先日の東北十窯陶磁器展にて買ってきた品物をご紹介します。
1、岩手県百目木舎さんのお皿です。

動物を描いた絵皿が主とする窯元さんです。
購入したのは「マヨったっていいじゃないか皿」。
ニンジンにうさぎがマヨネーズをたっぷり絞りだしている絵柄です。先日結婚した友人へのお祝いに。
他にも「煮詰まったっていいじゃないか皿」(うさぎが大鍋でニンジンを煮込み中)
「つまずいたっていいじゃないか皿」(うさぎがニンジンにつまずいてずっこけ中)もありました。
経済状況が許せば、羽織袴姿のサイが電話している「サイですか」水差しも欲しいところでした。
がんばろう!!来年まで500円貯金でも…。
その2、青森県津軽焼き高野工房さんのフリーカップ

去年はマグカップを買って帰りました。
「今年も買いに来ました〜」と言ったら、隣のブースの会津焼きさんに「同業者が買うの〜?」と言われてしまいました。
だって〜。
うちで同じ形を作ったとしても津軽焼きにはならないんですよう。
さらにうちの特徴は素朴さなので、デザイン性の高いものはないんですよう。
窯元の高野さんはなかなか味のあるよい方で、毎年お話するのが楽しみな方です。
今年のマイヒットな話題は風鈴でした。
大きな風鈴を作ったらいい音がするだろうと思ったら超低音になったとか。大小色々な風鈴を並べて下げていると、ある瞬間それぞれ勝手に鳴っている風鈴の音が偶然メロディに聞こえるときがあるそうで、それは映画エクソシストの曲に聞こえるんだとか。
去年手ぼりしていると聞いた井戸の深さは3メートルから7メートルになっていました。進みましたね〜。
弘前市内に工房があるそうですので、近隣に行かれたときはぜひ!風鈴の奏でるエクソシストのテーマを聞いてきて下さい。
そうそう連絡手段は、携帯をお持ちではなく電話もあまり好まれないそうで「急ぎの場合はお葉書で〜」とおっしゃっておられました。
よい方ですねえ。
最後に話はお買物からそれますが、上記の会津焼きさんからも印象深いお話をききました。
こちらの窯元さんは急須などの注ぎ物がお得意の窯元さんです。
ウチは隣のブースで醤油差しを並べていたのですが、思わずひっこめたくなるほど素晴らしい急須を並べられていました。
まったく同じものを寸分たがわず百個作れと言われたらできる技を修行して習得したものの、手作りものがはやっている昨今、まったく同じものを作ると型抜きだと言われてしまうのだそうです。そのため、あえて全部違うように作っているそうです。
この話を伺って私自身も、一個一個違うのが手作りの特徴だと思い込んでいたように思いました。
寸分たがわず作るという技も確かにあるのです。こちらの技を習得する方がむしろ困難です。
一個一個個性がある、という謡われ方をされることが多い手造り品ですが、同じものを大量生産できるという技も消えて欲しくないものよのう、と思った次第です。
posted by UH.Komatsu at 17:36|
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