店の入口付近で今冬中寒さに当てております。雪の中に埋まった状態にしておくと雪がシェルターになって土が凍らないとか何とかきいたので、過去やってみたのですが、雪の重さで鉢が割れておりました。元も子もない…。降雪の程度によるようです。1月、2月と植木鉢の上に雪が綿帽子のようにこんもり積もったりもしていましたが、ヒヤシンスは今のところ元気のようです。咲くのはまだ先だろうなあ。

今日は素焼きの窯づめ作業をしました。
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この時点では大まかに入れた状態なので、これからまだ二倍ちょっと詰めます。高台のぐらつきを確認して修正しながらなのでなかなか進まない(笑)。

明日は、みがき作業です。水仕事なので冷えないといいな。いや、朝はマイナス12℃って予報されてたっけな、そういえば…。
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2016年11月27日

貝皿完成

先日、窯づめの手伝いをした貝皿。窯の焼成具合を調整する陶工にくっついて行きました。コレ↓窯の扉部分です。
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中をのぞいてみましたが、今回、私には炎しか見えず…。ちゃんと焼成中の品物やゼーゲルコーンの様子が炎中の竜のように見てとれる時もあるんですよ!
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その後、窯出し、高台やすりがけを終えて、お店まで出てきました。完成〜。
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ここまで来ると、後は何盛ろうかな〜ということばかり考えます。形状的にホタテとか?旬になりましたしね。醤油つけて炙るか、煮るか、それが問題。
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2016年11月10日

貝皿、その他窯づめ

昨日は、初雪、初吹雪、初積雪、と盛りだくさんな一日でした。正確には、雷、みぞれ、あられも付け足されます。ついに初雪…、まだ11月上旬内なので、もう少し穏やかでかわいらしい降りであってほしいものです。

工房内もぐっと冷え込みましたが、12月使用の記念品ほか、お正月、立春、ひな祭りと年明けのおめでたい席にむけて貝皿等々の窯詰めをしました。
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貝皿は、貝の合わせ目のところの釉薬が空気を巻き込んで焼成中にはがれ落ちないように押さえてからの窯詰めになります。下の写真の穴が分かるでしょうか。
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これを放置したまま焼成すると、焼き上がりに素地がのぞいていたり、釉薬がはがれ落ちたりして製品にならなくなります。なので、指先や細い鉄べらでなでて穴を埋める作業が追加されます。ちまちました作業ですが数が多いと大変。

スペースの無駄が出ないように、隙間に小物も詰めていきます。腰あたりの高さだと詰めやすいのですが、棚が高くなっていくと、私の身長では品物の隙間がうまく目視できなくなって難しくなってきます。なので手前からのぞき、向かい側からのぞき、つま先立ちしてのぞき(笑)
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窯詰め終盤、外ではぱらぱらかりかりと不穏な音が。大きめのあられが降りました。夕方になっても溶けてない…。
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今朝は5時半頃、窓の外をのぞいたら真っ白で暗澹としましたが、出勤する頃には道路の雪は溶けて夏タイヤ、夏ワイパーでも無事走れました。

会社付近の方が雪少ない〜。

それでも屋根から落雪するほどには降りましたが。
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そろそろ冬用の作業着も出しておかないとな〜。
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2016年10月29日

今年の藁焼き

PC作業できずにいた間の事柄です。
一ヶ月ほど遡ります。

秋の風物詩と言えばコレ、釉薬のための藁束ね。今年は稲刈りが早かったので、いつもこの辺、とアタリをつけて組んでいたスケジュールが見事なまでに覆されました。

通常の工房作業と並行作業なので、1日の中にちょこちょこ時間を作っては田んぼへGO!
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継続すれば、いつかは作業は終わる(笑)。
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今年は天気が変わりやすく、週間天気予報もばんばん変わって小刻みに雨が降るので、藁焼き作業の日取りを決めるのが大変でした。

さらに。

去年は、藁焼き中に盛大な野焼きと間違われて通報され、あげく消火剤をまかれて駄目になってしまったので、今年は用意周到です。

消防署に連絡して、近隣の体育館に使用スケジュール確認して、消火器と水タンクも用意しました。
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そして現在。
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無事焼成も終わって、アルカリ成分抜き中です。樽を重ねて、洗い流し用の臨時シャワーも設置されましたが、雨がよく降るので今年はあまり出番なしです。量も去年の分を補えるだけ準備できました。めでたしめでたし。
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2016年04月30日

腹をくくる

行楽用の注文制作でてんやわんやの毎日が続いています。作って焼いて検品、納品を目まぐるしく繰り返しているのですが、たまにそのリズムに狂いが生じる時があります。

今回は5月上旬納品予定ということでコーヒー碗皿の作成に取り掛かっていたのですが、後は乾燥させて素焼きへという段階で、取り付けた取っ手がいまいちなことが判明しました。

お分かりになるでしょうか?
うちのこのカップの基準からすると取っ手の下の部分の角度がだいぶきつく、カップ側面ぎりぎりのところについています。容量180CCのこのカップ、この取っ手では手指への負担が大きくなってしまいます。
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さてここで、必然的に、どうするかという決断を下すことになります。B品掘り出し物市の品のように、専門家が見れば不具合あるかもしれないけど我々、素人には全く分からないよ、と言ってくださる方も見えると思いますが、制作側としては、この納得のいかない品物で正規の値段をつけていいものか…。

結局、腹をくくって廃棄しました。
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すっきり胸を張れない品物と言えど、ここまでの制作に3日半…と考えるとどうしても迷いが生じます。しかし、このまま検品通してしまえない。スタッフみんなで「仕方ないよね」とお互いにお互いの背を押しての廃棄になりました。

窯出しの後、気に入らないと割ったりするんですか?とたまにお客様に尋ねられます。個人作家ではないのでそういうことはしませんと答えますが、こういう廃棄はたまにあります。

どれだけの時間と労力を費やしたかではなく、どういうものを外に出したいか。どちらが大事かは分かっていても、決断は腹をくくる強い意志が必要です。

さあ、気を取り直して納品間に合うように作りなおし頑張らねば。
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2015年11月22日

男鹿まで原料採取

男鹿半島での原料採取を行いました。なんとか今年は雪の前に行けました。

いざ!男鹿!!のだいぶ前から天気予報を何度も確認しながらの決行日の決定に迷う日々。変わりやすい晩秋・初冬の空、天気予報は曇りだと言っているのにまだらに雨が降ったり、曇りの予報が前日になって雨になったり。

決行日が決まると軽トラックや電動ドリルなどの設備の手配が始まります。借りられるかどうかも大事ですが経費も無制限ではないのでレンタル金額も大事です。そして地主さんへのご挨拶とご連絡、これが一番大事。

当日、曇り空でしたが7時半に会社出発。同じ県内ですが秋田横断することになるので結構距離があります。

さて現場到着。地主さんも張り切っていらしてお手伝いしてくださいました。土を掘ると水が出てくるので排水のための溝を作っていただきました。
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そして掘る。掘る。掘る。掘る。
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たまに工芸展等の催事に行くと、各地の窯元さんから、近年この作業が本当にやりにくくなったとのお話を伺います。毎日する作業でもないので久しぶりに行ってみたらアスファルト舗装されて掘れなくなっていただとか。ツルハシ振るって袋に掘った土を詰めていると、通りがかりの人にものすごく不審がられるとか。いきなり警察に通報するよりは一言声をかけていただきたいのですが、それができないからの通報ですもんね。

まあ、傍目に見るとこういうごく普通のところで懸命に土掘りしてたら、何しているのだろうと思いますね。掘ってるんだか埋めてるんだか。
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掘った土は肥料袋に詰めて軽トラックの荷台にえっほえっほと積み込みます。

帰宅したら、またえっほえっほと下ろします。
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道具もお疲れ。
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伝統ってこういうこと(つまり人力作業多し)だよねと実感。次回は来年。今度は軽トラックではなくもっと大きいトラックで本格的に作業してくるそうです。冬のうちに体がなまらないようにしておかないと。

さて、原料採取も終り、ついでに前日に健康診断も終わったのでご褒美です。どちらのかは内緒ですが、ずらりとな。
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特に気になるのはこの辺。
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噂の青いビール「流氷ドラフト」。
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想像していたより青くない(笑)。思えば思い浮かべていたのが沖縄あたりの南国の海の色だったので、流氷が来るような北国の海はこっちの方が近いかもしれませんね。一口だけもらった私にはよく分かりませんでしたが、色々飲む人に聞くと飲んだ後の雑味が強いとのこと。ふーん、そうなのか。

さて11月も後半。年末に向けて退職記念品ラッシュがやってきます。頑張ろう。

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2015年03月05日

内塗り作業

昨日、久しぶりに徳利の内塗り作業をしました。

文字通り、素焼きした徳利の内側に施釉する作業で、外側の施釉をする前に行います。飴釉を漏斗で徳利に注ぎ込んで軽く揺らしてから徳利を回転させながら中身を次の徳利に移して行きます。回転させながら注ぐと内側余すところなく施釉されるわけです。入社したての頃は回転の早さが調節できなくて塗り残しがあったりこぼしたり、つぎ足しの折に分量を見誤って溢れさせたりしていたものですが、さすがに最近はそんなことはなくなりました。地味に進歩。

さて、内塗りを施した徳利を並べて行くと釉薬中の水分がじわじわと拡がって地が薄いところでは色が変わったりします。
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分かりますでしょうか?注ぎ口の付け根部分がほんのりと色が変わっているのが。も少し寄ってみます。
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この徳利はお花見用の注文品なのですが、実際にアルコールを湛える前にできあがっちゃったよ、と見ていて楽しくなりました。ちなみに通常の形状の徳利だと並べると大きさと言い、注ぎ口の形状と言い、鳥が集まって「早くしてよね、ぴーちくぱーちく」、「いつまで待たせんのよ、ぴーちくぱーちく」と急かされているようで焦ります。今回はダルマ型の徳利なので、どっしりと腰を落ち着けて酔っぱらった風でいてくれたため、通常ペースで作業ができました。
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2014年12月01日

藁灰回収

火曜日以降、5日間連続雪だるま(暴風雪含む)という恐ろしい週間天気予報が発表となりました。週間天気予報なので表示し切れてない部分で、もっと降り続く可能性もあり…。ああ、根雪になりそう…めそめそ(泣)。

雪の前に雨が来るとの予報だったので、晴れているうちに釉薬原料の藁灰回収作業を行いました。
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せ〜の。
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うりゃ。(←声が出ているうちはまだ元気)。
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上層の比較的乾いた部分は二階の乾燥部屋へ運びます。真下の一階部分は窯がある場所です。余熱を利用しての乾燥なわけですが、たまに社長の芋やら豆やら謎の収穫物も干されていたりします。現在豆が干されているようで納豆汁っぽい香りが一階の窯までほわほわと。社長!!何かが酵されてきてますー!!!
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濡れている部分はこちらの樽に詰めます。
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あえて破れ樽を使用して
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水切りします。ちょろちょろと意外とたくさん出てきますね。
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あとちょっとだ、頑張って!!濡れていると重いのです。雪寄せの練習か?という感じ。「伝統的な工法で」「昔ながらのやり方で」というと耳当たりはいいのですが、つまりは人力(笑)。
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水切り中のものはもう数日軒下に置いておきます。
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作業終了。がらんとしました。ああ、あさってには真っ白になってるんだろうなあ。さようなら、今年最後の雪のない世界。名残惜しすぎます(笑)。
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2014年10月23日

藁焼き

9月から10月にかけて釉薬の原料になる藁の採取作業がありました。

稲刈りが終わったとの報告を受けると、スタッフ一同田んぼへ飛んで行って、まずは藁束ね作業から。人出がいる作業なので、臨時のお手伝いの方もちらほら。よく見る風景かもしれませんが、この状態にするためのかがんで藁を集めて束ねて立てて、はい、また次というこの動作、体力勝負の上、ずどんと足腰に来ます。次の日は皆、ひどい筋肉痛。歩くのもままならなかったり、階段の上り下りができなかったり。
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数日、午前に午後に田んぼにくりだして集めて束ねての作業をくりかえしながら、出勤前と帰宅前に田んぼへ見周りに行きます。風で倒れたものはすぐ立てなおし。

ある程度、乾燥が進むと大きな鉄板の上に運んで焼成作業が始まります。雨に降られるとどうにもならない作業なので、この時期になると陶工は毎日天気予報とカレンダーを見比べて藁焼きに入る日を決めます。

大きな鉄板の上に運んで…
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焼成開始。陶芸って本当に盛大に火を使う作業ですね。
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ガンガン焼きすぎても使えなくなるので焼き加減が大事。炭になってしまっても使えません。鉄板からはみ出して一緒に燃えた土がついていても使えません。
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鎮火した藁灰は樽に詰めて工房に運んできます。
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工房の駐車場の隅にまた鉄板を敷いて藁灰をあけ、このまま雪が降る頃まで野ざらしにします。灰の中のアルカリ成分を抜くためです。通りすがりに燃え残りや炭化した部分を取り除いたりすると、すぐに指先がぬるぬるしてきます。皮膚が溶けてるのだそう。アルカリ度高っ。
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こうしてできた藁灰のほか何種類かの灰を調合して楢岡焼の釉は作られます。この一連の作業が注文クリック一つで終わったらどんなにラクなことか。でもそれでは楢岡焼にはならないし、価値のひとつが生まれません。年々悲鳴をあげる体をなだめながら、もくもく頑張るのみです。

今年の藁灰の出来はどうなるでしょうか。よい色が出るものだといいのですが。

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