2011年12月14日

甕の「作り」後半戦

前回の甕の乾燥がだいぶ進みました。
今回は縁を作ります。

前回と同じく粘土のひもを作って乗せ、ならします。
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内側もしっかりと。
姿だけ見るとヌカ床をかきまわしているようにも見えます。
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継ぎ目をしっかり伸ばしたら、ろくろを「るるるるる…」と回して縁の形を作っていきます。
余談ですが、数代あるロクロの中に一台だけなぜか「こんちゃか♪かんちゃか♪」と南米っぽい音とリズムを刻むものがあります。その音は一体どこから?
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ワイヤーで縁を削り整えていきます。
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別角度より。邪魔してすみませんねえ。一枚撮影したらすぐ立ち去りますのでね。
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同じ幅でのカットは難しいですね。無意識がいいのかきっちり幅を目測しながらがいいのか、どんなものでしょう。

カットが終わると、またしばらく縁の部分の乾燥に入ります。

その間は別の品の作陶に取り掛かります。さて釉かけでもして来ようっと。
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2011年12月11日

甕(ちょこっと大きめ)制作始まりました

雪やみぞれの日々が続いています。日が差さないと店内がまあ暗いこと。朝出勤したてなど蛍光灯をつけても薄暗いったら。困ったことに器の色合いまでうすぼんやりしてしまうので、店内照明について考えさせられる12月です。次はLEDかなあ。

フタ甕の制作が終わり、今度は大きい甕の制作が始まりました。この時期、入り用の増える品です。退職等々の記念品みたいですね。さすがに天水甕サイズではありませんが。

まずスタートラインはこちらから。
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甕の下部です。後ろの湯呑と比べると大きさが分かるでしょうか。これだけでも火鉢か水盆のようです。乾燥具合を見ながら上へ粘土を足して行くのです。側面を一時に積み上げるとやわらかい粘土では自分の重さでへたってきてしまいます。

追加していくのはこちら。足す粘土と足される粘土の乾燥具合によってはヒビが生じるので、いい頃合いを逃さないように…。(ちなみに私は均等の粘土ひも作りは苦手です。均等じゃないのはいくらでもできますが。これだけの太さになるとううむ。大きくて平たい手のひらがほしいものです)。
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とぐろを巻くようにのっけて…
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押さえて…
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上へ上へ。これで甕の半分より少し上くらいのところまでになります。数日乾燥させたら、もう一本分足して行きます。
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最終的に使用する粘土は20kg。そこそこ小さい子供一人ぐらいの重さ?なのですが、粘土がまだやわらかくて直接持ったり体に押し付けたりできないので場所移動は一苦労です。腕だけで持ち上げですもんね。夕方には持ったり伸ばしたりで腕やら指やらがだる〜くなるそうですよ。

乾燥が進んだらまた頑張ろう!

へたったり傾いたりしませんように。




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2011年11月30日

ふた甕完成

今週始めにふた甕が完成しました。
(窯出し後はあちこちへの納品仕分でてんやわんやでアップするのが遅くなりました。)

窯から台車を引っ張り出した直後の様子。
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つやつやで心そそられますが、まだ素手で触れる温度ではないので見てるだけ。

数時間ほど待ったあと。だいぶ冷えたので窯出し開始。
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この日差しとあたたかさ。窯詰めの日にほしかったことだよ…。

ヤスリかけも検品も終わり、納品準備中。
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本体のふくらみや、つまみの形などなど同じように見えて個性のあるふた甕群。食卓サイズなので梅干しや塩コンブや海苔のつくだ煮等入れにいいですね〜。

今回窯出し分ではありませんが、もう少し大きめ、冷蔵庫で保存用サイズのふた甕もあります。
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こちらのサイズになると塩や味噌を入れられている方がぐっと増えます。まれに500円貯金もしてたりするようですが。個人的には、にわかキムチを漬けたい熱が高まっている今冬です。この中から真っ赤なキムチを取り出してみたい!!あとは行動するのみなのですが、モノ入れから引っ張り出してきた土鍋をみて豆腐も豆から作ってみたいのうと浮気心も首をもたげ始めた今日この頃。

家に引きこもって保存食作りに精を出すのもこの季節の楽しみです。
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2011年11月23日

ふた甕焼成直前

窯詰め作業が始まりました。
ふた甕は下の方の段に居ます。
手前や奥等分散させて配置してあるので、それぞれどんなふうに焼きあがるでしょうか?

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今日の窯場はえらく冷え込んでます。
途中であったまると気持ちが萎えるそうなので、最後まで一気に詰めてしまうそうです。
火が入るとほかほかになって乾燥室として使えるくらいまであったまるんですけどね。
今のとこ、鼻も手もかじかむほどの寒さです。



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2011年11月21日

ふた甕作業さくさく中

おとといの帰り際のふた甕君たちです。
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だいぶ乾燥が進みました。

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この整然と並べられた感じは兵馬俑のようだのうと思っていたら、昨日の午前中には素焼きの窯に詰められ、夜通し焼成され、今朝、窯から出てきました。

台車引っ張り出し中。いつも一回でこれくらいの量を焼きます。
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焼き立てほやほや。まだ素手では触れません。
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分かっているのに触って、「熱つっ!熱つっ!!」と指先を振ったりこすったりしていたら、「猫みたいだ」と言われました。

磨き作業が終わったら内塗り作業に入るというのを聞いて、ちょっと事務仕事にかまけていたら、いつのまにか撥水作業まで終わってました。早いな〜。今日。

内塗りは、呼び名そのまま内側にあめ釉を施す作業です。素焼き地のままだと液体が漏れたり沁みついたりするので、その防止作業にあたります。完成した時に茶色く色がつく部分なので、完成品を手にしたら見てみて下さい。

撥水処理はふたをはめこんで焼いた時、ふたが本体とくっついてしまわないように。急須を作るときと同じです。

内塗りが終わったふた甕です。黄色い部分と紫っぽい色がついた部分が作業が終わったところ。
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追って本体の施釉作業に進んでいきます。
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2011年11月16日

ふた甕制作始まりました

天気予報とおり初雪がきました。まずはさらっとでよかった〜。
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大阪の友人に車の屋根が白くなったよ〜、とメールをしたら「横手豪雪クラッシュだ」というお返事がきました。強引に押し付けたネイガーのDVD(と、ほじなしTシャツ)を堪能されているご様子。送ったかいがありました。ちなみに、豪雪クラッシュするから雪が積もったら徒歩生活になる旨、返信しておきました。

工房ではふた甕の制作が始まりました。大きさは卓上用梅干し入れサイズ2種。
急須やふたモノの作成が始まると、今年も冬が来たなと思います。こういう複数パーツからなるものは、一定の過程を粘土の乾燥具合と勝負しながら一気に進めていかねばならないので、観光のお客様の足や注文が遠のき始める頃合いに制作されることが多いからです。(急ぎ注文の場合はその都度ですが)

乾燥がだいぶ進んだので、本日はつまみ部分の削り出し。削る前はシルクハットみたいな形です。
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ちょっとずつ削り進めては…
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失敗(もある)…。甘食もしくはUFO型。投げたらよく飛びそうです。
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湯呑やお皿のように景気よく削り進めることができないので、次第に「首が〜肩が〜」とうめきだす陶工。
「ふたも自分も頭がもげる〜!」と訴えられ「もげたら拾ってあげるから」といなす優しい助手。「前後をまちがえないようによろしく」と注文の多い陶工。「それは難易度高すぎます」とあまり手間をさきたくない助手。

「おらだの〜ゆく〜みちは〜」とお決まりのテーマソングが、いつのまにか「おれの〜ゆく〜みちは〜」に変わり、やがて「おめの〜ゆく〜みちは〜」と孤独さを増しつつ、あとに続く「はてし〜なくとお〜い〜」はたいした変化なく…。

まだまだあるよ!!がんばろう!!
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はてし〜なく〜とお〜い〜…。










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2011年11月06日

ある秋の日の水まき

昨日、11月5日もすごしやすい天候となり、たくさんのお客様がいらして下さいました。

この時期、お客様から「あれはなんですか?」とよく問われるのが、こちらの風景。

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鉄板の上に採取してきたワラ灰を盛り、脚立にシャワーヘッド付きホースを固定した即席水まき機で水をかけているのです。

ワラ灰は先日稲刈りしたものを燃やしたもの。釉の原料の一種として使用します。水をかけているのはアルカリ成分を抜くためです。そのかたわらで燃え残ったワラや焼きすぎた固まりを拾い集めて行くのですが、アルカリ成分で皮膚がじょじょに溶けていってしまうので、ゴム手袋必須作業です。

お手製水まき機では一時に全部に水をかけられないので、ある程度の時間がすぎたら脚立ごと左右に移動させていきます。

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今年は鉄板の外への流出をふせぐために四方に目の細かい布を敷いてみました。まだ水仕事もなんとか辛さを感じずにいられるぎりぎりの頃合いです。

流れ出した水たまりには落ち葉と銀杏の木。撤収の頃にはもう初冬の気配が漂います。

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2011年10月16日

窯出し中

お預りしていた陶芸体験分は窯出しが終わりました。

作品群その1。
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作品群その2。底の部分にお客様番号をふってあるので、自分の作品を見つけやすいようにさかさまに置いてある作品もあります。
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なかにはこんな作品も。ロウソク立てだそうです。真ん中の針の部分はロウソクの重さにたえられるかな…。
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後はうちの商品の窯出しです。
だいぶ出てきました。
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あ、窯出しは今、終わったそうです。ゆっくり書いてたら追い付かれてしまいました。
お疲れさまでした。

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窯出しが始まりました

午後一時から窯出しが始まりました。
12日水曜日には登り窯一帯の空気が熱をはらんでむっとしていて、煉瓦の隙間からゆらゆらと陽炎まで登っていましたが、やっと普通に近寄れるくらいまで冷めました。

まずはフタした耐熱煉はずしから。
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煉瓦の隙間にぬったネバも熱で焼き固まっているので、金づちやハンマーでたたいて崩しながらはずしていきます。たたきすぎて内側に煉瓦が崩れたり、破片が飛んだりしないように注意しながら。

2つ3つはずしたところで、カメラを隙間に押し込んで内部を撮影させてもらいました。
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1番窯の様子です。
灰をかぶって片面が薄白くなっているのが分かります。しっかり登り窯の特徴が出たようです。

半分ほど耐熱煉瓦を外したところです。
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これから一個ずつ作品を窯出ししていきます。
予定は15時くらいまででしょうか。

今回はどういった個性をもった作品が生まれたのでしょうか。楽しみにしつつ持ち場で仕事中です。
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2011年10月09日

点火しました。

14:30に登り窯に火が入りました。

新しい塩とお米と御神酒を供えた登り窯の神様。
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作業にかかわった全員で安全祈願と焼成成功祈願をして、社長が点火しました。

一年ぶりの本格的な登り窯での焼成。薪が乾燥していて、あっという間に火は大きく成長しました。これから11日の深夜、もしかしたら12日の明け方まで火は入りっぱなしです。
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無事に作業が終わりますように。焼成がうまくいきますように。
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火入れが近付いてきました

ご近所は稲刈り真っ最中ですが、登り窯準備真っ最中の楢岡陶苑です。
昨日で窯詰め作業が終了しました。
陶工に頼んで撮ってもらった窯の中からの一枚がこちら。
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みっちり詰まった窯の中。組んだ棚板の向こうにほんのちょっぴりデイライトといったところでしょうか。左側のわずかなスペースが陶工の動きまわる隙間です。もちろん頭や背中や腰は壁をずりずりすっての移動です。作業着に穴があくわけだ。

窯詰め作業の次は窯の入口にふたをする作業に入ります。
耐熱煉瓦を一個ずつ積み上げて、最後にネバで煉瓦の隙間から炎や煙や熱が噴出さないように仕上げていきます。

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ふた作業が終わったら、着替えて窯焚き作業が始まります。着替えるのは、万が一、噴出してきた炎が燃え移っても一瞬で火が巡ってしまったりしないための注意です。フリースやケバ立った生地の服では危険です。とはいっても不燃服に身を包むわけではないので、後はおのれの注意と警戒。いつでも危険と隣り合わせの作業です。「大がかりな本気でする大人の火遊び」と陶工は軽口を叩きますが、大きいやけどや火ダルマなんてことが起きないように、作業中の安全祈願も必要です。

事務所では焼成作業の開始に向けて、窯に供える幣帛と紙垂を作りました。
素人手なので細かいところは勘弁して下さいね。
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あとはお米と塩と御神酒を整えなきゃなあ。

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2011年10月07日

登り窯の窯詰め作業が始まりました。

秋の登り窯の作業が進んでいます。

午前中に、陶芸体験作品と登り窯のために準備した品物の釉薬かけが終了しました。
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今年は少ない方ですが、それでも登り窯一回分の量なので結構ありますね。

夕方ですが、早速窯詰め作業が始まりました。
というのも、窯詰め作業は明日がメインなのですが、腰や肩、膝の負担は少しでも軽減したいのです。

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始めのうちはまだこんなふうに空間に余裕がありますが、上はアーチぎりぎりまで、今、右足を置いている場所にも、もう一列棚が組まれるので、だんだん腕の上げ下げすら自由にできなくなっていきます。今年の恐怖は、今この時に地震来ないでくれ!!!

窯の内部はこんな感じ。
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今日は窯詰め作業のためライトを入れてますが、普段は真っ暗です。
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2011年09月28日

素焼き作業に入りました。-2011秋季登り窯-

9/26で10月の登り窯で焼成する陶芸体験期間が終了しました。
いらっしゃって下さった方々、ありがとうございました。来られなかった方、またこれからの機会にお待ちしています。

作成していただいた品物はしっかり乾いたものから順次素焼き作業に入っています。
お彼岸の頃の長雨でさっぱり乾燥が進まず、作業場ではうめき声ばかりがあがってましたが、天気もよくなり作業も進み始めました。よかったよかった。

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素焼き作業後はかける釉薬別に分類して、施釉作業に入っていきます。
電動ろくろで作成したものは形もなめらかで、いかにも焼物っぽい感じですが、手ロクロで作成したものもスクエア型だったり、波型や面取りの装飾がほどこしてあったりとバラエティに富んでいます。

体験期間の後半に作っていただいた品物はまだ乾燥途中。来週中には登り窯用作品の素焼き作業そのものを終えなくてはいけない日程になっているので、好天が続くことを願うばかりです。
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2011年08月31日

登り窯の修復作業が始まりました

登り窯で焼く作品の指導の傍らで、社長が窯の修復作業を始めました。

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現在、天井のアーチ部分の組み直し中です。3月の地震で煉瓦が緩んでいるので、火が入ると色々漏れだしてくるようです。煙りやら何やらが。窯の中にも焼成中に煉瓦のかけらが降ってくるのも要修復です。焼きあがった製品に煉瓦のかけらが付着していると、もうどうにもキレイに外せません。なんとか削るくらいはできますが、それでも付着した角度や位置によっては無理な場合もあります。まだまだ高温多湿な今日この頃。作業はなかなか厳しいですが、頑張ろう修復。

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2011年08月22日

登り窯の試し焼きしました

お盆期間中に登り窯の試し焼きをしました。崩れてこそいませんが、三月の地震でどれだけの支障がでているのでしょうか。品物はいっさい入れずに空焚きですが、手順は変わりません。(かかる時間は短縮されますが。)

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火入れ前にあちこち修復はしたものの、やはり目視では分からない隙間はあるようです。
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この煙っぷり。やはりどこからか漏れています。

南の土地のように窯の周りが東屋風ならもっと風通しがいいのかもしれませんが、冬季の豪雪に備えて壁もあるので充満してしまいます。大きな扇風機を回して換気しながら薪をくべていきます。

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煙突もすごいことになっています。

今回は8/11の17時に火をいれたのですが、なかなか窯があたたまらず、終わったのは8/12の23時でした。品物が入っていると、もう一昼夜焚くのですが、空焚きなのでここまで。お疲れさまでした。

これから火や煙の漏れた箇所を確認して、本格的な窯の修復へと進んでいきます。頑張ろう!秋の登り窯火入れを目指して。





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2011年08月10日

煙突修復作業

本日の午前中に、登り窯の煙突補修に着手しました。

3月11日の地震であちこち補修が必要となった登り窯ですが、この煙突部分が一番深刻かもしれません。

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なんとなく煙突が傾いているのが分かるでしょうか?
そしててっぺん部分は、なんとシースルー状態になっています。
ズームしてみますね。

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毎年、年三回火を入れている登り窯なのですが、こんな状態なので春と夏はお休みになりました。他県では崩壊してしまったり、避難区域内になってしまった窯もあるので、この程度ですんだのは幸いかもしれませんが、問題は山積みです。

毎年、夏の火入れで募集していた登り窯で焼く陶芸体験作品の募集も、この修復の結果いかんということで延期し、お待ちいただいている状況です。

なんとか秋の火入れができたらいいなあ。

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午後から雨がくるというので、午前中に高温多湿の中、汗だくになって行われた煙突修復ですが、午後の雨は蒸し器の中に霧吹きを吹いた程度でやんでしまいました。もっと夏の雨らしい、雷と一緒に激しく降るのかと思って警戒していたのですが、そうでもありませんでした。あらら。

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2011年04月09日

完成しました-急須レポート-

ガス窯に火を入れてから20時間ほど。(詰め具合等で焼成時間は多少変わります)。
火を落として窯出し準備です。
いきなり扉を全開にしてしまうと、急激な温度の変化で、焼成した品物が割れてしまうので、ゆっくりと扉を開けていきます。
火を消して、1日目は扉をあけずにそのまま。
2日目、約4時間ほどかけて少しずつ扉を開いていきます。
10センチ開けて、一時間後にまた10センチといった具合に。

やっと扉全開!
近付くと熱い空気がむうっと顔を触ります。
まだ200℃前後あるので素手では触れません。
が、一番つやつやとキレイな時なので触ってみたくてたまらなくなります。
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ぱっと見よく焼けました。まずひと安心。
ここで目に見える異常があると全体的によろしくない状況になっていることが多いのですが、今回は大丈夫そうです。
あとは仕上げに高台部分にヤスリをかけながら細部を検品していきます。

時々、パーツ接合したあたりにちりめんジワのようなひびが入ってたり、がりがりとした異物が突出してたりします。
この異物は地元で採取した土を使用しているためとオール天然材料で釉薬を調合しているためで、土づくり、調合の過程でフィルターを通してはいてもやはり百パーセント取り除くのは難しい…。

大きさや形状によっては「個性」になりますが、ケガの懸念があるものはソク弾きます。
色も形もものすごくいいのに、この異物がよ〜、というのが一番こたえます。
なかなか踏ん切りがつかなくて所定の場所に片づけられず、なんとなく作業台の上に置いといてみたり。

さて検品も終了!
ふたのすり合わせをして…
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完成です。
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2011年04月03日

施釉後半戦、いざ本体〜急須レポート〜

あれやこれやでのびのび中の急須レポート。
施釉後半戦(実際は同じ日にすべてこなしてしまうのですが)、本体の施釉です。

素焼きの窯出しをしてみがき作業が終わると、フタと一緒にカツラの部分に撥水処理を施します。
これも焼成時にこぼれた釉でフタと本体がくっついてしまわないようにです。

まずは、将来、お茶抽出中に水漏れしないようにあめ釉で内塗り。
次に外側に海鼠釉。
かけすぎると取っ手から滴のように釉が垂れさがってしまいます。
「垂れが好きだ!ツボなんだ!!」という方も少なからずいらっしゃいますが
湯呑や茶碗のように本体の表面に沿って垂れるのではなく、「下がって」しまうわけで、
あまりに度がすぎると生活の中に入って後、何かの拍子にぶつけて破損しやすくなるためほどほどに。

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注ぎ口が海鼠釉でふさがっているので、
穴の部分を軽くつついて余分な釉を落とします。
落としすぎないように注意注意!
カツラと縁に落ちた海鼠釉もスポンジでふき取ります。
こちらもふきとらなくてもいいとこまで落としてしまわないように。
そして作業中に息を詰めすぎて呼吸するのを忘れないように。

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油断すると押さえている左手が触れている部分の薬がぱらぱらとはがれてしまうので
右手も左手も気を使います。

施釉が終わったら素焼き前に決めたフタと本体のペアリングをまちがえないように組み合わせていよいよ窯詰めです。
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どうかどうかうまく焼けますように。

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2011年02月24日

フタに釉薬かけてみた-急須レポート

一段落つきました。
次の窯出しまで、そして見本市に出した品物が戻ってくるまでの一瞬ですが。
久しぶりに急須レポートの続きにいってみたいと思います。

前回が乾燥編でした。
この後、素焼きをするのですが、ヒビが出た脱落急須をはじいて、一個ずつ濡れスポンジで埃をぬぐう地味な作業なので飛ばします。

さっそく釉をかけてみました。まずはフタから。
内側はこんな感じ。
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カツラに接する部分にロウや撥水剤を塗って釉をはじく処理をしてから
本体で抽出中のお茶の真上になる部分にあめ釉をかけます。
(黄色い釉が本焼きすると茶色く発色します。)
今回は撥水剤を使用しました。


撥水処理をするのは本焼きもフタと本体を一緒に焼くので、
垂れた釉薬が接着剤になってくっついてしまわないように。

あめ釉をかけたとき、撥水剤の上に釉が付着しますが
しっかり弾いてくれるので濡れスポンジで簡単にぬぐい取れます。
あとは手を抜かないように、必要な釉まで落としてしまわないように丁寧に。

表側はこんな感じ。
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海鼠釉をかけたところです。この灰色が焼くと青く発色します。
釉をかけると空気穴がもれなくふさがってしまうので、一個ずつポンスで穴と穴周辺の釉を落としていきます。
穴周辺は本焼きで溶けた釉で再び穴が埋まってしまうのを防ぐため。
釉薬を残しすぎて穴がふさがるか落としすぎて穴周辺が素焼きっぽくなってしまうかは
焼いてみないと分かりません。

これから同じように縁の海鼠釉も削り落していきます。
根菜の面取りみたいな要領で。
こちらは釉薬を残しすぎると本焼きで溶けて流れてフタと本体が一体化してしまいます。
焼いてみないと分からないというのは、加減によっては全滅なのでなかなかシビアです。
どきどきどきどき。

本体の施釉は後編で。

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2011年01月19日

地味に忙しくなってきました

相変わらずの雪模様。
積もった雪と屋根からの落雪で窓がふさがれ、
北国っぽい薄暗さと閉塞感があちこち増してきた楢岡陶苑です。
悪天候と雪の深さから、来店されるお客様はめっきり少なくなりました。
これはまあ、毎年のことなんですが(苦笑)

お店は静かですが、工房は多忙な時期になりました。
日常の注文品に加え、退職祝いの記念品や卒業記念品などといった注文が増え、
来月には秋田市で問屋さん主催の見本市がふたつ予定されています。
可能な限り同時進行で進めていきます。

記念品は数も多く名入れ希望のものがほとんどなので、その分時間がかかります。
数が多い場合は、まだ柔らかいうちにハンコで名入れをするのですが、
このハンコ押しがラクそうに見えて、その実、結構難しいのです。
こんなところに落とし穴が〜!という感じ。
(そのため「名入れ代」を頂戴しております)

ろくろを回して成形したものは回転で粘土にねじれが生じているのですが
乾燥中にこのねじれが元に戻ろうとするため、
押したときはまっすぐだったのに、乾いたら斜めになった〜という事態が発生します。

コレを回避すべくどれだけ元に戻りそうかを見極めて作業を進めて行くのですが
その加減が慣れないとよくわからん…。
想像外の技術が要求されていることだけは分かるのですが。

諜報員も、仕上げ作業だ、釉かけだ、と
工房の方に引っ張られることが多くなり、お店番が不在ということが増えてきました。
もし来店された折、誰もいませんけど〜?という状況でしたら
事務所脇のインターホンを鳴らして下さい。
ロクロ場、窯場、陶芸教室とどこで作業していても聞こえるようになっています。

ちなみにインターホンは小さいですが案内板がありますので
すぐみつかります。
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大事なとこだけちょっと拡大。
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